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市販シップ薬の基本知識【3分解説】

こんばんわ、椎間板ヘルニア歴15年のケイタです。


今日はシップ薬(貼り薬)の基本的な解説です。


よく分からんけどとりあえず貼ってるーって方は3分ください。



まずはじめに、シップ薬ってたくさんありますよね。


胃薬や目薬もたくさんありますが、成分や効能効果が違うからたくさんあるんです。


ただ、シップ薬の効能効果は「痛みを止める」ほぼ1種類のみ。


形状が違ったりするだけです。


よく聞かれますが、基本的にシップを貼ったから早く治る…という事はありません。ただの痛み止めと思ってください。


だから自分だけで選ぶとしたら、シップ薬はいちばんカンタンなんです。


では行きましょう!


シップ薬の種類


シップ薬は正式には『外用消炎薬』って言います。


外用消炎薬は、大きく分けると

貼り薬
塗り薬

ですね。


今日は「貼り薬」についての解説です。


基剤


・ハップ剤

白くて分厚いシップです。

長所は水分が多く含まれているので冷やす力が強いこと。

短所は成分の効きがテープ剤より弱いことと、はがれやすいこと。


・テープ剤

ペラペラのシップですね。

長所は成分の吸収がいいことと、はがれにくいこと。

短所は冷やす力が弱いことですね。


成分


成分!って聞くと難しそうですが、全然多くないので問題ないです。


市販薬に使われる成分は4種類しかありません。
(第1類でロキソニンテープがありますが、今回は除外します)


弱い方から

サリチル酸系

インドメタシン

フェルビナク

ジクロフェナク


の4種類です。


細かい説明は省きますが、いちばん弱いサリチル酸だと疲れを取る程度ですが、いちばん強いジクロフェナクは寝違えのような強い痛みにも対応可能です。


肌への影響


かぶれが一番の軽微な副作用なのがシップ薬。


薬だと成分が強いと副作用が強い…んですが、シップ薬の肌荒れはちょっと違うんです。


結論から言うと、

『成分が弱い製品ほど肌荒れが起こりやすくなります』


なぜでしょう。


これは『主成分が弱い製品だと効き目が弱いので刺激性の成分をプラスしている』のが原因です。


高価格のシップは「強い」よりも「浸透しやすい」から効くんです。だから刺激性の成分も入れる必要がないんですね。


肌が弱い方は効き目のいい高価格なものを選んでください。



冷感と温感と使い分け


これも店頭でよく聞かれます。


大前提は『貼って気持ちがいい方を使ってください』です。


ただ、温感はトウガラシ等の刺激性物質で温めているので、「ポカポカ」でなくて『ジンジン』とする温かさです。


なので、荒れやすいんですね。冷感で荒れる方は止めた方がいいでしょう。


冷感を「使わなければいけない」時は、急性の症状のとき。

腫れている、熱をもっている…こんな時はテープ剤でなくて冷やす力が強いハップ剤を使ってください。


慢性の方は温感の方が良いんですが、かぶれたら元も子もないですからね。


温感か冷感か…より、成分に重点を置きましょう。



持続時間


市販薬は基本的に「半日」と思ってください。

14枚入りなら1週間分ですね。


ただ、上にある「ジクロフェナク」という成分は24時間効き目が続きます。


効き目が強い上に24時間持続するので、「フェルビナク」よりおすすめです。

1枚あたりの価格は変わらないので、ほぼ半額で強い効果が期待できます。



副作用


肌荒れ以外の副作用はあまりありませんが、喘息の悪化があるので喘息の方は気をつけてくださいね。


まとめ


結局、シップ薬は

形状で2種類
温感か冷感かで2種類
成分で4種類


これだけなので16パターンの中から選ぶだけなんです。

間違っていても効きますしね。


そう考えると難しくないでしょ?


また改めて症状別にオススメシップ薬の記事を上げますね。


ではまた。

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