リポビタンDとアリナミンVの違い
こんばんわ、ドリンク剤はチオビタ派のケイタです。
さて、先日は高麗ニンジンやそのドリンクについて解説しました。
ただドリンク剤の両巨頭、リポビタンDとアリナミンVの解説をしていなかったので、今回はこの2商品の比較検証です。
今回は比較なので歴史はすっ飛ばしますね。
▼リポビタンD
リポビタンDは初のドリンク剤で、各社から対抗してほぼ同じ成分のドリンクが発売されています。
分類はコンビニやスーパーでも販売可能な指定医薬部外品です。
チオビタドリンクやエスカップ等はリポビタンDとほぼ同じ成分なので、この解説を置き換えて捉えて頂いてOKです。
そのリポビタンDの成分は
タウリン 1000mg
イノシトール 50mg
ニコチン酸アミド 20mg
ビタミンB1 5mg
ビタミンB2 5mg
ビタミンB6 5mg
無水カフェイン 50mg
となっています。
主成分はCMでおなじみ、タウリンですね。
▼タウリンとは
タウリンの解説が農林水産省のHPに掲載されています。
タウリンは、生体内で遊離した状態で存在する含硫アミノ酸様化合物の一つで、イカやタコ、貝類、甲殻類及び魚類(心臓・脾臓・血合肉)に多く含まれています。水溶性なので、汁ごととれる鍋物やスープ等に利用すると有効に摂取することができます。最近は栄養ドリンクの主成分として使用されていますが、これは肝臓の働きを活発にする機能があるからです。その他、タウリンには次のような働きがあります。
【タウリンの働き】
・血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす。
・血圧を正しく保ち、高い血圧を下げる。
・肝臓の解毒能力を強化。アルコール障害にも効果的。
・インスリン分泌を促進し糖尿病の予防・治療に有効。
・視力の衰えを防ぎ、新生児の脳や網膜の発育を助ける。
全身に必要ですが、主に肝臓の働きをサポートする成分なんですね。
このタウリンとビタミン各種が配合されているのが、リポビタンDです。
ドリンクによって差がありますが、市販のタウリン系のドリンクは配合量は1000mg〜3000mgが多くなっています。
このリポビタンDは1000mgですね。
▼アリナミンV
これに対してアリナミンVの成分が以下の通りです。
フルスルチアミン塩酸塩
(ビタミンB1誘導体) 5mg
ビタミンB2 2mg
ビタミンB6 10mg
ニコチン酸アミド 25mg
L-アスパラギン酸ナトリウム水和物
125mg
無水カフェイン 50mg
アリナミンVはタウリンが配合されていません。
その代わりに「フルスルチアミン」という成分が配合されています。
▼フルスルチアミン
このフルスルチアミン、ビタミンB1誘導体という名前がついていますが、これ自体はビタミンB1ではありません。
名前の通りビタミンB1を誘導する成分で、吸収されたあとにビタミンB1となります。
このビタミンB1の働きはアリナミンだけの話ではなく、身体にとって必要不可欠なものです。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換するビタミンなので、疲労回復にはピッタリなんです。
因みにこのフルスルチアミン、原料はニンニクなので改良はされましたがまだまだニンニク臭があります。
(僕はニンニク苦手なのでアリナミンシリーズは全てアウトです、残念)
▼成分の差
と言うことでそれぞれのウリである成分とそのカンタン解説をしましたが、どう優位性があるんでしょう?
・タウリン
リポビタンDのみ
・ビタミンB1
リポビタンDはビタミンB1として5mg、アリナミンVはビタミンB1誘導体として5mg
・アスパラギン酸(アスパラギン酸はアミノ酸の一種)
アリナミンVのみ
他は大して変わりません。
確かにビタミンB1は吸収されにくいので、誘導体の方が優位です。
・リポビタンDの優位性
タウリン1000mg
・アリナミンVの優位性
ビタミンB1が誘導体である
アスパラギン酸が配合されている
この2つの対決という図式になります。
▼どちらが効くか
というわけで結論。
どっちも大差なし!!
はい、ここまで引っ張ってコレかい!!的な結論になりましたが、そもそも200円くらいのドリンク剤の効き目は「プラセボ+カフェインの覚醒作用」によるもの。
大して変わりません。
価格はリポビタンDの方が安いので、基本的にはリポビタンDでいいでしょうね。
ニンニクが好きで、臭いも気にならないって方はアリナミンVのほうが効いた気がするはずです。
先ほども少し書きましたが、やはりカフェインの覚醒作用がドリンク剤は大きいと感じます。
これもいずれ記事にしますね。
ではまた。
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