みづき

東京電機大学建築学科卒→ミラノ工科大学院ランドスケープ専攻2年目

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マガジン

  • 建築・ランドスケープ系海外大学院の情報

    ミラノ工科大学院入学にあたり、情報獲得に苦労した経験を踏まえ、少しでも参考になればと思い、作成中です。

  • エッセイ

最近の記事

イタリアのミラノでランドスケープを学ぶ ~1年目を終えて~

ミラノ工科大学修士課程で、ランドスケープアーキテクチャを学んでいる、みづきです。 2年間のプログラムのうち、半分を終えた時点で執筆した記事を公開します。 前半の1年間、どのような経験をしたか、皆さんにお伝えできればと思います。 また、こちらの記事と同じ内容となっております。 https://www.lagroupstudio.com/post/イタリアの街ミラノでランドスケープを学ぶ イタリアってどんな国?首都:ローマ 宗教:カトリック教 人口:58.426.000人

    • 入学方法

      大学院の基本情報まず、私が通っているコースの基本情報です。 入学方法受験資格 建築や農業などの学部(以下)に通っている必要があります。 A Bachelor Degree in Architecture, Urban Planning, Landscape Architecture, Landscape Planning, Civil or Environmental Engineering, Forestry, Agricultural or Environmental

      • 雲の上

        そういえば、山のふもとを出発したときは、霧が立ち込め、冷えていたはずだった。 少し急な上り坂を登り切った今、たった1時間前のことを懐かしく思う。 背中にはじんわりと汗が滲み、空には鮮やかな青が広がっている。 目の前に現れた石造りのアーチの向こう側には、1本道が見えた。 まるで、アーチを潜り抜けてくださいと言わんばかりだ。 1本道に足を伸ばし、歩き始めて初めて気が付いた。 「雲の上にいる。」 斜面を見下ろした先に見えたのは、一面に広がる雲。 真っ白な雲海は、太陽を反射して眩しい

        • ミラノのレディー

          鮭おにぎりを握って待っていてくれたので、日本を発って20時間もしないうちに、予想外にもお米にありつけてしまった。 拍子抜けしながらも、部屋に案内される。 写真で見たよりも落ち着いた趣きがあり、居心地がよい。 3.3mの天井高と、1800年代のアンティーク家具のおかげであろうか。 家探しにはいちばん苦労したが、結局日本人に頼ることにした。 家主が日本人とはいえ、どんな人なのか、どんな雰囲気の家なのか、すべて運任せ。 イタリアへ来たこともなければ、尚更想像がつかない。 出会

        イタリアのミラノでランドスケープを学ぶ ~1年目を終えて~

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          2本
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        記事

          不完全

          バイトが終わって直帰すればいいものを、1時間半もかけてフィルムの現像に行く。 目的は、現像だけではない。おまけで付いてくるサンプル写真が、密かな楽しみだ。 前回現像したネガと、数枚のサンプル写真を、A4でもA3でもない大きさの薄い紙袋にまとめて入れてくれた。 紙袋がショルダーバッグに入らないので、仕方なく手で持つ。 早く開けたくて仕方がない。 外は大粒の雨が降っていた。 雨の中、紙袋を濡れないよう手で抱えると、尚更愛着が湧いてくる。 駅に着くや否や、胸の高鳴りは最高潮