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実家の台所で気づいた親子間ギャップ

実家に行くことが増えて
生活をサポートするようになり
本腰を入れて
実家を片づけることにした

とはいえ
回復してきた父は
自分のペースを取り戻そうとしているし、それ自体は喜ばしい

だから片づけペースは
父と相談しながら

まずは台所
物量が多そうなわりに
父は台所のものに無関心だからだ

全く管理されずに放置され
把握できていないモノが詰まった
引き出しや棚の中を片づけ始めて
改めて物量に驚いた

何箱もあるだしの素やレトルト食品
何本もある油や調味料
使いきれない割り箸、袋、布巾
未使用の便利グッズ

賞味期限内の食品は
レトルトご飯ひとつだけで
他は数年前に切れている

洗剤のストックも
聞けば5年以上前のものだと言う

油は古布に染み込ませて
その他の液体は捨てて容器を洗って
箱に入ったものは中身を出して
箱は古紙回収へ

包装されているものは中身を確認して
ルールに合わせて分別して
空になった引き出しを拭いて…

なんでこんなにたくさん買ったまま
仕舞い込んでるんだ、と思ったが
時代の影響も大きそうだ

父たちは、モノを手に入れるのが難しかった一方で、捨てるのは簡単だった時代の人

私たちは、モノは簡単に手に入るけど、捨てるのが大変な時代の人

実家の片づけの難しさは
このギャップなんだろうなぁと
しみじみ感じる雨の土曜日だった