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【高橋涼夏 -後編-】満身創痍のゼミ活動

こんにちは、佐藤大輔ゼミ編集部です。

今日はゼミ生紹介とのことで、19期(4年生)の高橋涼夏さんを取り上げたいと思います。
前編では、佐藤大輔ゼミに入るまでやゼミ生活中心にお聞きしてきました。
前編はこちら

後編ではゼミ生活の中心でもある本ゼミやサブゼミについてお聞きしたいと思います。
では、どうぞ!


1.  悪戦苦闘を乗り越えて成果を掴んだ本ゼミ

ー では、本ゼミについて教えてください。

本ゼミのテーマは「性教育」を取り上げました。
きっかけは自分が子宮内膜症を患っていたことや、札幌市の中絶率が他の都会と比べても高いなぁと、ふと思ったことがきっかけです。

あとは、今の教育現場では十分な性教育ができていないと私が高校生の時に思ったことや、調査をして家庭や教育現場からも性教育が足りていないと声があったことで本格的に取り上げることにしました。

ー とてもセンシティブな内容とも見えますが、どのような成果を挙げることができたのでしょうか?

結果としては、クラウドファンディングで25万円集めて、自分で作った性教育の知識についての冊子を4校に寄贈、またリターンとして多くの人に配布できました。
あと、岩見沢と紋別の高校で性教育に関する授業もさせていただきました。

ー てんこ盛りですね。順番に1つずつお聞きしていきたいんですが、クラウドファンディングについて教えてください。

実費で冊子を大量に作ることはできないと判断して、クラファンで集めることにしました。

クラファンはゼミで初めての取り組みだったので、審査や訴求文、リターンの設計など色々大変な部分はありましたね。

クラファン成功!

ゼミ生や佐藤大輔ゼミのOBOGも協力してくれて、目標達成金額集めることができたのはすごい嬉しかったですね。

ー 自分のやろうとしていることに応援のお金が集まるってすごいことですよね。お金を集めて冊子を作り始めたと思うですが、そこから大変だったことはありますか?

高校へ寄贈する過程が一番大変でした。
母校へ寄贈する予定で高校や校長の許可も降りていたのですが、頓挫しかけました。

各学校の校長同士の会話に、私が作った性教育の冊子を配布されると話題に出たらしいんですよ。
それで、冊子の内容が文部科学省の規定を批判していると捉えられちゃって、「公立高校がその冊子配布に肩を貸していいのか!」みたいな流れで一旦白紙になりました。

噂を聞きつけた他校の校長が私の母校に電話やら、教育委員会が動くみたいなことになって、その時は流石にメンタルがやられましたね。

ー そんな大事になっていたのですね。それらの苦難を乗り越えて、冊子の寄贈や高校での授業につながるのですね。

そうですね。
友人が教師の方と繋いでくれたり、協力してくれた方の弟が教師だったりして、冊子の配布や授業の話を持ってきてくれました。

冊子を見た高校生にアンケートを取ったら「冊子によって性教育が改善された」との声もあって、自分がやってきたことが形になって嬉しかったですね。

ー そこまで経験すると達成感も大きそうですね。

頑張ったかいがあったと語る涼夏さん

2. リーダーは汚れ役

ー では、次に涼夏さんの取り組んでいたサブゼミについて教えてください。

私は業界地図プロジェクト(現:knowth)に所属していました。
北海道の道内雇用の促進を目的としたプロジェクトで「北海道の業界地図」の第二版を出版しました。

私はリーダーを務めていたので、組織の部分の仕事が大きいですね。
リーダーは汚れ役だと割り切っていたので、周りを萎縮させた時もあったかもしれないですけど、言いたいことは正直に言うようにしていました
ちゃんとオブラートに包んでいましたよ!

過去の話ですが、大事な連絡なのに2日返事が帰ってこないこともあってストレスを感じていたので、連絡をしっかり取れる環境作りなどはしていました。

ー リーダーとして務めた業界地図プロジェクトですが、そこから得たものなどはありましたが?

個人でやる本ゼミと違って、サブゼミは大人数でプロジェクトを回すじゃないですか。
そんな機会って中々ないと思うんですよ。

色んな考えが人数分生まれるので、擦り合わせていくのはとても大変でしたが、とても良い経験になりました

あとは、やっぱりサクサク進める人と手こずる人はいて、苦手な人へどのようにアドバイスやアプローチをするか学ぶことができましたね

ー これらの経験を通して、今後の生活に生かされると思いますか?

前編でも話しましたが、私は春から大学院に進学します。
大学院の面接でも聞かれると思ったのですが、全く触れられなかったですね(笑)。

なので、就活も一度もしていません。
でも、これまでしてきたゼミ活動は社会に活きる自信がありますね。

ー 今後がとても楽しみですね。涼夏さんにとって佐藤大輔ゼミはどんな場所だったのでしょうか?

佐藤大輔ゼミは、自分のやりたいことと社会的にやるべきこと、両方を兼ね備えた場所でだったと思います。

学生以上のことに挑戦できたし、社会人が経験するであろうことを経験できたのでとても良い環境だったと思います。


これからを明るく考える涼夏さん

3. 人間として最低限のことができればいい

ー 最後に佐藤大輔ゼミにこれから入ろうと思っている方へメッセージをお願いします。

何事もほどほどに頑張ってください。
佐藤大輔ゼミにいれば、自ずと力はつくと思うので今現在で特別秀でたものは必要ないと思います。

当たり前を最低限できれば、誰でも頑張れると思いますよ。

ー 当たり前をもう少し教えてください!

ん〜。
みんな忙しいのが当たり前なので、自分を特別扱いせず、自覚を持つことじゃないですかね。

思いやりがあって、人間として最低限のことができれば大丈夫だと思います!

まとめ

同期とのゼミ活動の話はあまりしなかったので、とても苦労していたり、頑張っていたり、インタビューを忘れて、思い出に花が咲いてしまうところでした。

大学院で研究した後、どのような選択をするのかとても楽しみです!

前編はこちら


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