タクシーアプリ「GO」の裏方プロダクト

はじめまして

はじめまして。Mobility Technologies プロダクトマネジメント部の友松と申します。ブログリレーの第4段、私の担当しているプロダクトのご紹介をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

タクシーアプリというと

  • タクシーを呼ぶためのアプリ(乗客側)

  • タクシーの手配依頼を受信するためのタクシー車載アプリ(タクシー側)

から構成されているイメージを持たれる方が多いかと思います。

今回ご紹介するプロダクト

私の担当しているプロダクトは、タクシーアプリ「GO」を導入いただいているタクシー事業者さんが、「GO」を運用していくために必要な様々な機能を提供しています。今回はタクシーアプリの裏方プロダクトをご紹介できればと思います。

タクシーアプリの裏方プロダクトは、タクシー事業者さんをはじめ社内でも「タクシーモニター」通称「タクモニ」の愛称で呼ばれ、日本全国のタクシー事業者さんで24/365利用されているプロダクトです。

タクシー事業者さん向け機能が10種類30機能、社内向け機能が4種類41機能、全体で14種類71機能を備える規模となり、すべてをご紹介するととても長くなってしまうので、今回は乗務員さんが出社してタクシーに乗り込み、営業を開始してから、業務を終えて車庫に帰るまでの流れに沿って、「タクモニ」がどう関わっているのかをご紹介できればと思います。


1. 出社後、タクシーに乗り込み車載アプリに乗務員さんがログインをする

乗務員さんが出社後、乗務するタクシーに乗り込むと、車両に設置されている「GO」の配車を受信するためのアプリがインストールされた車載端末に自身の社員番号を入力して「ログイン」をします。「ログイン」をすることで、「GO」の配車を受信することが可能となります。

「タクモニ」ではこの車載端末にログインをする際に入力する社員番号を「乗務員マスタ」という機能で管理し、社員番号の他に乗務員さんの氏名などを取り扱っています。

2. 出庫して営業を開始する

乗務員さんが出庫して街なかを移動します。「タクモニ」には「リアルタイム運行管理」という機能があり、「GO」の車載端末を搭載している車両が今どこを走っているのか、「実車中」なのか「空車」なのかなど、車両の位置情報と状態を地図上にプロットして表示しています。「実車」や「空車」かなどの状態は色で表現され、タクシー事業者さんが任意に色を設定できるようになっています。

3. GOの配車依頼を受信し応答する

タクシーを必要としているお客様からの配車依頼を受信しました。車載端末に通知が入り、乗務員さんは配車依頼に応答します。乗務員さんが配車依頼に応答し配車が確定すると、お客様のアプリには進行中の車両のプレートナンバーや車両のイメージアイコンが表示されます。「タクモニ」では「車両マスタ」という機能で、車両のプレートナンバーや車両のアイコンなどを管理しています。

4. 乗務員さんがお客様のもとに向かう

「タクモニ」の地図上には「迎車」の色で車両の現在地が表示され、「配車履歴」という機能から、車両が迎車中であることを確認できるようになります。

5.お客様が乗車される

お客様がご乗車されました。タクシーに設置されている後部座席タブレットからシートベルトの着用をお願いする自動音声が再生されます。また、後部座席タブレットから乗車中のタクシーの料金表を確認することができます。「タクモニ」では後部座席タブレットに表示する料金表や、シートベルト着用や降車時のお忘れ物確認の自動音声再生などを管理する「後部座席タブレット管理」機能があります。

6.お客様が降車される

目的地に到着しお客様が降車されました。降車されたお客様はアプリからご乗車について「評価」をすることができます。お客様からの貴重な評価を「タクモニ」で確認できるようになっています。

また、お客様のアプリには利用履歴として乗車が記録され、乗車地や降車地、乗車した車両情報などの他、車内に忘れ物をした場合などタクシー会社に直接お問い合わせができるよう、会社名や連絡先の電話番号が表示されています。「タクモニ」ではお客様のアプリに表示する「会社名」や「お問い合わせ先の電話番号」を「営業所管理」という機能で管理しています。

7.業務を終えて乗務員さんが帰庫する

1日の業務を終え乗務さんが帰庫します。乗務員さんは乗務員端末からログアウトし今日の売上を会社に納めます。「GO」アプリ経由でお支払いいただく「GO Pay」などは後日タクシー事業者さんにお支払いがされるため、後日お支払いとなる「GO」に関連する決済情報をプリントアウトできるようになっています。乗務員さんは、今日の売上とプリントアウトした「GO」に関連する決済情報を会社に提出します。


最後に

まだまだ様々な機能がありますが、イメージしやすいように乗務員さんの一日に沿って、「GO」の裏方プロダクト「タクモニ」がどのように関わっているのかをご紹介させていただきました。

タクシーアプリ「GO」は、タクシーアプリ「JapanTaxi」と「MOV」が統合して誕生し、今回ご紹介させていただいた「タクモニ」は旧「MOV」がタクシー事業者向けのプロダクトとして開発をしていたものになります。「タクモニ」と同様のプロダクト「JPP」がもう1つ存在し、こちらについても後日、担当プロダクトマネージャーがブログをアップする予定ですのでそちらも楽しみにお待ちください。

「GO」の運用が「GO」のお客様であるタクシー事業者さんのご負担とならないよう、すべての機能がタクシー事業者さんの目線で設計されています。
「どうする?GOする!」の裏にはこんなプロダクトがあることをお知りおきいただけると幸いです。

ありがとうございました。


Mobility Technologiesではプロダクトマネージャーによるブログリレーを展開中です。各プロダクトについての詳細や、その苦労や工夫について、ぜひ他の記事も読んでみてください。

また、Mobility Technologiesではカジュアル面談も実施中です。
こちらから気軽にお申し込みください。


現在、Mobility Technologiesではプロダクトマネージャーとして一緒に働く仲間を募集中です。

Missionは移動で人を幸せにすること。
現代の移動革命を我々と一緒に実現しませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?