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『ビールづくりは女性』

どうも、こんにちは。

神戸三宮にあるビアパブ
“PUBLIC BAL PACINO”というお店で、店長兼、ビール注ぎをやらせてもらったり、神戸ビアクラブの代表を務めさせてもらってます、
日本のビール界の担い手、前田大作です。

このビアノートでは、ビールの基礎知識から少しマニアックな内容まで淡々と書いていきます。
そんなに長文ではないのですらっと読めるとは思います。最後までお付き合い宜しくお願いします。

Beernote〜2杯目〜🍺

本日のビアノート2杯目はですね、
『ビールづくりは女性』というタイトルで
はじめさせて頂きたいと思います。
前回の投稿ではビール製法についてお話しましたが、今回はその“ビールを作っていた人”についてのお話です。

時代は少し進み、いろんな事があり、シュメール人からアッカド人へと支配が変わった紀元前1700年代、メソポタミアの古代都市バビロンには、
『ビットシカリ』と呼ばれるビール製造所兼、ビアホールがいくつもあったそうです。

因みに、僕の大好きなアーティストであるSADSが“バビロン”という2枚目のアルバムを2000年6月7日にリリースしました。
当時高校生だったんですが、IWGP(池袋ウエストゲートパーク)というテレビが流行っていまして、
その主題歌『忘却の空』が収録されているアルバムだったんです。
その曲が好きすぎて、好きすぎて、すぐアルバムを買いに行ったのを思い出しました。

すいません、ついバビロンという言葉でテンションが上がってしまいました…
話を戻します。
そのビットシカリというビアホールでは、
『サビツム』と呼ばれる女性醸造家がビールをつくり、『クバウ』と称する女主人が、仕事終わりの汗臭い男たちにビールを振舞っていました。

この当時は女性がビールづくりのすべてを仕切っていたんですねぇ。
神話によると古代メソポタミアでは、
『ニンカシ』と呼ばれる醸造を司る、ビールを注ぎ続ける女神がいたそうです。 



『美味しいビール、いかがっすか〜?』

こんな軽いタッチではないと思いますが、
日本のビール業界でも女性のビール注ぎ手さん
“ニンカシ”がたくさんいらっしゃいます。

是非、飲む機会がありましたら、
『ニンカシさん、ビール美味しいよ!』
と言ってあげてください。

『はぃ?』って返ってきたら
その方はニンカシではありません。

『ありがとうございます』と満面の笑顔で返事が来たらその方は確実にビールの女神、ニンカシ様です。


♪ニンカシよ〜 あなたは樽からビールを注ぐ、
 チグリス、ユーフラテスの流れのように〜♪



今日の投稿は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

僕自身ビア検定という試験を受験し、ビールの歴史を学んではいましたが、こうやって復習や少しそれた知識を探ってみるとすごく楽しくて、どんどん違う方向に行ってしまいそうになります。笑

また次回、乾杯いたしましょう〜🍻

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