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今日、共同創業者が会社を離れました

こんにちはNPO法人LES WORLDの代表の志藤大地です。

今日、共同創業者のこうすけが、LES WORLDをさりました

今は気持ちの整理をつけるために、このnoteを書いています。

これは、今の感情を忘れないために、僕が僕自身に書いているものです。きっと綺麗な文章でも読みやすい文章でもないと思います

キャスト、サポーターのみんなへのメッセージは下にあります。



3年前、自分の人生に迷っていた僕が出会ったのが、ダンサーのこうすけでした。

国際協力を仕事にしたいと思い飛び出した世界一周、1年間の旅の末

僕は何も見つけることができずに帰国しました。

それから1年、予定は埋まるけど、将来へのピースは埋まらない日々を過ごしました。もう、そろそろ就職のことも考えないとな、一旦3年くらい働く方がいいか、3年経てばきっと何か見つかるだろう。

そんなことを考えいた僕が出会ったのが、ダンサーの田中こうすけでした

一瞬で意気投合しました。国際協力をしたい!と思い方法を探しに旅に出た僕と、国際協力をしたい!と思い孤児院でダンスのワークショップをしていたこうすけ。こうすけは言いました「エンターテイメントなら世界を変えらる気がする」

僕はその言葉に出会った瞬間に「これだぁーーーーーーーーーーー!!!」と心の中で叫びました


出会ってから1月後、僕はこうすけに電話しました

「一緒に起業しーひん?」


2017年の4月、僕は東京のスタートアップでホームレス状態でインターンさせてもらい、こうすけは単発バイトをしてました。

こうすけは就活に落ちに落ちまくり悩んでいました。奨学金が500万ある、これがあるから俺は就職しないといけないんだ。自分に言い聞かせるように、面接に行っては落とされていました。

それを見て、僕の決心はより強くなりました

「分かったこうすけ、俺が奨学金半分返してやる、だから一緒に起業しよう」

これが決め手で僕らはLES WORLDを始めることになりました

でも、二人ともお金がなさすぎて、ミーティングはいつも水道水片手に代々木公園のベンチでしていました。

「いつか世界中の孤児院をエンターテイメントのワークショップをして回りたい」

それが二人の夢でした。


あの代々木公園のベンチから始まった僕らの夢は、アーティストのかず、ミュージシャンのあなごんを巻き込みより大きな流れになっていきました

その道中にも色んなことがありました


金持ちの社長さんにプレゼンしに行って「そんな夢叶うわけないだろう」って言われたり

交通費8000円かけてワークショップさせてもらって、お礼に2000円もらって「赤字だね」って笑ったり

初めての海外ワークショップで、子ども達とメンバーみんなで本気をぶつけあって最後には大号泣

初めてキャストにみんなと行ったワークショップ

たまに会うとふざけすぎて進まないミーティング

合宿場の風呂で語りまくったり、カンボジアの沈む夕日を見たり

喧嘩して、向き合いたくない日もあったし、お互いの存在にここまで救われるのかって日もありました


そして、気づけば「世界中の孤児院にワークショップを届ける」という夢は叶っていました

それも、これも全ては周りで僕らを支えてくれている人たちのおかげでした


LES WORLDを作って2年、僕らは次のステージに進むと決めました

2人で決めた夢は叶った、次は4人でより遠くまで夢を描こう

それでできたのが

LES WORLD DREAM「孤児院の子達と世界的なパフォーマンス集団を創る」

最初2人だった僕らの周りには、もう全国に300人以上の大好きなキャストのみんなとサポーターのみんながいました。自分たちだけなら、描けない夢もキャストのみんなとなら描けると思いました

これまでLES WORLDは2回もお金が底をつきました

1度目はケニアでのテロが原因のワークショップの中止、2度目はコロナが原因です

でも、その度に大逆転の一手を打ってきました

無人島でやったイベントは大成功、法人2周年で4人でディズニーランドに行き、4人で曲も書きました


そして、今日

こうすけはLES WORLDを抜けました


理由は、方向性の違いだと言っていました。

夜中1時から3時まで本気で今伝えなければいけないと思った言葉を彼に伝えました。

これだけ周りの人たちに助けられて、愛されて、俺たちの今があるのに

それを捨ててまで手にしたいものは何だ?

その裏切りの果てに手にした夢を誰が喜んでくれるの?

俺がどれだけ信じて、どれほどの覚悟で毎月毎月、奨学金を肩代わりして返してたと思ってるんだ

これまで辞めたいって言う度に、こうすけのできる仕事にして、夢を応援して信じてきたのに

俺が世界中の誰よりも、お前の可能性にかけてたのに

僕らの描く夢にはこうすけの枠が、くっきりと描かれていたのに



最後にこうすけは僕らに聞きました

「3人が俺を引き止めるのは俺が3人にできないことができるから?」


僕は答えました

「いや、4人でいるのが楽しいからだよ」



あなごん、かずは優しいからLES WORLDからいなくなっても夢を応援するよって言ってました

僕はそうは思いません

俺らの積み上げてきた信頼、周りからもらったたくさんのもの、みんなで描いた夢

その全部を捨てていくなら、それくらいの覚悟ででていくなら

自分の力で夢を叶えてみせろ

俺らの力を頼るな

俺も頼らない

俺らは絶対に夢を叶える

これまで出会ってきた孤児院の子ども達と、これから出会う子ども達

これまで出会ってきたキャストのみんなと、これから出会うキャストのみんな

みんなと、海外のでっかいシアターの壇上で割れるような拍手と歓声につつまれながら、みんなで手を繋いで有難うございました!って叫ぶ絵が俺の頭の中にはいつもある

絶対夢を叶える

だから、お前はお前で自分の力で夢を叶えてくれ。


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LES WORLDキャスト、サポーターのみんなへ

こんな形の報告になってしまいました。すいません。

4人の姿を見ていたかったと思ってると思います。僕もそうです。

でも、どれだけ思おうと現実は変わりません。僕らはこれまでも全力で今に向き合ってきました。それは3人になっても変わりません

色んな複雑な想いを抱いてると思います。一人一人話を聞けないことが申し訳ない。今回のことで代表として、メンバーがいてくれるのが、当たり前じゃないんだと、痛烈に感じました。

ましてや、キャスト、サポーターとしていてくれる人がいることが、どこまでも感謝してもしきれないくらい有難いことだと感じています。

本当に、本当に、本当に

いつも有難うございます。

僕らは夢の実現に向かって進みます。良かったら一緒に夢を見てください。

NPO法人LES WORLD代表 志藤大地





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