娘のためにその2:micro bit準備[60分]

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プログラムは結局はメモリなのだ、という話をした。では実際にメモリに値を書き込んでもらおう。今回は、そのためのハードウェアの準備になる。

micro:bit という小さな箱を渡したはずだ。これをセットアップしよう。

ググってがんばれ、と言いたいところだが英語のサイトしかないので怖くもあるだろう。まずは本家のサイトからクイックスタートを選択する。このURLを開こう。https://microbit.org/guide/quick/

macOS を選択し、step 1 から進んでいくが、step 2 では Python Editor を選ぶといいだろう(MakeCode Editorではなく)。手順に従えば、micro:bit を動かす(文字のスクロールとハートマークが出る)ところまでは、そうそうハマるポイントもないと思う。まずはそこまで進もう。

動いただろうか。では次に micro:bit を Arduino IDE で動かす準備をする。Arduino(アルドゥイーノ)というのは一般にはデバイスの名前だが、その IDE(統合開発環境) は様々なデバイスに対応しており、プログラミングの学習には最適と言えるため、次回以降もしばらくはこの環境を使ってもらう。

https://learn.adafruit.com/use-micro-bit-with-arduino/install-board-and-blink このサイト("arduino micro bit" で検索すれば見つかる)に従ってインストールを進めて欲しい。Arduino IDE のインストールから始めることになるだろう。

詳細はサイトの解説に委ねる。英語サイトの雰囲気を知っておくのも大事なことだ。サイトには画像もあるのでよく見れば進めるだろう。途中、ダウンロードも含まれるので少し時間がかかるかもしれない。LEDを点滅させるサンプルプログラムを動作させるところまで、頑張ってもらいたい。別にこれは試験ではないので、なにかに躓いたら質問してほしい。なお、滅多なことではMacは壊れないし、取り返しのつかない事態にはならないので必要以上に恐れる必要はない。ただし適当に何かを試してみるときは、何をやったか思い出せるようにメモをとっておくのがいいだろう。それは工学の基本でもある。

最終的に実行して欲しいサンプルコードは以下のものだ。サイトから転載する:

const int COL1 = 3;     // Column #1 control
const int LED = 26;     // 'row 1' led
void setup() {  
 Serial.begin(9600);
 
 Serial.println("microbit is ready!");
 // because the LEDs are multiplexed, we must ground the opposite side of the LED
 pinMode(COL1, OUTPUT);
 digitalWrite(COL1, LOW); 
  
 pinMode(LED, OUTPUT);   
}
void loop(){
 Serial.println("blink!");
 
 digitalWrite(LED, HIGH);
 delay(500);
 digitalWrite(LED, LOW);
 delay(500);
}

Arduino IDE の「新規ファイル」を選択して上のコードを貼り付け、マイコンボードに書き込めば、LEDが点滅するはずだ。

点滅したら準備は完了。ダウンロードやインストールなどの一連の手続きは退屈かもしれないが、プログラマであれば日常的な作業でもある。英語に慣れることも含め、ひとつひとつ確実に進めていこう。

つづく

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