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ずっとありがとう。

V6の活動が本日11月1日に26周年を迎えた。

そして同時に26年間の活動を終える。

その話は3月に突然届いたメールでの告知だった。なぜだろう。そのときは妙に納得したことを覚えている。この納得は、そういう雰囲気が見えた、とかそういうのでは全くなく、むしろ25周年を1年前に迎え、これからもずっと続くんだと普通に思っていたにもかかわらずだ。納得しつつも「やっぱり永遠ってないのか?」とも同時に思った。そのときに思わずツイートした言葉がこれ。

「FC動画見た。なんだろ、本当に前向きな解散の選択で、正直寂しいし悲しいんだけど、「ありがとう」しか出てこない。本当に25年続けてくれてありがとう。去年も思ったけど、こうして幕を閉じることが分かったら尚更そう思えるというか。」

そして、それからの8ヶ月。自分の思っていたこととは大きく違うV6の姿。「解散、なんだよな?」

そう思ってしまうぐらい、この8ヶ月間は、ラストシングルリリース、ラストアルバムリリース、ラストコンサート発表。一気に解散色強いイベントが目白押し…ってなりそうなものなのに、出来上がって見せられた作品は、

「え?まだ続くんじゃないの?本当に終わりなの?」

そのぐらい「前向き」な、そして、過去を懐かしむものでは一切なく、さらに進化していく、「これが今の自分たちなんだ」とあくまでも今を伝える作品ばかりで。もう、本当に、

最後の最後になってから最高見せてくんなよ!バカ!!!!!!

ってなるぐらいで(苦笑)。いや、最後の最後だから、集大成なのか?って思うけれど、いや、まだ見たいよ…って急に発表時点では納得してたくせに、その日が近づくにつれ、ちょ、待てよ!なんでだよ!になるっていう。

ありがたいことに、最後のコンサートツアーに参加することが出来た。そこで、注意事項に「できるだけ皆さんのそばに行きたい」という言葉があった。で、実際に出かけて思ったのは、確かにこれまで以上に近いのだ。コロナ禍で「声を出さない」「触れない」が当たり前になっているからか、そして、それを当たり前にしている自分たちのファンを全面的に信頼してくれての演出なのか、普段よりもトロッコが近い気がした。(気のせいかな?)そして、このコンサートに参加したことでますます、もう、このパフォーマンスを、この6人で見ることはないのだ、ということを、こんなにも惜しい、もっと見たい!って気持ちになってしまった。

10月に入り、いよいよカウントダウン。あらゆる歌番組でも特集が組まれるなど、毎日のようにV6を見ることができた。そこでのパフォーマンスも、確かにメドレーなどでは過去の曲もやるのだが、やはり「今のV6」をしっかり見せられた。ファンだけではなく、たまたま他の出演者目的でその番組を見た人にも「V6の持つ全て」というか「勤続25年の男たち」の熱のあるパフォーマンスを見せ、「これだけやれるけれど、解散するんですよ」と知らしめる。ため息。なんてかっこいいんだ…。

そして、今日、6人でのラストパフォーマンス。

「今のV6」に惚れ惚れし、

「いつものV6」に泣いた。

前に進む「今のV6」のパフォーマンスには、本当に目が釘付けだったし、一つも見落としてはいけないというような使命感を勝手に持ちながら見ていた。そして、実際に生で見たときも感じた「最後の最後まで見せつけてくるなんて、なんてずるいんだ」とちょっと思いながら。そして、井ノ原くん曰く、「一番古い曲は26年前の曲で、ほぼ懐メロですからねw」となるような、コンサートの定番曲を歌う「いつものV6」には「この楽しい時間はもう味わえないんだな」という寂しさと過去の曲からもらったたくさんの応援を思い出して泣いた。泣かずに見られなかった。感情が忙しすぎた。そして、終わった後になんとなく思ったことは、

「この8ヶ月、V6は解散を感じさせないようにしてくれてたのかなあ」

ということ。どうしても発表してしまうと、しんみりしんみりしてしまうんだけど、思えば、結局8ヶ月間、楽しい思い出しか残ってない。最後のテレビ番組が「学校へ行こう」で腹抱えて笑って終わったからかなあ?そして、今日も最後の最後まで「こういう場での挨拶ってどうやったらいいか…、俺たち、解散したことないからさあ!」って笑っていっちゃう井ノ原くん。最後まで、まだ明日があるかのように、未来へと繋いでくれたそれぞれの挨拶。

「ずっとV6を過去にはしない、その曲で。映像で。そして、それぞれのこれからの活躍で。」

って言われてるような…。そんな風に勝手に思いました。


本当に26年間、ありがとう。

ずっとV6でいてくれて、ありがとう。

そして、これからも形としてはなくなるのかもしれないけれど、

ずっとV6であり続けてくれることを伝えてくれてありがとう。

6人が「誇り」と言ってくれたことを胸に、

ずっと前を歩く6人を追いかけさせてください。これからも。

V6に出会ってから26年間、幸せでした。





ああ、今日が終わるの、やっぱり寂しいなあ…(急に)。

最後の言葉で岡田(呼び捨てごめん!)が「ありがとうしか出てこない」って言ってたけど、ホントそれ。

ていうか、ラストステージ終えた後に、新作動画配信するとか、何?どこまでもかっこよすぎる。そして、そんなV6だからこそ、今日が終わるのはさみしいと思ってしまうけれど、明日も楽しくV6をそばに置いて過ごせそうとも思える最後で、本当にありがとう。ただ、ただ、ありがとう。

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