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引き立て宣言

三橋様:

子ども向けのアニメでは、たまに、「熱血脳筋キャラ」が「ライバル的なやつ」とかけっこで競い合うシーンがあります。

熱血脳筋は主人公で、髪とか服とかが赤くて、太い眉毛がキリッと上向いてて、すぐガッツポーズをとります。ライバル的なやつのイメージカラーは青で、髪型がちょっとキザで、高飛車で、ときおり主人公のことを「子どもだな」とか「成長してないな」とか挑発します。

こいつらが、競馬で馬同士が体をぶつけ合いながら直線で抜きつ抜かれつデッドヒートするように、画面いっぱいにお互いの顔を交互に拡大させながら、ぐいぐい競り合うんです。予定調和というかお約束のそれです。よく見る構図です。つい見ちゃうやつ。

三橋さんとちょっとメールすると、すぐそういう心象風景になるのがおもしろいなーと思っています。

まああなたはライバルキャラというよりは主人公補正がかかってるほうなので、この例えの場合、ぼくが髪型をスネ夫みたいにしていかないといけないんですけれども。


三橋さんとメールをやりとりする中で、こういう話題はもしかすると、世の中に読みたい人がいっぱいいるんじゃないかなーっていうのがいくつか続きました。そこで思い切って、公開往復書簡にしてみませんか、とお願いしたところ、主人公は快く承諾してくださいました。非常に感謝しております。

今のところ考えている「ベルザラビット」の主題をお伝えしておきます。もちろんここから外れていってかまいません。けれどもまあ一応。

医療系出版をめぐるあれこれを、「匿名告発座談会」のノリで、ギリギリのラインで、ちくちく突いていこう

というかんじです。

なのにいきなり本名でnote登録するからこいつ大丈夫かなと心配になりました。実名ふたりでやっていいのか。いろいろ怒られないだろうか。

まあいいか。主人公だし。なんかうまくやってくださるでしょう。これからよろしくお願いいたします。即席スネ夫に死亡フラグが立ちました。

(2019.7.1 市原 → 三橋さん)