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病理医ヤンデル、SNS医療のカタチのために小説を書く。



こんにちは。病理医ヤンデル( @Dr_yandel )です。

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実在しています。よろしくお願いします。



今日、封印していたnoteの機能をひとつ開放しました。

記事の下段に「サポート欄」を儲けました。



じゃなかった、設けました。



新しい記事の3行目で早くも両目がドルになるタイプの誤変換をしてしまい恥ずかしいです。しかし、胸を張って先を続けます。



今後、私のnoteにサポートいただいた金額は全額、わたしが参加・応援している「SNS医療のカタチ」に寄付します。

例外はありません。サポート機能を使わなくなる日は来るかもしれませんが、サポート機能を使い続ける限り、いただいたお金は全額、SNS医療のカタチの活動費とします。


「SNS医療のカタチ」は、私を含めた医師4名がボランティアでやっている活動です。

4名は、これによって収益を得ていません。これからも得なくていいとおもいます。てかここでお金もうけしたら、キャリアに差し障ると思います。マジで。

じゃあなぜ、私はいまさら、noteのサポート欄を使って、SNS医療のカタチにお金を入れようと思ったのか?

たぶん今までどこにも書いてないんですが、ここには私のすごくめんどくさいジレンマがあります。





SNS医療のカタチのオリジナル3(大塚・堀向・山本)の、これまでの活動は、すごく人の目を引いてきました。

人にやさしいし、言葉に力があるし、何より見ていてぐっとくる。

以下に、私がnoteに書いた「彼らの活動実績」を貼っておきます。

内輪の私がいうのもあれですが、これらの場にいた人々はみんな、ドチャクソに感動していたようです。

すごい、すごい。

みんな、たくさんのものを持って帰った。会場の熱気がすごかった。いいイベントだ、奇跡のメンツだ、すばらしいコンセプトだ。

べたぼめ。

ほめられたね、よかったね――



――では終わらなかった。

感動のウラには(私にとって)すごくでかい問題が潜んでいたのです。



SNS医療のカタチの活動に感動し、趣旨に賛同して下さった方々はその後次々と、手弁当で、無償で、ボランティアで、手伝ってくださるようになりました。

各界のプロフェッショナルたち。医療者、クリエイター、メディア関係者、芸術家……。

そうそうたるメンバー……。

これが問題だったのです。すなわち。



申し訳ないんです。


プロが、こちらが勝手にやっている活動を善意で手伝おうと押し寄せてくる姿が、申し訳ないんです。


本来であれば何万、何十万とかかるはずのプロの仕事が、「善意」の名の下に、私たちの活動に無償で注ぎ込まれていくのが、ホント、いたたまれないんです。



私たちがうっかり「自腹上等スタイル」でやってきたばっかりに、ボランティア精神を刺激された正義超人たちが次々と、


「俺もいるぜ」 


「お前らだけに、いいカッコさせるかよ」 


「医療情報の担い手は、おまえだけじゃないんだぜ 」


「コーホー(公報)」


と、ワラワラ集まってくるの、つら





私は人の善意をそのまま受け止められないめんどくさい人間です

「他人のために無償で手伝うぜ!」さんたちに、何も恩返しできないレベルの運営をしていることに罪悪感がある。

善意に対してきちんとお礼をしたい。

けど、私たちがやっているのは、お金を産むような活動じゃない。

「医療情報リテラシーを高めよう」で、どうお金を集めていいのかわからない。無能ですみません。


YouTubeのそうそうたる講師陣にも、まともに講演料を払えない。

記事の編集や、夏のイベントのスポンサー集めに奔走している事務役の方にも、バイト代ひとつ渡せない。



耐えられん

なんとかするわ




……で、ま、いろいろ考えたんですが、私はほんとこういう商業的なもののセンスが絶望的にないということだけはわかっています。かといって、「金儲け? 手伝うぜ!」みたいな善意のボランティアがまた寄ってくるのも困る……いやありがたいかもしれませんがそういう人に払うオカネもないわけで、ここで堂々巡りしててもしょうがない。

稼ぐなら自分の力で稼ぐ!

払うなら自分のコンテンツで払う!

それしかない!



よし、私が、人からお金がとれるレベル、すなわち商業レベルの文章を書いて、noteで有料記事として公開し、それをSNS医療のカタチのボランティアさんたちに渡せばいいや、というところまで、昨日考えました。



そこで昨晩からさっそく、SNS医療のカタチを題材にした小説を書き始めたのです。

盛り上がりどころとして「中盤に大塚が志半ばで凶弾に斃れるシーン」を書き、山本を真犯人にするかどうかで迷っていた朝の3時、ふと文章を見直してみたら死ぬほどつまらなかったので、さっきぜんぶ消しました。



というわけでnoteのサポート機能だけonにしますがこれが解決策になるとははなっから思っていません。また考えます。

今後、マガジンに定期的に何か書くことだけお約束します。よかったらまた読んでください。


結論:小説はほんと無理


追記:その後いったんサポート機能を停止しました。理由は次のnoteで書きますが、簡単にいうと「サポートが集まりすぎて怖くなってしまったから」です。すみませんがちょっと待ってください。