久しぶりにこんな気持ちになった、やっぱり当分彼氏は要らない①


数日間、このモヤモヤをどうしていいか分からなかった。前の彼氏と別れて以来、久しぶりに男性の事で悩まされた。ネガティブなタイプの動悸がしばらく止まらず、気持ち悪い日々を過ごした。

母親にも電話では話せず、仲良い弟にもこんなこと話したって…と躊躇してしまった。(しかも海外にいるので時差を鑑みて長電話はできない)

友達もみんな仕事で忙しい。しかも今まで自分から男性関連の話を友達にベラベラ話すタイプじゃなかった。せいぜい聞かれた事だけを答えるというスタンス。今までずっとそう。つまり、話す相手がいない!!!決して友達がいないわけではない。

急にこんな事を話し始めたらどう思われるか気にしてしまい、誰にも話せないでいた。
色々と考えた末、昇華する場所が必要だと思ったのでここに書くことにした。
本人はどうせ読まないと思うが、身バレの配慮をしつつ色々と書かせてもらう。

まずは前提。

2年半付き合った彼氏と別れ、半年が経った。
正直きちんとした別れ方じゃなかった。
私が前職を辞めて遠距離になり、疎遠になり、連絡が途絶えた。前にこちらから別れ話を切り出した時は、嫌だとごねられて有耶無耶になったのに…向こうの気持ちが消えたらこんなに簡単に関係が終わるのかと呆気に取られた。

別れた後の私は自由だった。これまでで1番悩んで死ぬ事も本気で考えた24歳の1年間。この最悪の1年も数ヶ月で終わる。次に働く会社も、引越し先も決まった。
少々恥ずかしい表現をすると、メンタルも体も生まれ変わった気分だった。そりゃたまには新しい仕事で忙殺されたり落ち込むこともあったが、基本的にはバカほどポジティブで明るい人間に生まれ変わっていた。平日は自炊し、簡単な弁当を会社に持っていき節約。とにかく真面目に全力で働く。土日は気になったお店を1人で自由に訪ねて外食を楽しむ。新しい場所で開拓したい素敵なお店が山ほどある。初めて住む知らない土地、最高のOL生活じゃないか。

そもそも一つの場所にとどまっていられないタイプの私。ある場所に「骨を埋める」とか、「落ち着く」みたいなのは御免だと思ってた。いや今も思ってる。因みに前の彼氏と別れたかった理由の一つはそれ。自由人ですまんな。

そうして全ての環境が新しくなってから、最高に楽しい独り身生活を送っていたのだ。

でも強がるつもりはない。家族も友達もいない場所に1人でやってきたのだから、勿論寂しく感じる事もあった。
私は素直で正直な人間なので、母親に電話して「寂しいよ〜」と言った。母親は「そうだよねえ、ハハ」と優しく笑ってくれた。でもその寂しさも、自分の選んだ孤独だからなんか愛おしかった。この寂しさと引き換えにこんなに自由で楽しい生活を選んだ自分。正直全然good dealだろ、最高じゃんと思った。

さてこれは全て前置き。
問題はここからである。

転職して3ヶ月目、25歳になってすぐの頃に、ある語学コミュニティに参加するようになった。

世の中には色んなコミュニティがある。
敷居が高いものも気楽なものも怪しいものも真面目なものも。
私が参加したそのコミュニティは雰囲気も規模感も丁度良く、全国各地で支持される英会話コミュニティ。何より真面目に勉強している色んな世代の人と会って刺激をもらうことができる。
週1くらいで参加しているリピーターが多く、私もすぐそうなった。

そんな私の初参加の回に、偶然同じグループで話す機会のあった男性A。今回の話の主人公である。
長身で端正な顔立ち。若い。学生と社会人の境目くらいか?ワンチャン同世代?正直見た目めちゃくちゃタイプやん!とか色々考えていたら、帰る方向が一緒だったので「一緒に帰りましょ!」と爽やかに言われ、初回から2人で話しながら帰るというイベントが発生した。 
何これ超楽しい。久しぶりに会社以外で男性とまともに喋ってる。たまにはこんなんも悪くねえな、と思ってた。

年は2個下で、近くの会社で働く会社員だった。
弟と同い年なのに、弟より全然大人に見えた。こういうのあるあるなのか?

そんなこんなで週1ペースのその会で顔を合わせるだけの関係が続いた。
書くのを忘れてたが私は更に本配属先への転勤が決まっていたため、またまた引越しの予定があった。その引越しまであと1ヶ月となったとき、事態が動いた。

短い期間だったけどこの会に参加できて楽しかった、引越しまで参加できるのもあと数回だ〜なんて話になった時、かなり自然に彼から連絡先を聞かれた。まあ断る理由もないし、と思ってすぐ交換を済ませ、その日はお互いすぐに帰った。 

そこからすぐに食事に誘われた。
転職の話とか色々聞きたいです!とラインの2行目に書いてあった。
その時は私も結構彼に好感があったので、そんな理由を付けなくても…ふふ、可愛いやつ。と思っていた。後にこれがクソだせえ口実になるフラグなのだが。

そうして仕事終わりに食事に行く予定が決まった。
ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ、土日の昼にしてくれないんだふーんと思っていたが、まあそんなことは良かった。

好みのイケメンと仕事終わりに食事。うんうん悪くねえ響きだ。日程が決まってからの私は、ちょっと浮かれていた。いつもより念入りに筋トレしたり、半身浴したり、良いパックを使ったり。
今考えると健気でちょっと可愛い。

この時はこの気持ちが一夜にしてどん底に落とされるなんて思ってなかった。

②に続く。

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