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理想の働き方

こんにちは、ポロです。

今回は[理想の働き方について」ですが、私にとって仕事とは生きていく上で食べることと同じくらい切っても切れないものだと思います。
1日あたり少なくとも8時間、通勤等含めると9~10時間は仕事に費やしているのではないでしょうか。
1日の1/3は仕事…だとすると、健康的に8時間寝たら残り8時間、食事やお風呂、家事などを差し引くと、本当の意味で自分の時間なんて満足にとれない…!なんて思っています。(現在進行系で)

でも、人間は社会的動物です。現代社会において生きていくためには、働かないで生きていくというのは現実的じゃありませんよね。完全に自給自足で人と関わらず…なんてことも、もしかしたら不可能ではないかもしれませんが、生きるための作業(畑作業など)に時間を取られてしまうのは、本末転倒です。そもそも人類がこれだけ進歩してきたのは、生きるための活動以外に時間を取れるようになってきたからです。

余暇が人を成長させる…と私は思っています。


それなのに毎日寝て起きてを繰り返し、ただ無気力に仕事に行って働いて…だけを繰り返して生きるのは、自分の成長を止めてしまうし、何よりつまらないですし…。
仕事が生きがいです!と胸を張れるのであればそれも良いことだと思いますが、そうでない人も多いのではないでしょうか。

私を含め、日本人の働き方は非常に勿体ないなーと思ったりするわけです。
1日の1/3も使うのであれば、嫌だと思うのは論外ですが…あわよくば楽しいと思えたほうがいい。そう思いたい。そして自分の余暇を少しでも増やせたらいいな…と思ったりするわけです。

これは、おそらく皆概ね同じではないでしょうか?つまらないよりは楽しいほうが絶対いい!とシンプルに思いませんか??

しかし、日本ではそんな考え方は”悪しきもの”とされてしまう空気がありますよね…

楽しい=怠けている、怠けている=社会悪だ! といった図式でしょうか。斯く言う私も少し前までは、同じような考えを持っていた一人でした。もちろんだらけてもいい!と思っている訳ではありませんが、今はもう少し肩の力を抜いても良いんじゃない?と思っています。

考え方が変わったキッカケは、とある中国出張でのことでした。

もっとゆるく生きても良いんじゃない?

中国では、時間数での契約はなく基本的に全員フルタイムで働きます。私が研修に行っていた飲食店では毎日賄い代として1食30元が支給され、賄い担当者が予算内で食材を調達。朝と昼はその食材で賄いを作り、従業員皆で食べます。

時間もほぼ決まっていて、朝はオープン前の8︰30~9︰00、昼は休憩時間の13︰00~14︰00頃。昼は全員で取るので、実質この時間は店舗自体が営業しません。(もっと忙しいお店ならそんなことはないのかもしれませんが…)

そして皆よく食べてよくお湯(または常水)を飲み、昼は昼寝をします。

そうして開店から閉店まで働くのです。

一緒に仕事をしていて感じたのは、日本人のような丁寧さや生真面目さはありませんが、彼らは非常に自由で仕事が生活の一部になっているということでした。

中国は人が多く、マナーの悪さを感じる場面も多くありました。当たり前にポイ捨てをしたり、衛生上それってどうなの?と感じる場面に遭遇したり…。

でも毎日清掃員が街を掃除していて雇用として確立していたり、多少お腹を壊しても”中国だから~”で済まされてしまうのです。

それに”もっとちゃんとしてよ!”とイライラしてしまうこともありましたが、これは彼らにとって当たり前の日常で、”逆になんでそんなことでカリカリしてんの?”というのが彼らの反応でした。

まずは、郷に入れば郷に従えです。彼らとなんとかコミュニケーションをとり、一緒に御飯を食べ、いきなり全てを押し付けるのではなく理解しようとしました。

そして気がついたのは、自分の首を締めているのは、紛れもない自分だということでした。

こうでなくてはならない、これくらいしなきゃ駄目だ…なんて、自分で自分を追い詰めて息苦しくしてしまっているのだと。

そして、自分一人だけが精一杯頑張っても、体や心を壊すほどに追い詰めても美徳でもなく美談にもならないことだと、改めて感じたのでした。


日本は若年層の自殺率がトップクラスらしいですが、若い人ほど将来に絶望してしまうのかもしれないな、と思ったり。

もう少し息のしやすい社会になることを願っています。



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