ロングミックスをしてみよう(House編)その2 空気を維持しながらドラムのグルーヴ変更+横ノリを追加
はい、皆様こんにちはDee-Sです。ロングミックスのやり方、どうすれば上手に出来るんだろう?という素朴な疑問をロングミックス教材を聴きながら解説しようと思います。この記事は連動しているので、その1から順番に読んでいただくことで成立しますので、前回の記事を読んでいない方は以下の記事をまず確認いただければと思います。
早速ですが使用した曲は以下になります。
1曲目(A)
2曲目(B)
この2曲をロングミックスしたものが以下のミックスです。
このミックスの要点
前回の1曲目から2曲目とTribalタッチのドラムグルーヴで繋ぎ、雰囲気も一定かつややアゲ基調になりましたので、今度は若干ドラムのグルーヴの雰囲気を変えて軽快なパーカッショントラックに変更、そして1曲目、2曲目とハッキリしたベース音が少な目だったので、この曲をアクセントにしてベースをFunkyなものを追加して、横ノリのグルーヴを際立たせます。また、空間系のシンセパッドで浮遊感を追加してDeepな世界に引き込むことを意識しています。
そして今回のミックスは以下のタイミングでミキサーの操作をしています。
00:46 Bの曲をミックスし始めて32拍でBの曲をVolume 10に上げる
01:01 この辺から2曲のLowを入れ替え、32拍のアクセントで徐々に入れ替えながら徐々にAの曲のボリュームを下げていく
02:02 この時点でAの曲のLowとBの曲のLowは完全に入れ替わり、Aの曲のVolumeは3から4付近、このまま下げていく
02:34 Aの曲はこの時点でVolume 0になり、ミックス完了
このミックスを完了した時点で、前の曲よりグッとベースの存在感が増して横ノリのグルーヴ感が際立ち、前の曲との雰囲気よりも空間が少し広がっているのに気が付いていただけたでしょうか?次の回では今まで凄く緩やかな直線でややアゲ基調だったものをややアゲの角度が若干変わって「あ、アゲてきたね~」みたいな雰囲気へと変化するミックスをご紹介します。