小児科医が実践するポートフォリオ戦略 <暴落に強いプロテクト運用編>
こんにちは。
私は普段、普通の小児科医として病院で働いています。
外来や健診、入院治療などを担当しており、月4-5回の当直もしています。
こどもたちの病気を治すために奮闘する日々で大変ですが、こどもたちの健康に貢献する仕事にやり甲斐を感じます。
もう一つの顔として、SNSでお金を守る or 増やす方法を独自に発信しています。
皆さんの中には、「お医者さんって頭いいし、お金持ちなんでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
年収600-1000万円だけど、学会費や教科書代は高く、家族の生活費や教育費、ローン支払いに追われているので毎月の家計はギリギリ、という医師は意外に多いです。
他にも、ストレス発散の趣味にお金がかかったり、飲み会で後輩に奢ってばかりいて、貯金はそれほど無い、という医師もいます。
また、多くの医師はマネーリテラシーが低いので、保険や銀行、不動産などの営業マンに狙われやすくカモになりやすい、それが実態です。
「皆さんがイメージしていた医師像」とは違うのではないでしょうか?
実は、私自身もそんな浪費家の一人でした。
約6年前まで毎月の収入をすべて使い切り、貯金は30万円ほどしかありませんでした(泣)。
しかし、金融関係の友人から「投資」や「経済の仕組み」について教えてもらったことがキッカケで、マネーリテラシーについて勉強し始めました。
勉強すればするほど、お金や投資の知識は誰もが知っておくべきだ、と感じました。
その甲斐あって、今では自然とお金が増える家計になり、将来の経済的不安もなく、以前よりも家族やこどもの選択肢は広がっています。
私が身につけた知識を医療従事者やそれ以外の方々に知って頂き、大切な資産を守ったり増やすことで理想の人生を歩んでほしい、という想いで発信しています。
Instagram開設から約1年、フォロワーさんはなんと6700人を超えました!
いつも応援・コメントして下さるフォロワーの皆様のお陰です。
ありがとうございます。
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初めましての方は、ぜひ詳しい自己紹介にも目を通してみてください(↑)。
そんなSNS発信により、沢山の個別相談をいただいたり、一部の医師向けにマネーリテラシーの講義を依頼されたり、こうやってnoteを執筆したり活動しています。
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< はじめに >
さて、本題です!
今回、投資戦略について新noteを書きました。
前回のnoteより遥かにパワーアップした内容の約2.4万字です。
「暴落時に損失を最小限にし、資産をしっかり増やせる方法はないだろう」
「今の投資法で本当にいいのだろうか」
「より簡単でシンプルな投資法はないだろうか」
という検証を繰り返し、沢山の情報を吟味して、この投資戦略にたどりつきました。
note名のプロテクト運用とは「守る、保護する」運用の意味です。
この投資戦略はかなり保守的ですが、暴落に強く、着実に資産を増やしていける方法です。
もちろんリターンも妥協していません。
低リスクで高リターンを目指す、それが理想的な投資でしょう。
「投資はリスクが高い、投資は難しい」と思う方もいると思いますが、決してそんなことはありません。
正しい知識と着実な戦略さえもっていれば、リスクをコントロールできますし、安心して数百万円〜数千万円を運用することだって可能です。
そして、令和という新時代には、投資ができる人とできない人の差はますます開いていくでしょう。
このnoteは、着実に資産を増やしたいすべての方に読んでいただきたいです。
ぜひ私の頭の中を覗いてみてください。
< noteの内容 >
このnoteは、テーマごとに第1部〜第7部まであります。
【第1部】 投資戦略のための3つの軸と原理原則
【第2部】投資戦略のための準備
【第3部】経済の原理原則 7つ
【第4部】3つの投資を理解する
【第5部】投資の配分がすべて
【第6部】購入・売却についての戦略
【第7部】総まとめ
まず冒頭で、戦略を考えるにあたって重視した「投資戦略のための3つの軸」について解説しています。
そのあと、投資を始めるにあたって必要な基礎知識を解説していきます。
終盤では、投資戦略に沿った商品と配分もご紹介していますので、ご安心ください。
Instagramでは伝えきれなかった投資の全体像、思考、メンタル、具体的な戦略まで存分にお伝えしています。
今回の戦略以外にも投資法は沢山ありますが、すべての投資のベースとなる考え方を盛り込んでいます。
もし、結論が早く知りたい、という方は後半の第4部以降から読まれてください。
また、初心者の方でもイメージが湧きやすいように図やグラフを多用しています。
投資を開始するにあたって必要な基礎知識にもかなり文字数を割いていますので、投資初心者〜中級者にも楽しんでいただけます。
特に未経験者、初心者にとっては、「経済の原理原則 7つ」「3つの投資を理解する」を読むだけでも価値があると思います。
もし、中級者以上の方で知っている内容があれば読み飛ばしてOKです。
このnoteを読み終わる頃には、投資へのイメージが変わり、自分のやるべき・やるべきでないことが明確になっているでしょう。
そして、未経験者の方にも「自分でもできるかも、やってみよう」と思っていただけるはずです。
< このnoteを読んで欲しい人 >
このnoteが向いている人は下記です。
・投資の基礎知識を知りたい人
・投資初心者〜中級者の人
・長期投資に興味がある人
・積立NISAだけやっている人
・暴落が怖くて投資を始めていない人
・リスクヘッジについて知りたい人
・資産のバランスについて悩んでいる人
・コロナショックで損切りした人
・個別株でメンタルが疲れた人
・余裕資金があり数百万円以上を運用したい人
逆に向いていない方は下記です。
・資産を短期間に増やしたい人
・一発逆転のギャンブルがしたい人
・常に一番になりたい人
・トレードがしたい人
・流行りの投資が好きな人
ですが、短期的に資産を増やしたい方もきっと気付きがあると思いますので、ぜひ一読いただきたい内容となっております。
< noteの価格と注意点 >
価格は2980円となっております。
価格の根拠としては、本2冊以上に実践的であること、投資講座と同じくらいの内容であること、本noteを実践することで簡単に回収できること、私の費やした時間と労力です。
注意点ですが、投資の根拠や具体的な方法などを含んでおり、約2.4万字の長文です。
私から投資講座を聞いている感覚で、数回に分けて読んでいただければ幸いです。
また、振り返る際には「まとめ」を中心に読まれてみてください。
サクッと復習できます。
インスタグラムDMでの質問・感想もいつでも受け付けています。
<注意点>
※私がこれまで培った知識と戦略について説明しております。今後の相場を予測するものではなく、また投資の利益を保証するものでもありません。内容を十分にご検討いただいた上で、自分の状況に合った投資をご自身でお選びください。
< 読者の感想 >
このnoteの読者の方からご感想を頂きましたので、転載いたします。
では、始めていきましょう。
以下、本文。
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【第1部】 投資戦略のための3つの軸と原理原則
私は投資戦略を考えるために沢山の本やブログに目を通し、投資の「原理原則」を学びました。
そして、「原理原則」に忠実であることが投資に不可欠だと悟りました。
また、私が投資戦略を立てるにあたり、重視した3つの軸があります。
この3つの軸と投資の原理原則について説明していきます。
※尚、本noteで使う「リスク」という言葉は価格の変動(振れ幅)のことであり、言い換えると不確実性です。危険性という意味ではないのでご注意ください。
<3つの軸>
①暴落に備えないと退場することになる
②資金があれば大きなリスクを取る必要はない
③複利の力には3つの条件がある
それぞれについて解説していきます。
①暴落に備えないと退場することになる
読者の方はこれまでに
「投資先の価格が暴落したらどうしよう…」
と考えたことはありませんか?
「暴落で大損するのが怖くて、貯金しかしていない...」
という人もいると思います。
また、暴落後には
「やはり投資しなきゃよかった」
「利益が残っている時に売ればよかった」
と後悔するのがよくある失敗パターンです。
暴落とは、株式などにおいて価格が急激に大きく値下がりすることです。株や投資信託を買っていた場合には急激に目減りします。
例えば、リーマンショック前後で、日経平均株価は約18000円→約7000円まで下がりましたので、ピークで株式に100万円を投資していたら39万円になった、ということです。
資本主義の歴史として、世界恐慌、オイルショック、ブラックマンデー、ITバブル、リーマンショックなどでは、30〜80%の株価暴落が起こりました。
その株価暴落が起こる度にリスクを取り過ぎた人が退場したことから、私たちは何を学ぶべきでしょうか。
個別株では、業績が良く割安な株を買うことがリスク低減になりますが、それでも不景気やバブル崩壊のときにはそれなりに損失を受けます。
また、積立投資は初心者向けと言われますが、積み立てた資金は一括投資しているのと同じですので、投資額が大きくなるほど日々の変動額は大きくなります。
2009年以降に投資を始めた人は、長期低迷を経験していませんから調子が良い相場しか知りません。
ですが、リスクの取り方が試されるのは〇〇ショックなどの暴落時です。
いわゆる「コツコツドカン」ってやつです。
有名な投資家バフェット氏も「最後に0を掛ければ0になる」と発言しています。
また、感情面では、「損失の苦痛は利益の2倍以上に感じる」とも言われます。
「私は暴落に耐えられる」と自分で思っていても、いざ損失を抱えると恐怖と失望から投げ売ってしまう人が多いです。
皆さんが暴落に耐えられるかを試す方法を紹介します。
Youtubeで「世界恐慌」や「リーマンショック」と検索して当時のニュースやまとめ動画を見てみてください。
<世界恐慌>
1929年に始まった世界大恐慌
1929年10月24日 世界恐慌
昭和ニュース 世界恐慌の日本への影響(1929年)
<リーマンショック>
2008年 リーマン不況
【 金融危機 】 世界を震撼させた1か月 / 金融危機 はこうして始まった。
サブプライムショックで大損したご老人と主婦
止まらぬ株価下落、景気悪化のニュース、失業者の声、、、実際にはこれらのニュースが数ヶ月〜数年も流れ続けることになります。
最悪の場合、不景気の煽りを受けて、自分や家族が職を失う可能性だってゼロではありません。
見えない出口、廃れた相場、どこまでも落ちるハイテク株、どん底の景気敏感株、削られる配当金、、、、
想像するだけで、まるで地獄絵図です。
それでも投資商品を持ち続けられるでしょうか?
家族は含み損を理解してくれるでしょうか?
また、暴落時の株価が安いときほど投資をすべき、という理論を頭では理解できても、そんな状況で積極的に投資をできるでしょうか?
何となく投資している人の多くは、リスク管理が不十分なため暴落時に投げ売ってしまうでしょう。
暴落への備えがなければ耐えられず退場することになります。
原理原則(1) バブルはいつか終わるが、それがいつかは誰にも分からない。
原理原則(2) 歴史は繰り返す。
②資金があれば大きなリスクを取る必要はない
SNSを見ると色んな方々が投資リターンを公開しています。
「株で〇万円の含み益、配当金で〇万円を受け取った」などです。
もちろんそれ自体は良いことなのですが、
「そのリターンを得るためにどの程度のリスクを取ったか」
が重要です。
この点についてはあまり触れられていません。
投資の損益は以下の式になります。
投資損益=投資額×投資効率(利回り)×年数
ここでお伝えしたいのは、同じ利益額を目指す場合に投資額が多ければリスクは少なくていい、ということです。
例えば、1年で10万円の利益を目指すとします。
投資額が10万円であれば+100%を目指す必要がありますから、個別株や信用取引、仮想通貨に手を出す必要があります。
一方で、投資額は1000万円であれば+1%だけでいいので、指数に連動するインデックス投資や国債でも十分に達成できます。
投資額が1000万円の人、10万円の人の運用は当然違います。
投資額に対して目標が高いほどリスクを取る必要が出てくるのです。
逆に、投資額に対して目標が低いほどリスクは低くていいのです。
リスクを取るほど達成する可能性は不確実になりますので、
「本当にそのリスクを取る必要があるのか」を考える必要があります。
リスクを取って利回りを上げるより、
収入を増やしたり、支出を減らして、投資額を増やす方が圧倒的に確実です。
そうすれば不要なリスクを避けることができます。
原理原則(3) リターンの裏には常にリスクが存在する。
原理原則(4) 資本主義では資金が大きいほど有利になる。
③複利の力には3つの条件がある。
皆さんは「複利の力」って聞いたことありますか?
例えば、100万円を投資して1年で10%の配当金がもらえる商品が仮にあったとします(元本は返金される)。
この商品を20年間運用したとき、結果がこちらです。
赤が単利(利益を再投資しない)で、20年後に合計300万円になります。
青が複利(利益を再投資する)で、20年後に合計673万円になります。
これってかなり凄いと思いませんか?
再投資すると、複利の力によって、リターンに倍以上の差が生まれます。
この複利の力こそが投資の醍醐味です。
さらに投資期間を伸ばせば、複利の力はより強力になり、資産もグングンと増えていきます。
ですが、「複利の力」を使うには3つの条件があります。
その条件が下記です。
1. 再現性
2. 再投資
3. 継続性
つまり、複利の力を使うには何度も同じ結果になる投資先に再投資を続けなければならない、ということです。
もしあなたが個別株で儲かり、100万円が200万円になったとします。
それを翌年も翌々年も同じことを再現できるでしょうか?
投資額が1000万円以上になっても同じことを継続できるでしょうか?
普通の人には精神的に難しく、それが出来るのは一部の人だと私は思います。
逆に、20%増加して20%低下すれば、100万円→120万円→96万円のように元本割れすることもあり得ます。
株価の変動に一喜一憂していては複利の力を受けることはできません。
もし含み損や含み益にハラハラするならば、それは投資額が多過ぎるか、投資戦略に自信が無いか、です。
そもそも、安定した生活を得るために始めた投資でハラハラしていたら本末転倒です。
つまり、安定したメンタルで継続できる投資戦略を選択する必要があります。
原理原則(5) 複利には、再現性、再投資、継続性が必要である。
原理原則(6) 桁が変わっても同じことをやる。
【第1部】小まとめ
<3つの軸>
①暴落に備えないと退場することになる。
②資金があれば大きなリスクを取る必要はない。
③複利の力には3つの条件がある。
<原理原則>
(1) バブルはいつか終わるが、それがいつかは誰にも分からない。
(2) 歴史は繰り返す。
(3) リターンの裏には常にリスクが存在する。
(4) 資本主義では資金が大きいほど有利になる。
(5) 複利には、再現性、再投資、継続性が必要である。
(6) 桁が変わっても同じことをやる。
第1部から言えることは、
「投資においてリターンは重要だがそれ以上にリスク管理が重要」
ということです。
となると、個別株投資や株式インデックス投資のような投資で本当にいいのか、という疑問にぶつかります。
たしかに10-20年以上の長期投資を継続した場合に、株式投資がいい成績を残したのは事実です。
しかし、それは投資を継続した場合であり、精神的ストレスなどから継続できない場合には、実現しない机上の空論となってしまいます。
私は「リスクを抑えて確実なリターンを得る投資」を模索しました。
「そんな投資はある訳ない」と思うかもしれませんが、終盤で具体的な戦略をご紹介していますので最後までお付き合いください。
【第2部】投資戦略のための準備
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