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枕の選択を考える

自分に合う枕がなかなかない。

遠征に枕を持ち歩く。

枕がない方が寝やすい気がする。


これは違うこれも違うと枕を探し続ける枕コレクター。

アスリートでもデスクワーカーでもどんなジャンルの方でも迷うトピックです。

人生の3~4分の1は睡眠に費やします。

睡眠は一番の体のリカバリーでもありますし、良い睡眠は脳の活動、メンタルにも影響する極めて重要な人生の一大事といってもよいでしょう。

ベストな枕は?

この答えを探し続けてしまうのも無理はないでしょう。


現状ベストな枕はどんなものと考えられているのか?

高価なカスタマイズの枕でも良く寝れなかった。

などと訴える方も多いです。

また、治療院などで勧められるがままに買ったけど。。。という話もよく聞きます。

以前左横向き寝説をご紹介しましたが、

https://note.com/drtko/n/n7bf2e37acbcd

人間寝返りをしますのでどの姿勢が良いというのは確定できませんが、一般的には上向きが多いとされています。

上向き寝の理想的といわれる体制は

後頭部と首の隙間をしっかりとフィットした状態で
肩のラインから頭が10~15度傾き
おでこ~顎のラインが5度の傾いた姿勢とは言われます。

ただストレートネックといわれるような頸部のアライメントによってこのフィット状態は変化するとされています。

そのため個人個人の頸部の状態によって筋肉が弛緩して楽な状態のポジションは変化します。

となるとカスタマイズがいいのか?

となりますが、フィットした枕でも上記のリンクの記事でもお伝えした通り、筋が緊張した状態ではフィット感は得られません。


また睡眠時の気温も不快感に影響するため、気温は18度くらいが理想といわれています。これは体温や季節のある国では異なるでしょう。


リサーチ上では枕によって睡眠時において頸部のアライメントが変化することは考えられないとの見解です。

枕が悪いから首が痛い。

という訳ではなく、

首が悪い、緊張している、硬い。

から枕が合わないと感じるというのが正しいのかもしれません。


しかしながらこの数年良いとされるのは「天然ゴム」由来の枕が文献上では現状慢性頸部痛を持つ人の枕では良いとされています。

ラテックスアレルギーの方は気を付けなければなりませんが、枕の選択の一つとして良いのかもしれません。

以前もお伝えしましたが、一番は「心地よい」と感じる質感のものが一番のようです。

寝ていて首が痛くなるのは枕のせいではなく、枕が合わないと感じる首の状態のせいかもしれません。

枕を変え続けるのではなく体を見直してみましょう。


野球選手は体のメカニクス上、寝違いを起こすことが多くあります。

枕のせいではないかと思いますが、睡眠に至る環境や睡眠時の環境を考えてみるといいかもしれません。


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