見出し画像

新型コロナ:集団パニックを防ごう!置き去り恐怖(FOMO)より、置き去り気楽へ!!(JOMO)

トイレットペーパー現象

日本だけではない。トイレットペーパー欲しさにスーパーの朝から行列を作り、何ヶ月分もの量を買っていく姿は、世界中で見られる。アメリカでも、オーストラリアでも、シンガポールでも、日本でもだ。しかし、みんなはわかっているはずだ。トイレットペーパーは、コロナウイルス と無関係だってことを。それなのになぜ、列を作って並び、価格を高騰させてしまうのか。

人間が作るパニック行動は連鎖する。もう一度言う。私たち、人が作っている。

今は、世界の人々が一丸となってウイルスと闘うというポジティブな空気が必要な時だ。みんなで、手洗い、うがい、会社を休む同僚のカバーをしながら戦っている。この時期に、この無意味でネガティブな集団パニックの連鎖が起きている。「あの人も、トイレットペーパーを買っている!私も買わなくっちゃ!」「私は取り残されちゃう。消毒薬買わなきゃ!」こんな無駄な話はない。

何ヶ月分も必要ないのに大量にみんなが買うことで、商品がなくなる。本当に必要な人や病院や介護の現場が困る。それらの原因は、みんな、

新型コロナウイルス 感染症を機に、人間が作った精神的な恐怖が生み出した行動だ。


FOMO(置き去り恐怖)

FOMO”(置き去り恐怖)という精神的恐怖は、The Fear Of Missing Outの略語だ。SNSなどを見る習慣がある人にとって、常にソーシャルメディアを確認したくなる人もいるだろう。「仲間の情報に遅れをとりたくない」という潜在的な意識が、「私一人取り残されているのではないかしら」という置き去り恐怖となり、他の人と同じ行動を取りたくなる人々がいる。一般的には若い女性にその傾向が強いと言われるが、不穏な空気が漂う社会においては、この傾向は年代や性別を超えて広く見られる傾向があるかもしれない。しかし、これによって、集団は冷静さを失い、無駄なパニック行動をとることがある。例えば、落ち着けば全員が出口から出られるのに、出口に殺到し、将棋倒しになる事故はよくあり、結局怪我人が出たり、全員が出られるまでに時間がかかってしまう。恐怖感は、全く、百害あって一利なしだ。あなたは、FOMOに陥りやすいですか?それとも、人と違うことを楽しめる、JOMOになれますか?

JOMO(置き去り気楽)あなたは、他人と違う自分を楽しめますか?

「他に人はみんな、トイレットペーパーを買いに行く」

「うちには、後1週間分は少なくともある。そのうち買いに行こう。なかったら、それはそれでいいさ。だって、トイレットペーパーがなくても、死ぬことはないでしょ」

みんなが長蛇の列を買っている頃、あなたはカフェオレを飲んで、一息をついている。「みんな、あんなに並んで、すごい現象だなぁ」と言いながら、小説を楽しむ。

The Joy Of Missing Out

人とは違うこと、集団から置き去りになっていることを楽しむことである。

平和とは、この置き去りを楽しむ姿勢ができることではないだろうか。みんなが一つの行動パターンに流れこむ姿は、平和とは逆パターンにもみえる。だからこそ、私は、JOMOをオススメする。コロナ感染をきっかけに、みんなが心を殺伐とさせるなんて、意味がないと思うからだ。みんな仲良く、コロナ問題を解決しよう。体だけじゃなく、心もコロナに感染させるなんて、ばからしいじゃないか。みんな仲良く、不安な状況を勝ち抜こうじゃありませんか!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?