上手にゆっくりできない
今日は祖父母に会いに行った。晩ご飯を食べ終え、お茶を飲みながら世間話をしていると、演劇はまだ辞めないのかと聞かれた。辞めないと答えた。すると、「あなたに才能があったら、まず大学なんかもうとっく卒業して次に進んでるでしょ。でも現に卒業できてないし、やるべきことすらやれてないんだから才能ないよ。早くやめておきなさい。」みたいなことを言われた。喉の奥がギュッとなった。
何も言い返せなかった。
ひどく情けなくて、ふがいなくなって、帰りのバスの中でちょっと泣いてしまった。
わたしの中ではまだ始まってすらいないつもりだったんだけどなあ。立ち止まることすら許されないのなら、あのときわたしはどうしたら良かったのだろうか。衝動的に死にたくなってしまう。
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