初めて乗ったクルマ、マツダのアランドロン「カペラ」(tips01)
自分が初めて乗った車はマツダの"カペラ"と言うクルマ。
もう何年も前のことだろう、発売は1970年くらいだとなっている。50年も前? 確かに大学の時に教習所に通い免許証とったので計算は合うのだろうか? (余談だが、当時の教習所は先生も怖いものだったなぁと記憶している)
実家は建具屋を営んでいた。トラックとは別にこのカペラがあった。今思えば営業用に使っていたのだろうが、後部座席が倒せてちょっとした建具はこれで運んでいたのを記憶している。いかんせんこの当時からマツダの車はトランクの容量と使い勝手が良かったと記憶している。
学生時代、免許取り立てで車を買うお金はない。空いてる時間を見つけてはこの車で夜な夜な練習したものだ。
今このカペラの写真を見てどうだろう、そんなに古臭い感じはしないのでは? 確かカーオブザイヤーを取った記憶もあるし、ヨーロッパでは大人気だったと記憶しているが・・・
カペラはドイツのアウディを参考にしたと言う小話しを聞いたことがある。確かルーチェはベンツ、ロードスターはエランだったような事を記憶しているが、当時はドイツに追いつけ、いや追いついていたのかも知れない。
当時のスペックを記憶の中で思い起こして見た。
今の人は知らないかもしれないが、燃料制御はEFIではなく電子制御キャブであった。キャブを電子制御しているのであるがこれから進化する前の移行期のシステムだったと思う。なかなか気難しく、今みたいに一発でエンジンがかからないことが度々あったのを覚えている。
またオートマは3速オートマチック。 オートマをDレンジに入れているとブルブルと震えがハンドルに伝わってきたものだ。 一生懸命その原因を探ったが原因分からず、今思えばエンジンマウントが劣化硬化してたのだろうなと今になって思うが・・・。
足回りに特徴があって、スーパーストラップSSとか言っていたような気がするが、本田プレリュードの4WSののイメージに近かったかと思うが、マツダの方が先に着目していたと思う。
当時としては普通であった細いタイヤ(確か60ならぬ70や80と言う扁平率も当たり前)は山道で思わずガードレールに突っ込みそうになったこともあった。
また建具の配達中にバッテリーが上がったかのごとく、エンジンがかからないこともあった。原因はと言うとダイナモが終わっていたのだったが…
また1800ccでの3速オートマチックは高速走行ではそこそこ回転数も上がる。当時はCDなんていう物はなく、カセットとFMだけだった。(よくカセットテープにいろんな音楽を編集して保存していたものだ)
外観はセダンでフェンダーミラー。ラインナップの中には2ドアクーペモデルもあり。学生の自分にとってはクーペはかっこいいのになぁと思っていた。
マーケティング戦略なのか、CMではアランドロン採用し、アランドロンバージョンと言うのもあったような気がする。
今乗ったらどんな乗り味がするんでしょうね? もうどこを探してもないのでしょうが、何処か田舎の街に。現車はないと思うので文字にて記憶に残しておこう。
追伸・・・このカペラは後継でフォード"テルスター"とか出てきたのを思い出しました。5ドアのバージョンもカッコ良かったなぁ!
(終わり)
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