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STEP 12. スムーズに施工するための対策


こんにちは、ドローンクエストのマサです。

この「ドローン外壁調査 実践マニュアル」では、
ドローン外壁調査を行うための過程を 全21 STEP で投稿していきます!



💡 初めてドローン外壁調査 実践マニュアル を閲覧される方は、必ずこちらの記事を観てから順を追ってSTEPを進んでください!☟☟

・ドローン外壁調査とは
・外壁調査に必要なもの 
・外壁調査の段取り      
 ~ 事前準備 机上 編 ~      
 ~ 事前準備 現調 編 ~   
 ~ 事前準備 計画書類 編 ~     
 ~ 事前準備 施工書類 編 ~
・外壁調査事前準備まとめ 👈いまココ❗
・外壁調査の撮影方法&注意点
・外壁調査画像解析
・報告書作成

今回はドローン撮影・施工をスムーズに進めて行くために必要な事について書いていきます。

前回の「道路使用許可の取得方法」を観ていない方はコチラからどうぞ☟☟


外壁調査の現場スケジュールは以前お伝えして、重要なこともご理解いただけたと思います。ただ、いくらスケジューリングを完璧にしても時間通りに進まない事が多々あります。

ドローン撮影をスムーズに行うためには、どんな事に注意すれば良いでしょうか?一緒に確認していきましょう!!





┃ どうすれば通報されないのか?!


別に何も悪い事をしているわけではないのですが笑

遠目から観て「あっ!ドローンが飛んでいる」「盗撮?!」などたくさんの人が目に触れる環境の中で施工しなければいけませんので、DID地区でドローンを飛ばすと通報されるものだと考えておいたほうが良いでしょう。

ただ僕は通報された事はないので、ある程度の対策をしておけば問題ありません。

『何をやっているのか?』
『誰がドローン飛ばしているのか?』
『何のためにドローンが飛んでいるのか?』

逆に得体のしれないものが飛行している理由がわかって、すべての人に認知してもらえれば通報されないと思います。

通報が入って作業が止まってしまう事が施工にとっての一番の問題なので、予防線をしっかり張って安全第一で施工を行っていることを認知してもらいます。

ではドローン飛行を認知してもらうための準備をひとつずつ見ていきます。



┃ 施工前日までに行う対策


➀ ■ 飛行通報

こちらは言わずもがなですが、DIPSでしっかりと行いましょう。
業務で行うと思いますので、非DID地区関係なく通報しておくことがマストです。


② ■ 警察への通報


外壁調査する物件の住所から管轄の警察署を調べて、あらかじめ連絡を入れておきます。

以前ある県で外壁調査を行った際、警察署へ連絡を入れたのですが「国に申請出しているんですよね?それなら大丈夫です。」と僕の名前も聞かれずあっさりとした対応で逆にビックリしたことがありました。。

ただ通報が入ったら警察の方々は現場まで行かなければなりませんので、外壁調査でドローンを飛ばす事を認知してもらえたのは良かったのですが、管轄の警察署によって対応は様々です。

ある程度の地域では伝える内容が似通っているので、伝えておく項目をまとめておきます。

📚『管轄の警察署への通報項目』

・自分の詳細
・施工住所と建物名
・外壁調査でドローンを飛ばす内容(業務と認識してもらう)
・調査時間(飛行時間)
・使用する機体の詳細(機体名・シリアルナンバー)
・機体の色
・緊急連絡先(安全管理者)

※機体の詳細と機体の色は聞かれる事がありますので準備しておきましょう!


管轄によっては「施工当日にもう一度連絡をください」という場合もあるので、そのあたりも確認しておくことをオススメします。



③ ■ 近隣への告知


 前日までに調査物件の周辺へ施工の旨を伝えておくと、ドローン飛行を認知されやすくなると思います。

あらかじめ告知分を書いたチラシ等を配っておくと良いです。

告知する範囲はどこまで??という問題ですが、僕はドローン飛行と被る民家、屋根の上を飛行する場合は必ず一報入れるようにしています。またドローンが窓の横を通過する建物や階層へも忘れずに告知します。

前日に告知しても家に誰もいなかったり、読まなかったりすることがありますので1週間前くらいに告知するのがベストだと思います。

また時間があれば一軒一軒に顔合わせしておくと、認知してもらえてなお安心感が産まれるのでできるだけ訪問できると良いです。



┃  施工当日に行う対策


周囲に「安全第一に外壁調査しています」と認知してもらうための対策を行います。

④ ■ 立て看板


 飛行承認書のコピーを入れて、通行人からも自分達の詳細をわかってもらえるように心掛けます。

道路使用許可を取った時は取得した申請書も立て看板に入れておきます。




⑤ ■ コーン&コーンバー

立入管理措置をしっかり行うことで安全の確保と、施工が周辺の邪魔にならない対策を取っている事をアピールできます。

道路使用許可を取ったら、提出した通りの管理措置を行うので当然なのですが安全第一を考えた施工を認知してもらえます。




⑥ ■ 誘導員の配置

立入管理措置を道路で行う際は、基本的に両サイドに誘導員を配置します。

歩道であれば両側から歩行者を誘導します。
車道はどちらを優先して通すか決めておきましょう。

※スムーズに車両に通ってもらう事が大切なので、誘導員は重要な任務です!🚗



⑦ ■ ビブスを着用する


ビブスの着用は重要です。

許可を得て、安全第一にやっているアピールをしっかりしましょう。



┃ 施工日の最終決定


施工をスムーズに成功させるために天候の把握も重要です。

すべての準備が整っても天候が良くなければ撮影できません。📸

また天気が良くても風が強かったらドローンは飛ばせないので天候・風速は常にチェックしておいて、最終判断は2日前になる事もあれば前日に決定することもあります。

🌞 毎日天気予報をチェックするクセを付けましょう!


もし天候不良でリスケになってしまった場合、「せっかく取った道路使用許可使えないの?」という不安がありますよね。

道路使用許可の有効期間ですが、リスケの事を考えてあらかじめ最長の2週間で取っておきましょう!

予備日を設けておく事で取得した許可を無駄にせず施工できます。

これもスムーズに施工するために大切な項目です。



いかがでしたか?

自分達で「通報されない対策」をしておくと、施工撮影に集中できますので安全第一を認知してもらえるように率先して当日までに対策しましょう!

次のドローン外壁調査 実践マニュアルはSTEP 12. 【STEP 13. 各自役割と注意点】です。


外壁調査事前準備まとめ
STEP 13. 各自役割と注意点

・パイロットの動き
・安全管理
・誘導員の注意点

施工について各自で考えておく事を深堀していきます!


ドローンの上手な利用により、一般的にもドローンが日常生活に溶け込む未来が近づいています。その中で、ドローン外壁調査も普遍的に認知されるようになることを願っています!




準備まとめのSTEP .13 で現場に入っていくので次回の観てくださいね!!


⏰ 全 21 STEPを予定しております!

STEP 0. ドローン実践マニュアルに進む前に
STEP 1. ドローン外壁調査とは
STEP 2. ドローン外壁調査に必要なもの
STEP 3. 調査目的と調査範囲の明確化
STEP 4. ドローン飛行判断 環境確認
STEP 5. ドローン飛行判断 立地確認
STEP 6 現場調査でのチェック項目 20選
STEP 7. なぜ重要?!事前準備&一覧
STEP 8. 見積書作成
STEP 9. 調査計画書の作成
STEP 10. 施工スケジュール表の作成
STEP 11. 道路使用許可の取得方法
STEP 12. スムーズに施工するための対策
STEP 13. 各自役割と注意点 👈 次はココ❗
STEP 14. 撮影前チェック項目
STEP 15. 施工 調査撮影(パイロットの心構え)
STEP 16. 不具合箇所の知識
STEP 17. 画像解析の進め方
STEP 18. 可視画像解析
STEP 19. 赤外線画像解析
STEP 20. 報告書の作成
STEP 21. ドローン外壁調査まとめ

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