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STEP 1. ドローン外壁調査とは


こんにちは、ドローンクエストのマサです。

この「ドローン外壁調査 実践マニュアル」では文字通り、
ドローン外壁調査を行うための過程を 全21 STEP で投稿していきます!




| はじめに


ドローンを活用した外壁調査は、高所や広範囲にわたる建物の安全性や劣化、メンテナンス状態をチェックするために最適な手法です。

従来の方法に比べて安全かつ迅速に、かつ広い範囲のデータを時間を掛けずに収集できるところが大きなメリットです。

しかし、このような調査を効果的に行うためには、適切な事前準備や計画、資料作成が必須です。

この『ドローン外壁調査実践マニュアル』では、

「これからドローン調査をやっていきたい!」


という方のために必要なステップ&ノウハウを解説していきます。


💡 初めてドローン外壁調査 実践マニュアル を閲覧される方は、必ずこちらの記事を観てから順を追ってSTEPを進んでください!☟☟


・ドローン外壁調査とは  👈いまココ❗
・外壁調査に必要なもの 
・外壁調査の段取り    
 ~ 事前準備 机上 編 ~   
 ~ 事前準備 現調 編 ~    
 ~ 事前準備 計画書類 編 ~    
 ~ 事前準備 施工書類 編 ~
・外壁調査事前準備まとめ
・外壁調査の撮影方法&注意点
・外壁調査画像解析
・報告書作成



📚 まずはドローン赤外線調査についての知識からです。

■  国に認められた調査方法です。


2022年4月から建築基準法の改正により、ドローン(無人航空機)による赤外線外壁調査が正式な調査方法として認められました。

ドローン赤外線調査は、国や地方自治体から認められた手法であり、外壁タイルやモルタルの温度差を利用して、浮きや亀裂などの劣化箇所を探すことができる方法です。

人が登らずに調査するので安全面は有効で、かつ迅速に広範囲のデータ収集が可能となり、建物のメンテナンスに革命をもたらしました。



■ そもそも外壁調査って必要なの?


✅ 外壁調査の重要性 


建物の健康を保つには、定期的な調査点検が不可欠です。
人間が人間ドックに行くのと一緒で建物の外壁にも健康診断が必要です。

こと外壁は日々、自然の力にさらされています。
紫外線、雨や風、雪など温度変化によって、徐々に劣化していきます。

劣化を放置したままだと見た目の問題だけでなく、建物内部へ水が侵入して、構造的な問題を引き起こすこともあります。

これを未然に防ぐためには、定期的に外壁の状態を把握し、必要な修繕やメンテナンスを行うことが重要です。

その点検の度に足場を建てていたら莫大な金額がかかってしまい、修繕に資金を回せない、、などなんのための点検なのか、本末転倒になりかねません。
ドローンならば比較的安価で高所を安全かつ迅速にチェックできます。

これにより、修繕が必要な箇所を特定し、より効果的な建物管理が可能になります。


■ またドローン外壁調査のメリットとデメリットにも触れていきます。

💡ドローン外壁調査のメリット

  • 高所へのアクセスが容易で安全。人が登らないので転落の危険は無し

  • 足場を立てなくて良いので、時間とコストを節約できること

  • 打診調査に比べて人員も最小限で済むのでコストダウンが見込める

  • 撮影時間はほぼ1日~2日で完了。広範囲を迅速に調査できる


🤦‍♂️ドローン外壁調査のデメリット

  • 天候に左右される 天候が悪いとドローン飛行が困難

  • 狭い空間は飛行ができない


ドローン赤外線調査と従来の調査比較


┃外壁調査のケースバイケース


ドローン外壁調査は悪天候や狭い空間は飛行できないなどデメリットもありますが、価格帯や調査日数の手早さなどのメリットは非常に大きいと思います。


ただ、しかし、
すべてをドローンで完結できることもあれば、そうではないケースもあります。

上記であげたデメリットに加えて・・・

・電線がびっしり入り組んでいてドローン飛行ができない場所
・天候が良好でも風が強い日
・日照が極端に当たらない外壁面
・ラスタータイルなどの反射が強い外壁

などなど、ドローンでは対応できない事もあり、厳密に言うと可視調査はできるが、赤外線調査はできない場合もあります。

なのでそのような時は、打診調査を行う、
・ロープアクセス調査
・ゴンドラ調査
・高所作業車
・足場を建てた調査

上記の調査方法とその場その時で
「ここの外壁はドローンで調査します。あちらの面はドローン難しそうなのでロープアクセスお願いします!」
など共存して得意・不得意を補いながら、調査を行うこともあります。


このようにドローン調査が一番だ!と良い所だけ紹介するのではなく、リアルな現場に立つ身としてメリットやデメリットも包み隠さず書いていこうと思っています。

いかがでしたか?

ドローン外壁調査の知識がある方は知っている内容もあったと思います。

今回はSTEP1として大きく『外壁調査とは?!』というお話をしましたが

次のドローン外壁調査 実践マニュアルはSTEP2【ドローン外壁調査に必要なもの】です。


ドローン外壁調査を行う上で
・最低限用意するもの
・揃えなければ仕事ができないもの
・使い方、必要性

などを深堀していきます!

伝える僕もワクワクしています!
STEP2.の投稿を楽しみにしていてくださいね!


ドローンの上手な利用により、一般的にもドローンが日常生活に溶け込む未来が近づいています。その中で、ドローン外壁調査も普遍的に認知されるようになることを願っています!





⏰ 全 21 STEPを予定しております!

STEP 0. ドローン実践マニュアルに進む前に
STEP 1. ドローン外壁調査とは 
STEP 2. ドローン外壁調査に必要なもの 👈 次はココ❗
STEP 3. 調査目的と調査範囲の明確化
STEP 4. ドローン飛行判断 環境確認
STEP 5. ドローン飛行判断 立地確認 
STEP 6 現場調査でのチェック項目 20選
STEP 7. なぜ重要?!事前準備&一覧
STEP 8. 見積書作成
STEP 9. 調査計画書の作成
STEP 10. 施工スケジュール表の作成
STEP 11. 道路使用許可の取得方法
STEP 12. スムーズに施工するための対策
STEP 13. 各自役割と注意点
STEP 14. 撮影前チェック項目
STEP 15. 施工 調査撮影(パイロットの心構え)
STEP 16. 不具合箇所の知識
STEP 17. 画像解析の進め方
STEP 18. 可視画像解析
STEP 19. 赤外線画像解析
STEP 20. 報告書の作成
STEP 21. ドローン外壁調査まとめ

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【 Xアカウント 】 マサ @ DroneQuest-ドローンクエスト

 ⌘ 取得免許 ⌘
一等無人航空機操縦士(限定解除マルチ)
赤外線建物診断技能師
第三級陸上特殊無線技士
第四級アマチュア無線技士
ドローンパイロット1級

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