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003「一等ではなく二等を取得せよ」の闇

022年12月5日から国土交通省が「無人航空機操縦者技能証明書」を発行する「国家ライセンス制度」がスタートしました。ザックリ説明すると「無人航空機操縦者技能証明書」には、マルチローター(一般的なドローン)、飛行機、ヘリコプターの3種類の区分があり、さらに他人の上を飛行できる「一等」と、他人の上を飛行できない「二等」の2種類の区分があり、さらに25kg以上の機体を飛行、夜間飛行、目視外飛行(機体を見ないで飛行)したい場合は、それぞれの限定変更審査に合格する必要があります。

ほとんどのスクールが「マルチローター 二等」を取得する講習を開講していますが、受講者の勧誘の場である「無料体験会」や「無料説明会」では、「一等合格は難易度が高く合格率が極めて低い」「ドローンを飛ばすには二等で十分」「二等のほうが受講時間が短い」「二等のほうが受講料金が安価」・・・ といった二等取得のメリットを並べて、なるべく一等を選ばないように誘導します。ドローンスクール側からすれば、受講料金が高い一等に勧誘したほうが売上も上がるのに、なぜ二等をおすすめするのでしょうか?そこには大きな闇があります。

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