見出し画像

DJI フライトシミュレーター使ってますか?

ドローンの世界にようこそ、どうもこんにちは!
ドローンBusiness研究所ヒロユキです。

こちらのnoteでは、週一回程度のペースで、ドローンに関わる様々な情報を発信していきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

早速ですが、最近ドローンを始めたとか、練習する機会が中々無いという初心者の方々にとっては、実際のフライトはちょっとした緊張感も伴うことでしょう。
そこで、今回は安全かつ効果的にスキルを磨くためのシュミレーターをご紹介します。

それは、DJIが提供している「DJIシミュレーター」を使った飛行訓練です。
こちらは無料トライアル版も用意されており、公開から年数が経過しているため、活用されている方も少なくないのではないでしょうか。

しかしDJIもこのシュミレーターの訴求が少ないことから、最近ドローンに興味を持たれた方はご存じ無い方も多いと思います。
高額なシュミレーターを導入の前に是非ご活用いただければと思います。

DJI フライトシミュレーターとは

「DJI フライトシミュレーター」は、世界的に有名なドローンメーカーであるDJIが開発した、プロのドローンパイロットを育成するための専門ソフトウェアです。

DJIフライトシミュレーターは全ての機能を利用するには有料です。
ただし、無料トライアル版でも、飛行の基本練習には充分な機能が使えます。

今回は、無料版の機能を紹介したいと思います。
しかしながらリリースが2019年と年数が経過しているためコスパ優先でシュミレーターを活用したい方に向けての案内となる点についてご了承ください。

DJI フライトシミュレーターの動作環境


DJI フライトシミュレーターは、無料でダウンロードが可能です。
しかし動作に関して注意点が必要です。
大きく2点ハードルがあります。

一つはPCのスペックです。
OSはWindows10搭載のPCが必要となります。
私はWindows11で利用していますが、問題なく?動作しています。
※最近不具合がありましたので後述いたします。

PCの必要スペックは下記の表をご参照ください。
快適に動作させるには推奨セットアップ以上が必要かと思われます。

私はドスパラの「raytrek」のノートPCを利用しています。
参考までにご紹介いたしますが以下のスペックとなります。

プロセッサ 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700H 2.30 GHz
実装 RAM 32.0 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU
このPCの性能であれば特に問題なくスムーズに動作しています。

ハードルの二つ目は操作するコントローラー(プロポ)の対応です。
対応しているのは、下記の機体に付属するプロポとなります。

Mavic Air/Phantom 4/Phantom 4 Advanced/Phantom 4 Pro/Phantom 4 Pro V2.0/M100 / M600 / M600 Pro/Inspire 1シリーズ / Lightbridge 2 / DJI Smart Controller の送信機です。

DJI フライトシミュレーターFAQ

上記の機体をお持ちの方であれば、USBケーブルで接続すると利用可能かと思われます。

以下はお勧めではないのですが、既にお持ちであればご自身の責任のもと接続して試してください。
試したコントローラー:Logicool F310

ただ、全ての機能は利用できないようです。
選択する機体やレースモードなどでプロペラを稼働させられない事を確認しています。
フリーモードでPhantomであれば動作しました。
動作についてもキーボードより、ましな程度という感想です。

DJI フライトシミュレーターの利用方法


DJI フライトシミュレーターを利用する手順は以下の通りです。
PCに慣れた方ならそう難しいことでは無いかと思います。
PCにインストールできプロポも問題なく動作したらなら、後はひたすら実践あるのみです。
簡単ですが、利用までの流れをご紹介いたします。

DJI公式サイトからダウンロード

DJIの公式サイトからフライトシミュレーターをダウンロードし、PCにインストールします。
不安な場合は、多くの方がYouTubeなどで詳細を解説されているので参考にされると良いかと思います。

コントローラー(プロポ)の接続

サポートされているプロポをPCに接続します。
キーボードでも操作可能ですが、ドローン飛行の技術を修得するには、断然プロポを利用する方が実際の飛行に役に立ちます。

起動と設定

起動時にはログインが必要です。
DJIドローンを操縦する際に使用するアプリDJIGO4やDJI Flyなどを既に利用したことがある方はお持ちのアカウント情報を入力します。

フライトシミュレーターを起動し、必要に応じて設定を行います。
変更する箇所はほぼないかと思います。
言語は残念ながら英語か中国語のみで日本語は非対応です。
後は飛行したいメニューを選ぶだけです。

フライトスタート

練習を開始します。
各種メニューからチャレンジしたいコンテンツを選択します。
飛行の基本から、レースなど幅広いシナリオで飛行が可能です。
ご自身の目的に沿ったコンテンツを選択すれば良いでしょう。
個人的にはレースモードがプロポ操作の技術向上に役立つのかなと思います。
注意点として、鍵マークの付いた無償では利用できないコンテンツもあります。

STSRT画面

補足

今まで問題なく動作していたDJIフライトシミュレーターですが、ある日突然アラートが出て利用できなくなった事があります。

それは、シミュレーターソフトを起動時に「Network Error Error: 008 008 {000/0263}」というエラーが出て先に進まないトラブルでした。

こちらの解決方法としては、
C:\Program Files (×86)\DJI Flight Simulator フォルダーにある UE4PrereqSetup_x64.exe ファイルをインストールする事で解決しました。

最後に

いかがでしたでしょうか。
天候が悪くしばらく飛行させられない梅雨の時期や、ドローンを始めて飛行させる前の練習として安全に飛行訓練が可能な「DJIフライトシミュレーター」。
更に機能の高いシミュレーターも他社から市販されていますが、それらを購入する前の比較として利用されるのにも、この無料トライアル版シミュレーターを活用すると良いのではないかと思います。
この情報が、皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

それでは、またお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?