手軽な空撮体験!DJIドローンの自動操縦は初心者にも優しい
ドローンの世界にようこそ、どうもこんにちは!
ドローンBusiness研究所ヒロユキです。
こちらのnoteでは、週一回程度のペースで、ドローンに関わる様々な情報発信をしていきます。
(2024年からは不定期配信でお送りいたしますw)
どうぞ宜しくお願いいたします。
今回は、ドローンの自動操縦による飛行について解説いたします。
自動操縦と聞くと何だか難しいのでは?と、構える方々も多いかもしれませんが、一般のユーザーの皆様でも撮影の便利なツールとして使える機能が沢山あります。
まだ活用したことが無いという方は、是非試していただきたいと思います。
ドローン自動操縦の技術
民生用のドローンの自動操縦の機能には、大きく分けてGPS方式とトラッキング方式の2種類があります。
自動で飛行する為には機体が今現在何処に位置していて周りの状況がどの様な状態かドローンが把握する必要があります。
自動飛行にはこの様な技術が不可欠となります。
そこで、日本でも多くのユーザーに支持されるDJIのドローンは、その高度な技術と革新的な機能でドローンユーザーに評価を得ています。
以下では、DJI製品を例に主要な自動操縦による飛行機能に焦点を当て、その魅力に迫ります。
GPS方式
主に「ドローンの現在座標」と「目的地の座標」を測位し、飛行ルートの設定を行います。
GPSを用いたドローンの自動操縦機能は、特に災害時に威力を発揮します。人的コストを使わず、自動操縦を用いて迅速に災害現場に駆けつけ、現場のマッピングを行えるためです。
トラッキング方式
GPSだけに頼らないドローンの自動操縦・自律飛行システムです。
障害物を自動で回避する機能や、位置情報と超音波センサー・イメージセンサーを併用した姿勢制御システムなど、GPSだけに頼らないさまざまな機能が盛り込まれています。飛行経路を設定するのではなく、対象物を追尾す機能で人物や乗り物などを自動的に追いかけることが可能です。
その他の技術
産業機の中にはSLAM (Simultaneous Localization and Mapping)という技術を使った自動飛行もあります。
SLAMとは、お掃除ロボットなどにも利用されている技術ですが、非GPS下での飛行でドーロンにも活用されています。機体の位置と、その周辺の環境を同時に把握する技術です。
SLAMの技術の一つVisual SLAMでは、カメラで取得した画像から、周囲の環境の3次元構造を計算し環境地図を作成します。その地図に対し、「自身がどのくらい動いたか」によって位置を推定します。
撮影に係る自動機能
日本国内でも多く所有されているDJI製品には「ウェイポイント」という機能を持ったドロ-ンがあります。
ウェイポイント飛行は、ドローンの初心者でも理解しやすい自動飛行の機能です。この機能を使用すると、あらかじめ指定した位置に飛行機を自動的に誘導できます。
事前に設定されたウェイポイント(目標地点)に基づいて、ドローンは特定の順序で自動的に航行し、その途中で写真を撮影することができます。また、撮影など動作させたいポイント(POI)をウェイポイントに関連付けることも可能で、飛行中はそのポイントの方向を向くようになります。
さらに、一度作成したウェイポイント飛行ルートは保存でき、後で何度も利用することができます。
これにより、簡単に同じ飛行経路を再現することができます。
ウェイポイントを設定するには、DJI製品に搭載されたアプリケーションを使用することで飛行が可能です。 自動でドローンを飛行させるために便利な機能ですが、ウェイポイントを設定する際には、航空法や地域のルールを遵守することが重要です。
ウェイポイントを設定する手順は以下の通りです。
DJI Flyアプリを開き、機体との接続が完了した後、飛行操作画面に移行します。機体の離陸後、送信機またはアプリ操作画面経由で、ウェイポイントを追加することができます。
画面左側のウェイポイント飛行アイコンをタップして、飛行経路の計画を開始します。
ウェイポイントの追加方法は以下の通りです。
機体の離陸後、送信機またはアプリ操作画面経由で、ウェイポイントを追加することができます。
マップ画面で指定地点を選択した後、ウェイポイント操作パネルでの「+」をタップして、ウェイポイントを追加します。
ウェイポイントの設定方法は以下の通りです。
ウェイポイント操作パネルで対応するウェイポイントの番号をタップすることで、該当ウェイポイントを設定できます。
ウェイポイント設定できるパラメータはカメラ動作/高さ/速度/向き/ジンバルチルト/ズーム/ホバリング時間が含まれています。
飛行経路の設定方法は以下の通りです。
全体速度、飛行終了後の機体動作、信号ロスト時の機体動作、開始地点を設定できます。
自動撮影機能のクイックショットとマスターショット
クイックショットとマスターショットは、DJIのドローンに搭載された2つの異なる撮影モードです。
クイックショット
クイックショットは、選択するだけでDJIドローンが自動撮影をするインテリジェント機能で、ドローニー、ロケット、サークル、ヘリックス、ブーメラン、アステロイドの6つの撮影モードがあります。
特別な飛行技術を使わなくても見ごたえのある撮影を自動で行ってくれます。
マスターショット
一方、マスターショットは、クイックショットの進化版とでもいうような機能で、機体の動きからカメラアングル、ズームなど自動撮影技術を駆使して音楽付きショートムービーを作成可能です。
ドローンならではの映像で簡単に動画編集までを行いたい方にお勧めの機能です。
最後に
DJIのドローンの自動飛行機能は、ただ飛ぶだけでなく、プロフェッショナルなクオリティの写真や動画を手軽に制作するための頼もしいサポートです。そして様々なフライトモードが、ユーザーに没入感あふれる空撮体験を提供します。
これらの機能を活かし、DJIのドローンが提供する未知の視点を開拓してみてください。
それでは、またお会いしましょう!
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