ミーアキャット公認心理師事務所

精神科専門医・公認心理師の筆者を1年で20kgのダイエットに成功させたマインドフルダイ…

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精神科専門医・公認心理師の筆者を1年で20kgのダイエットに成功させたマインドフルダイエットを、その体験に基づき紹介します。↓こころを震わせる歌声、最近デビューした歌手のkyyさん応援してます https://www.youtube.com/watch?v=6sSFGIeEl0I

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  • 頑張らないから痩せられる!精神科医が1年で20kg痩せた治療

    精神科専門医・公認心理師の筆者を1年で20kgのダイエットに成功させたマインドフルダイエットを、その体験に基づき紹介します。食事制限は、人間の本能に挑むかの如く無謀な挑戦です。ダイエットのコツは、精神論や根性論に頼った方法論による無理を減らし、食事を味わい楽しむことにあります。

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東大刺傷事件。なぜ人を刺すのか。実行犯の不可解な心理を分析。高すぎるプライドが日本を蝕む

15日朝、大学入学共通テスト会場の東京大学の前で高校生ら3人が刃物で切りつけられるという痛ましい事件が起きました。 逮捕された17歳の高校生の少年は「医者になるために東大を目指して勉強していたが、成績がふるわなくなり自信をなくした」「「去年から事件を起こそうと考えていた。勉強がうまくいかず、事件を起こして死のうと思った」などと供述していることが報道されていますね。 色々とうまく行かず自信をなくす、ここまでは皆さんも理解できる心情だと思いますが、自分の人生がうまく行かない➡

    • エピローグ

      (授業が終了して数か月後…) でぶねこ 「先生久しぶりです」 Dr Neco 「でぶねこ君、久しぶりですね。私の授業を最後まで真面目に聞いてくれてありがとうございます。あれからもマインドフルイーティングは少しは役に立っていますか?少し体がシュっとしてきたんじゃないですか?」 でぶねこ 「やっぱりそうですよね。ちょっと体が軽くなってきました。マインドフルにいつも食べられるわけではないけど、美味しそうな時は丁寧に食べてみたり、美味しくない所は残したり、お腹一杯なら途中でもご

      • コロナ時代の不安との付き合い方。100年続く日本古来の森田療法から学ぶ生活の智慧

         マインドフルネスは日本の禅からヒントを得て、1979年に西洋で開発された精神療法ですが、日本には大正時代にすでに、マインドフルネスに近い考え方の精神療法が開発されていました。それを森田療法と言います。今から約100年前に開発されたにも関わらず、人間の無理のない生き方についての核心をついた内容で、現代の生活にも役立つ知恵で溢れています。ストレスを減らし、無理なく、味わって痩せていくというこの本の内容に通じるものがあるので、森田療法の有用な考え方をいくつかご紹介したいと思います

        • 大学病院の精神科医がこっそり教えるたった3つの快眠のコツ

          ストレスを貯めない睡眠術   ストレスを溜めないためには睡眠も大切ですし、短時間睡眠は体重増加と相関があるので、ダイエットの観点からも重要です。エジソンが電球を開発したことで、人類は豊かになりましたが、夜に明るくなってしまったため活動時間が増えてしまい、睡眠や休息の時間が減ったことを「エジソンの呪い」と呼びます。そんな現代社会でうまく寝るためにはコツが必要ですので、紹介したいと思います。 原則一. 遅寝・早起き。眠たくなったら寝る  睡眠をしっかり取ろうとすると、多くの場合

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        • 頑張らないから痩せられる!精神科医が1年で20kg痩せた治療
          14本

        記事

          第11章 ストレス解消の幅を広げよう

          まだまだストレスが溜まっている人に マインドフルに食べ、日常生活をマインドフルに過ごし、コミュニケーションにも注意を払ってもまだまだ疲れている、ストレスが溜まっているという人もいると思います。それほどストレスが溜まっているということは普段の生活がかなりハードで、身を削るように過ごされているのでしょう。最近はプロスポーツ選手も、ただがむしゃらに鍛えるのではなく、体のケアを大事にすることが増えてきました。誰しも自分の体と心を使って生活しているという意味では「プロ」ですので、たった

          第11章 ストレス解消の幅を広げよう

          第10章:精神科医が教えるストレスを溜めない最強のコミュニケーション術

           ここまでは、一人の時間をマインドフルに過ごすことでストレスの軽減を目指してきましたが、私達の生活で最もストレスのかかりやすいものは、やはり対人関係です。ダイエットに限ったコミュニケーションを見ても、「ご飯残すなんて珍しいね、ダイエット?続かなそうそう(笑)」「ダイエットしてるんじゃなかったの?結構食べてるけど」などと心無い言葉を投げかけられたり、「私の作ったご飯を残すなんて、まずいってこと?」「もっとご飯を食べないとだめだよ」などと食事に関して色々なことを指摘されます。

          第10章:精神科医が教えるストレスを溜めない最強のコミュニケーション術

          第9章 :心を満たせば、食べ過ぎない

          Dr Neco 「もう相当マインドフルダイエットに熟練してきたんじゃないですか?」 でぶざらし 「見ての通り、もうただのぽっちゃりレベルですよ!」 Dr Neco 「わっ、すごいですね!(あれ、前からただのぽっちゃりって言ってなかったっけ…)」 でぶねこ 「ぼくも気が付いたらだいぶ痩せてきましたよ。でも、仕事で色々うまくいかないと、やっぱりむしゃくしゃしてついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎちゃうのは0にはなってないですね。この間も、上司に分からないことを何度も説明してもらっ

          第9章 :心を満たせば、食べ過ぎない

          第8章 マインドフルダイエットをさらに体得する

          目標を確認しよう Dr Neco 「そういえば、でぶねこ君はどうしてダイエットしようと思ったのですか?」 でぶねこ 「いやぁ、やっぱり職場の女の子にモテたいなぁと。最近、後輩の女の子に『ちょっと丸くなりましたね(笑)』って言われちゃって」 Dr Neco 「でぶねこ君に話しかけるような女の子が?!」 でぶねこ 「いやいや、僕だって女の子に話しかけられるくらいはする、とも限らない。話しかけてもらえない職場もある。今の職場の皆に感謝しよう」 Dr Neco 「いつも観てま

          第8章 マインドフルダイエットをさらに体得する

          コラム:「理屈は分かったけれど、ご飯を残すのは無理!」という人に

           マインドフルに食べようとするとご飯を残す場面が増えると思います。「『すでに満足していたり、美味しくなかったりした場合はそれ以上食べなくて良い』というのは、理屈としては分かったけれど、食べ物を残すことにどうしても罪悪感がある」という人もいると思います。食べ物や命を大切にしたいというのはとても自然な気持ちです。一人で生きているのではなく、食べ物や命によって生かされているという感謝の気持ちは素晴らしいものです。その気持ちを生かすためにも、よりマインドフルに生活していくことが大切で

          コラム:「理屈は分かったけれど、ご飯を残すのは無理!」という人に

          7章 食べ物とうまく付き合うための、たった3つのマインドフルなコツ

          Dr Neco 「呼吸瞑想はしていますか、でぶねこ君」 でぶねこ 「何回かやってみて、マインドフルっていうのがなんとなく分かった気がしたけど、わざわざ瞑想の時間を作るのは大変だから、最近はもうあんまりやってないかなぁ💦」 Dr Neco 「普段やってないことをやるのは大変ですよね。マインドフルという感覚が少し掴めたら、食事の時にマインドフルに食べるようにしてみましょうか。食事は必ず毎日とりますからね。そのためのコツを3つ紹介しましょう!」

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          7章 食べ物とうまく付き合うための、たった3つのマイ…

          自分にとって大切なことって言われても分からない人へ

          #自分にとって大切なこと 自分にとって大切なことは何だろうと考えてもすぐは分からない人は多いのではないでしょうか。 それは大切なことや本音を押し殺しながら生活していることが関係しているかもしれません。精神科医として心理学的な点から解説してみたいと思います。 親や学校、会社、コミュニティにおいて、安心感がなく、常に相手の顔色を伺って、相手の意向や期待に沿って動いていると人間は段々と自分の気持ちを押し殺すのが癖になって、自分が何が好きなのか、大切なのか、本音が分からなくなっ

          自分にとって大切なことって言われても分からない人へ

          第6章 全集中の呼吸?!マインドフル呼吸瞑想

          「瞑想」と言われると、難しい気がしますが、誰でも簡単に出来ますので安心して下さい。  まず、最初に自分の楽な姿勢を見つけます。椅子に深く腰掛けるのも、横たわって仰向けになるのも良いでしょう。リラックス出来る体の状態を探してみて下さい。座る場合は、両足を交差させずに、足の裏を床につけておくと。地面との感覚を感じやすいと思います。  腕は自分の好きな場所に置いて貰えれば良いですが、お腹の上に置いた方が、呼吸を感じやすいでしょう。この記事を手に取って読みながらでも問題ありません。こ

          第6章 全集中の呼吸?!マインドフル呼吸瞑想

          第5章マインドフルダイエットの身につけ方

          第4章までの話はこちら 食べ物を見ると心に何が浮かんで来ますか??〜食べすぎのきっかけをつかめ〜 Dr Neco 「どうですか?マインドフルに味わってますか?」 でぶねこ 「んー、できる時とできない時があって、ダメですね。普通のダイエットよりは辛くないけど」 Dr Neco 「できる時もあるのですね。良いですね。どんな時に出来て、どんな時がダメですか?」 でぶねこ 「休みの日のランチとか、余裕がある時は味わって食べられたかなぁ。あとは、何か食べたいかもと思った時に

          第5章マインドフルダイエットの身につけ方

          マインドフルダイエット第1巻:第2章~4章まで

          第2章:我慢型のダイエットがダメな理由

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          マインドフルダイエット第1巻:第2章~4章まで

          “食事をむやみに制限すればするほど太っていく!”悪循環

          あなたが、この記事を読んでいるということは、何らかの食べ物を控えているのではないでしょうか。それは、ラーメン、ドーナッツ、ケーキ、揚げ物といった高カロリー食品であることが多いかと思います。 でぶざらし 「いや、私はそんなに控えてないよ!」 Dr Neco 「という人でも、食べた後に「食べちゃったなぁ…」と、少しでも罪悪感があれば、それは心の中で制限をかけていることになります」 でぶざらし 、でぶねこ 「そ、そうなの?!」 Dr Neco 「食べ物を制限することで、

          “食事をむやみに制限すればするほど太っていく!”悪循環

          私が20㎏痩せた理由、それは…

          私はこのマインドフルダイエットを始めて1年半で20㎏体重が減りました。 それまでもいわゆるダイエットはしていて、なるべく炭水化物や脂ものを取らないように心がけたり、野菜をまず先に食べたり、間食をやめたりなど頑張ってはいましたが、全く続きませんでした。気が付けば、体重は90㎏を超えており、健康診断では肝機能異常を指摘されていました。  体重が増えたきっかけは社会人になり、仕事を始めたことでした。比較的自由な学生生活から、社会に出ると、働き疲れることはもちろんある他、「我慢」

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