規定選択法の時代になっても比較選択法がすたれないのはなぜ?
この20年ずっと規定選択法が推奨されてきている
補聴器のフィッティングが職人的な作法(比較選択法、一対比較法)から、科学的論理的なもの(規定選択法、処方式にもとづく選択)に変わってもうずいぶん長い時間が経ちます。規定選択法が、最終的にNoah(*)の思想にしたがってNALに収束するかに見えましたが、1990年代には処方式が乱立、Noahコンセプトも気がつけば勾玉(まがだま)が割れて四方八方にバラバラになるように分かたれました。そんな時代を経て、NAL-NL2、DSL5.0の二大潮流、そして第3軸の登場というデジタル3.0とでも言うべき転換期を迎えています。
第3軸?
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