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【マシュマロへのお返事】博士の将来性は?


マシュマロへのコメントありがとうございます!

私のような教員の端くれの雑記読んでいただきましてありがとうございます。
学生さんからの質問ということで回答にも熱が入ります。

私は学生時代から理系一筋でしたので、文系の事情についてはあまり詳しくないです。
申し訳ございません…。

文系、理系で共通して言えるような浅いことやメンタル面のお話程度しかできないことをご容赦ください。

ただ、質問者様は研究を続けたいとのことですので、全力で応援したいです。

将来性は確実にあります!とは言えませんが、高い目標に挑戦する意欲のある人は、たとえそれが思い通りにならなくても自分の力で人生どうにかできます。

もし、研究者の道を諦めて妥協で就職してしまったら、ずっと研究の道を諦めたことが心残りになると思います。

もちろん、後からもう一度大学院に入って博士の学位を取ることはできますが、修士から進学するよりも困難なことが多いです。
(社会人博士の満期退学率はとても高いです。)

「稼ぎたい気持ちより、研究したい気持ちが強い。」「生きていけるレベルの収入は欲しい。」
→学生時代の私の考えとそっくりで首を痛めるほど頷いてしまいました。

やはり、研究者を目指す最大の懸念点は収入があるか、そもそも職に就けるか?という点ですよね。

(私も修士の頃に「博士が100人いる村」という動画を見て、思っていたよりも悲惨だな・・・と思いました。(「もし世界が100人の村だったら」のパロディ動画です。))

博士課程を視野に入れ、現在は留学されているとのことですので、質問者様は熱意もポテンシャルも高い方だと見受けられます。

そして、一般の会社でバリバリ働いて高収入を得るよりは、自分の好きな研究をして食べていけたら・・・ということですよね。

でしたら、最短で博士号を取得して、大学教員や国立の研究施設を目指すのが思い描く将来への近道だと思います。

やはり、大学や研究所の公募に応募することを考えても、年齢は若い方が選択肢が広がります。
選考基準には、「年齢が35歳以下」のように限定されているものもあります。
また、必要な業績に「論文数○報程度」と書かれていることが(理系の場合は)多いですが、30歳くらいまででしたら年齢を考慮してハードルを下げてくれることもあります。

将来像が固まっているのであれば、行動するのは早いに越したことはないです。

質問者様からのコメントを読んで、若い頃の自分を見ているようでエネルギーをもらいました。

ぜひ、研究者を目指したいという純粋な気持ちを忘れずに、自分の気持ちに正直な選択をしていただけたらと思います。

マシュマロへの質問リンクはこちら↓↓

https://marshmallow-qa.com/bogk501lbl0lw9s?t=HoKFBe&utm_medium=url_text&utm_source=promotion

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