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もうアイドルを推したくなかった女が地中海でハマったB-PROJECTのはなし

これはもうアイドルを推したくなかった女が、地中海で突如として二次元アーティスト集団、B-PROJECTの沼にハマった手記です。

経緯


ゆるハロヲタになる
もともとは友達の影響で卒業ギリギリのモーニング娘。’16の鈴木香音ちゃんにハマり、今まで自分で取ったことのなかったアイドルのライブチケットを取りライブビューイングで見送ったことがアイドル生活としてのスタートでした。
彼女は未経験ながら老舗アイドルグループであるモーニング娘。に入り、途中でガタイが良くなってたこともありますが、誰よりも魅力的な笑顔と心に残る歌声で、わたしに取っ本当にアイドルの中のアイドルであり、卒業後も未練はタラタラです。
推しの贔屓心を差し引いても、彼女の活躍の機会はポテンシャルに対しては少なかったと思います。

懲りずに二次元に行く
生身の人間は卒業というタイムリミットがある。そうではないアイドルもいますが、ハロー!プロジェクトでは不可能に近いため、次に気になったアイドルマスターシンデレラガールズの門を叩いて見ました。もちろんコンテンツの終わりがアイドルの終わりですがハロプロよりも長く推しごとできるのではないかと鷹を括っておりました。
そこで出会ったのは松尾千鶴ちゃんでした。きっかけはモバマス版イベントめざせきらきらアイドルのあらすじをまとめている人をTwitterで見かけたことです。デレマスのストーリーは割と平和なストーリーが多いのですが、このイベントでは素直になれない後輩松尾千鶴と、それに対して説教をする先輩佐藤心という構図に感動し、この眉毛を推すことに決めました。

運営が辛い、総選挙も辛い
その少し後に、シンデレラガールズに新アイドルが追加されることが発表されました。松尾千鶴ちゃんはマイナーの中ではそこそこ知られていますが声もなくこれから応援して行きたかったのですが、早速心が折れそうになりました。
発表からアイドルが順次登場していき、即ボイスや歌が当てられた子もいて絶望しました。総選挙時期も微力ながら少し課金をして松尾千鶴ちゃんを応援していましたが結果は圏外。
これからも彼女を応援し続ける気持ちはありますが、声を得るまでにはまだまだ道のりは遠く、そこまでシンデレラガールズが続くのかとどうかとモヤモヤし続けております。

遂にB-PROJECTにたどり着く
地中海で音楽ゲーム開発に携わっているのですが、競合調査がてら流し見していたYouTubeで偶然B-PROJECTの3DMVを見つけました。
もともとアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ、ミリオンシアターはプレイしていました。それらと比較すると、アイドルマスター系の3Dは2Dアニメに寄せて作られている、2Dアニメの代わりとしての3Dアニメといった印象でしたが、B-PROJECTの3Dは生身の人間のモーションにうまく2D顔を馴染ませていると感じました。特に手の動きによる表現や、体全体でリズムを取っているシーンに感動しました。

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B-PROJECTはいくつかのグループで構成されており、先述の偶然見たMVはTHRIVEのdreaming timeでした。そこで始めてTwitterでよく見るフレーズが頭をよぎりました。

「顔がいい…」

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T.M.Revolutionが好きで、西川さんがプロデューサーということで名前自体は存じていたのですが、その時はキタコレというB-PROJECT内のグループ名について、目を引くためにネットスラングから取ったのかと勘違いして「痛いなあ」と思ってスルーしていました。(実際は北門 倫毘沙 きたかど ともひさと是国 竜持これくに りゅうじのユニットだからキタコレだと今回はまった時に知りました。)

気がつけばゲームアプリをダウンロードして、Twitterでファンをフォローして、iTunesで曲を買い、ずぶずぶと沈んでいきました。

このプロジェクトは2015年に発足し、コンテンツに溢れた日本においては勢いが落ち着いたタイミングではありましたが、3月にはTHRIVEの単独ライブTHRIVE LIVE 2019、7月には全グループによるB-PROJECT~絶頂*エモーション~ SPARKLE*PARTYといったライブがありました。
SNSタイムラインを見るとキャッキャしているファンの皆さんを見ることができて、B-PROJECTが愛されているなと感じ、ここ地中海からでも忠誠心が強まりました。

B-PROJECTのここがいい

古き良きJPOP感のある楽曲がいい
少し昔のジャニーズjrが歌っていそうな、懐かしさのある楽曲は耳馴染みがよく、もともとT.M.Revolutionを中心に90年代のJPOPが好きなわたしに刺さりました。


と、思えば個性的な曲もある。B面っぽい。
手堅いJPOP楽曲の他にも、飛び道具的に人の心を刈り取る個性的な楽曲も豊富です。B面らしい曲だなと思います。特にTHRIVEのTick-tackは初心者を沼に落とす楽曲だとTwitterで言われてたり言われなかったり…



全員に声がついている。歌割も平等
素晴らしい楽曲があっても、推しが歌うことがないなんてつらいですよね。B-PROJECTなら全員に声があるので、押しの歌声を聞くことができます。また歌割もあまり偏っていないので、ユニゾンでしか歌パートがない…ということもないです。ソロ楽曲があるのも嬉しいです。


全員がやる気に満ち溢れている
ハロプロ好きだと、ほとんどのメンバーは私たちの前に出るときにはやる気を振り絞ってくれています。しかしアイドルマスターシンデレラガールズになるとアイドルの数が多く、中にはあまりアイドル活動に興味がなさそうだと感じる子もいます。そういった子に声があって人気があるのがつらいです。
B-PROJECTメンバーは個性的ですが、全員ステージに対しては真摯に取り組んでいるところが好きです。

ファンの治安がいい
盛り上がりが落ち着いていることもあり、ファンの皆さんはとても落ち着いています。周りのファンなんて関係ない!自分が好きなものを推すんだ派もいることは承知しておりますが、「鈴木香音ちゃんの呼び名としてズッキは使うべきでない派」が怖くてファンから一歩引いていた自分としてはファン層も重要な要素です。

最後に
ハロプロ、デレマスの運営やファンを通ってくると、B-PROJECTの平和さが心地良いです。楽曲の良さと世界観もクオリティが高く、ただいま各グループの新曲が続々リリースしています。
激戦の女性向けコンテンツではありますが、これからもがんばってほしいです。

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