見出し画像

【医師解説】miSignal®の卵巣がんに加えて、肺がん・胃がん・乳がん検査が追加された背景

日本における肺がんの罹患者数は122,825人(*1)、死亡率(対人口10万人)60.9人、胃がんの罹患者数は126,009人(*1)、死亡率は(対人口10万人)34.7人(*1)です。乳がんの罹患者数は94,519人(*1)、死亡率(対人口10万人)12.1人です(*1)。

肺がん・胃がん・乳がんは、適切な検査が確立されているものの、痛い検査は苦手、忙しいため検診に行く時間がない等の理由で検査を受診していない方も多いのが現状です。日本のマンモグラフィー検査の受診率は先進国の中で最低レベルです(*2)。

近年の医学の進歩により治療成績は向上してきているものの、臨床進行度別の5年相対生存率は、肺がんの場合、限局(早期)は83.5%、遠隔は6.4%(*1)、胃がんの場合、限局(早期)は96.7%、遠隔は6.6%(*1)に留まります。乳がんの場合、限局(早期)は99.3%、遠隔は39.3%(*1)に留まります。

肺がん・胃がん・乳がんは、新しい医薬品や治療法の開発が進歩しているものの、根本的に予後を改善するためには、がん検診の受診を促し、早期のうちにがんを発見し治療を開始することが最も重要です。

また、乳がんを発症される方には、遺伝に起因するもの(遺伝性乳がん卵巣がん症候群:HBOC)である場合もあり、HBOCと診断された方は乳がんだけでなく卵巣がんも発症しやすい傾向があります。

miSignal®️は尿検査により、がんを早期発見できる検査を開発・提供することで、がんの予後改善が期待できます。


■ miSignal®️(マイシグナル)について
 miSignal®️(マイシグナル)は、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNAに着目したがんスクリーニング検査です。

最新の技術により尿中の微量なマイクロRNAを効率よく捕捉し、早期のがんリスクも高い精度で検出します。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。

尿だけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。

現在、提供が開始されているマイシグナルの対象がん種は

「肺がん」・「胃がん」・「乳がん」・「卵巣がん」

です。

今後、研究開発の進捗とともに順次検査可能ながん種が増える予定です。

詳細はWebサイト(http://misignal.jp/)をご覧ください。

青山メディカルクリニック 院長 松澤 宗範

出典:
(*1)国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
(*2)OECD, OECD Health Data 2013, June 2013

・院長プロフィール
総合内科、形成外科、美容皮膚科、美容外科。
がん診療に関しては10代の頃に母親を末期癌で亡くした経験と形成外科で癌術後の再建で患者様と日々関わることで、早期発見、予防医療の重要性を痛感し、がん検査や治療も行っている。
疾患の種類を問わず、アンチエイジングまで幅広い患者様に対応し、体の内側・外側ともに健康に綺麗にをモットーにしている。

・青山メディカルクリニックホームページ・ 
👉https://amclinic.tokyo

・Instagram・
👉クリニック公式 https://www.instagram.com/amclinic.tokyo
👉院長個人アカウント https://www.instagram.com/dr.matsuzawa

・Facebook・
👉クリニック公式  https://www.facebook.com/amclinic.tokyo
👉院長個人アカウント https://www.facebook.com/munenori.matsuzawa

・Twitter・  
👉クリニック公式 https://twitter.com/amclinictokyo
👉院長個人アカウント https://twitter.com/drmatsuzawa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?