男子バレーボールに填まった経緯①
そんなライトなバレーボールファンだった私が男子バレーボールに填まったのは、実は東海地方で放映されている夕方のニュース番組だった。
東海テレビ「ニュースOne」という現在も放映されている番組の月曜日に、浅田舞ちゃんが地元の10代のスポーツをやっている子供たちを特集するというコーナーがあった。2015年秋のある日、普段と同じようにその番組で取り上げられたのが、当時中央大学2年生の石川祐希選手だった。全く男子バレーに興味がなかったので、当時彼が奇跡の世代と言われた星城高校のエースアタッカーであったことなども全く知らず。舞ちゃんによると、星城高校時代にも取り上げたことがあり、久しぶりに成長した石川選手を取り上げる、というていだった。もちろん、そこではワールドカップ(東海テレビはフジテレビ系列)のことも告知されていた。
けど、すっかり忘れていた。
仕事が終わって、帰宅後、偶然テレビをつけたら、ワールドカップバレーをやっていた。そういえば、最近、舞ちゃんが取材していた選手って、誰だっけ?と思う間もなく、飛び込んできたのが、石川祐希選手の跳躍力と綺麗なフォームだった。そして、柳田将洋選手の抜群な綺麗なフォームから繰り出される弾丸サーブ。
さらに、さらに、私の記憶がある限り、海外の強豪国とは全く勝負にならない試合しかなかった男子バレーの躍動感ある、頼もしい試合展開。
え、男子バレーボールって全然知らなかった。いつの間にこんなに強くなったの!?と度肝を抜かれた。
それ以降、自宅に帰ってまずはテレビをつけてバレーボールを観戦するというワールドカップな期間だった。
ただ、スポーツはテレビ観戦するものという意識でいたこともあり(実はフィギュアスケートを現地観戦したいと思ってから、2013年の全日本選手権を見に行くまで20年くらいかかっている)、すぐにVリーグ観戦とはならなかった。
というのと、広瀬さんの時と同じく、ユニチカというチーム名を知っていたけど、バレーボールリーグの存在がある、というところまで認識されていなかったため、サントリーという名前は出ていたけれど、バレーボールの選手がリーグ戦をしているなんて、全く思いもよらなかったというのが、真実だった。
そのため、そこから標準を絞ったのが、2016リオオリンピックバレーボール世界最終予選(OQT)のチケットを取ることのみだった。しかも仕事との兼合いで行けるのは日曜日のみという激戦に打ち勝つべく、様々な予習を開始した。
それが、2015年度のことだった。
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