男子バレーボールに填まった経緯②

そして、迎えた2016年なんとかチケット争奪戦にも勝利し、初めてバレーボール観戦に訪れたのは、東京体育館。

フィギュアスケートのアイスショーで何度か訪れたことはあったので、アリーナ自体にはなじみのある体育館ではあるんだけど、「初めてのバレーボール観戦」ということで、本当にお上りさん気分で会場に向かった。

一応、自分なりに勉強して、日本は開催枠国で事前に対戦相手を選べるということで、初戦のベネズエラ戦に勝利し、私が見に行く中国戦は必ず勝たないといけない相手(というか勝って当然)だったらしい。

ところが、結果は、正直ワールドカップの躍動感あふれる自信に満ちた戦いっぷりからははるかに遠く離れた戦いっぷりで落胆した。これは、もしかしてテレビの前というベストポジションと、東京体育館のスタンド席からは見る双眼鏡があっても小さな選手たちの様相との迫力の違いなのか、と思わせるような戦いっぷりだった。

とはいえ、まだOQTは始まったばかり。きっと若い選手たちだからオリンピック予選というプレッシャーにやられているだけで、ここから巻き返してくれるはず、と信じて、仕事から帰宅後はテレビ放映を見続けた。

すると、石川選手がジャンパー膝で調整が間に合わず、無理して出場していてさらに負傷し、さらには柳田選手の怪我をして、さらにワールドカップで出場権を取れなかった強豪国がトップギアに上げた状態と日本との差はあまりにもあって、ポーランド、イランに連敗、さらにはワールドカップで勝利したオーストラリアにもスト負けして、オリンピックの出場権を逃し、カナダにも敗れて迎えたフランス戦が、人生2度目のバレーボール観戦となった。

しかも、ワールドカップバレー2015で、実際にライブでプレーを見たいと思った選手は石川選手と柳田選手だったので、その二人とも出場しない可能性を考えてのことで若干モチベーションは低下しつつ、会場に向かった。
ただ、若干しか低下していなかった。それはバレーボール自体の現地観戦する楽しさを実感していたからかもしれない。

ご存じのように、すでにオリンピックの出場権の出場権を獲得していたフランスが、一軍ではなく二軍を出してくれたこと、柳田選手のスタメン復帰などで、接戦をモノにしての勝利を見せてくれた試合観戦となった。

自分の感情をうまく表現できないけれど、このOQTを現地観戦したことをきっかけにして、バレーボール観戦の面白さを実感して、遠征生活を送ることになった。

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