周易の占い方 解説編1

先日、妻から
「食パンの賞味期限が切れているけど、
まだ食べられるどうか、占ってほしい!!」
と言われまして…

私も質問しましたよ…
「それ真剣に聞いてます?」

妻は「真剣です」というので、
それなら私も真剣に占うことにしました。

妻から告げられた卦は「火地晋 三爻」です。
※この時は、妻がサイコロを振って卦を出しています。

上卦は離
下卦が坤

上卦の離は、「太陽」を表す卦です。
「暑いもの」「赤い物」などを表します。

下卦の坤は、「地」を表し「平らなもの」を表します。

上記より、次のように推測します。
・上卦 離:焼く、火を通す
・下卦 坤:食パン

とりあえず、焼けば大丈夫。

三爻に火を通してみます。
※陰から陽にひっくり返してみる。

火山旅が出てきます。
パンは焼けたかもしれませんが、火山旅では美味しくはなさそうです…
※火山旅は、心細い旅の卦であり、パンを美味しく食べられる状態ではありません。

裏にも火を通して(初爻を変爻してみる)離為火の方が良さそうに見えます。

もっとしっかり火を通して、大有は悪くなさそうです。

もし、焼き過ぎて真っ黒こげになれば、
下卦は坎になり「火水未済」です…
※坎は黒を表します。
こげてしまうので、美味しくありません。

結果的に「離為火」か「火天大有」ぐらいが、ちょうど良い焼き具合になります。
妻には「表と裏に火を通せば大丈夫!!」と伝えました。

調子に乗って更に深読みしてみます。
今回は食べることに関する占いと考えれば、
火地晋は元々、山雷頤から来ているのではないか?!
と推測します。

先ずは、食パンを買ってきて食べたので山雷頤とします。

次に生卦法を使って、
初爻の陽を二爻に移して山水蒙。
パンを人目につきにくい暗い場所にしまったのでしょうか…

三爻に陽をもってくると艮為山。
完全に放置です…
※艮は山を表しますので、食パンも動かざること山の如しです。

そして四爻まできて火地晋になります。
ここで食パン発見!!

火地晋の次は、風地観で大艮の卦になります。
大艮は、艮為山と同じく「留まる」「動かない」という卦です。
食パンは「食べてはいけない…」という状態になります。

結論としては、
「今日なら焼いて食べられるが、明日以降は控えた方が良い」
と伝えました。

結果
その日のうちにパンを焼いて食べたようですが、特に問題なかったようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?