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20200324 「無」の世界へ近づける弐本論

春めいた陽気が続きますが、日陰に入るとまだ寒さも感じられる3月の三寒四温の気候も、日本らしくて良いですね。これで、花粉がなければ最高の季節なのですが。

さて、今日、取り上げたいと思うのは、二元論と弐本論です。

二元論とは

二元論というのは、世界や物事を、相反する二つの概念で分けられると考えます。例えば、一つの概念とそれぞれ対立する善と悪、美と醜、真と偽、精神と肉体などなど。。。

この二元論を用いた、議論の方法で有名なのが、いわゆる「弁証法」というもので、小池都知事が希望の党を立ち上げた時に、「アウフーベン」と言っていたものです。

弁証法を簡単に説明すると、一つの概念、例えば、”A”というものを掲げ、それに対する、反対概念、"反A”を定義し、その二つを対立させて、議論すれば、”B”という概念が生まれ、その”B”という概念はより、真理に近いと考えるものです。

これがいわゆる、二元論に基づいた、弁証法、論者としてはヘーゲルやミルあたりが有名です。

二元論の弱点

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「文化で食えない」とはもう言わせません。 「文化こそ、付加価値の源泉である」といえる、21世紀の日本を目指した、思考実験と結果まとめの日記です。(ちょこちょこ雑談も入ります)

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