見出し画像

コンフィデンスマンJPって日本版オーシャンズだよね?(ネタバレなしの方向で)

「コンフィデンスマンJP ロマンス編」をアマプラで見てました。

「何か、「探偵はBARにいる」シリーズみたいな、あんまり難しいこと考えずに、見れる娯楽作品無いかな」と思ってて、すすめられたのがこちらでした。

以下にネタバレせずに感想を述べていきます。

わかりやすく言えば、日本版オーシャンズ

アマゾンのレビューとか見てても、「何かよくわからんなぁ」みたいな内容が多かったのですが、見てみれば、

「あ、日本でオーシャンズやったらこんな感じか」でした。

ご存じない方もいるか漏れませんので、簡単に解説すると、オーシャンズシリーズというのは、ジョージクルーニーが扮するダニー・オーシャンという泥棒が仲間を集めて、カジノ荒らしや宝石強盗をする映画。元々は、1960年代にシナトラたちがやっていた映画のリメイク作です。

2001年にオーシャンズ11、2005年にオーシャンズ12、2007年にオーシャンズ13と三部作で公開されました。2018年にはリブートで、オーシャンの妹が仲間を集めて宝石を盗む、「オーシャンズ8」が公開されました。

個人的には、人種ネタでペラペラと喋る詐欺師を演じた、コメディアンのバーニーマックが2008年に亡くなったので、オーシャンズシリーズもお蔵入りしたのかなと思っています。彼がいないと、オーシャンズも、ケチャップに抜きのハンバーガーみたいな、締まりのないテイストだと思いますので。

参考までに、オーシャンズ11の予告編を上げておきます。

オーシャンズの肝は「オシャレ感」と「どんでん返しと伏線回収」

で、オーシャンズの魅力の肝部分は、「オシャレ感」と「どんでん返し・伏線回収」です。

まず、「オシャレ感」ですが、これは、オーシャンズ12の予告編を見てみましょう。

この時、ラスティ役を務めたブラットピットに憧れて、18歳の私は丸坊主にいたしました。担任の先生と彼女に呆れられましたが、いや、坊主が「オシャレ」に見えたんですよ。それは、映画の世界観自体が、煌びやかに描かれていて、「坊主がおしゃれ」という説得力を持ち得ていたわけです。

その次が、「どんでん返し・伏線回収」です。

この点は、私が敬愛する、ライムスター宇多丸師匠が、「キサラギ」批評で、「あれは伏線回収というより後付け」という言葉を放っていました。

その論で行けば、オーシャンズもコンフィデンスマンJPも伏線回収の範囲内です。で、どちらも、行ったんの物語の結末を見せるところまで見せます。観客もおおよそ、「どこでどんでん返しが来るんだろう」と思いながらも、信じ込んでしまっています。で、最後の最後で悪役が嵌められる。で、「あ、そこからw」みたいな話も出てくる。そしたら、かみ合っていなあった歯車が、巧妙な計算の上にかみ合っていなかったことがわかる。

あとは、噴水見てドビュッシー聞いててもいいし、ポーカーやってもいいし、シャンパンで乾杯しててもいいわけですw

ロマンス編は12に近い?

ドラマ版見てないんで、何とも言えませんが、ロマンス編は12に近いかなと思います。「あ、そもそもそこからw」というどんでん返しと、古い人間関係が関係してくる点。ただ、一つ不服は、12でのキャサリンゼタジョーンズが出てこないんですよね。ロマンス編では。

そういう意味では、トリックなどを考えると、11に近いとも言えなくない。予告編でも言っている「カジノの金庫を空っぽにしてやるぜ」のセリフはまさに、11のテーマでもあるわけです。

と思うと、コンフィデンスマンJPプリンセス編の予告編が出ておりました。

プリンセス編のティザーはどう考えても12だ!

と思うと、今年の5月1日に「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が公開されるとのこと。

早速、プレスから情報をいただきます。

アイキャッチ画像も公式の宣伝素材からいただきました。

お、これは全面、赤色を背景に白黒。まさに、「オーシャンズ12」と同じ構成!

で、プリンセスが戻ってくるということは、12で「ジュリアロバーツ」が降臨したのをもじっているのか?

そうなると、今回は、キャサリンゼタジョーンズ役が絶対に必要ですね。

白浜亜嵐あたりがその辺の役回りか?

そういう意味では、東京オリパラまでの手持無沙汰なゴールデンウィーク期に、楽しみな映画が公開されそうです!

コンフィデンスマンJP プリンセス編!

5月1日 東宝系映画館で公開!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?