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20200906 連載 秋の住民投票に向けての道州制の論点整理① 「2015年5月18日以降の大阪にかかわるすべての“私たち”へ」

本記事は、2015年5月15日に記入したものです。事実関係等は当時のまま掲載しておりますので、よろしくお願いいたします。

前略

大阪の庶民にもっとも影響を与えたテレビタレントといえば、100人のうち半分は、やしきたかじんさんの名前を挙げるでしょう。2014年の1月、松の内も明けないうちに亡くなったたかじんさん。

彼の出演する番組は決まって「たかじんの~~」と冠がついていました。今から13年前の5月、同じく彼が司会を務める番組が産声を上げました。そして、その番組は間違いなく、大阪の庶民を育ててきました。

「たかじんのそこまで言って委員会」です。

2015年5月17日、大阪府・大阪市特別区設置についての住民投票が行われたはずです。いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う問題だとして、報道などでは良くも悪くも単純化して伝えられていました。

そのメインキャストの1人、橋下徹大阪市長は、「たかじんのそこまで言って委員会」の初期パネリストの1人でした。

私がこの手紙を書いている時点では、投票率がどれほどで、賛成派が上回ったのか、反対票が上回ったのか、まったく検討もつきません。下馬評では反対派が若干上回るといわれていますが、維新は党の存続をかけて、運動しており、最後までなんともいえない状況が続いています。

ただ、今年、「たかじんのそこまで言って委員会」が「たかじんの~~」という冠を外してしまったように、橋下市長が、大阪都構想が万が一中座してしまったら、たかじんさんの残した大阪への思いが本当に消えてしまうのではないか。

庶民の心にはそういった一抹の不安がくすぶっているのではないかと思います。しかし、5月18日からも大阪は続いていきます。今見えている景色を、5月18日以後にいきる「私たち」へ送り届けたいと思います。

何を問うた選挙だったのか?

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