映画「ハピネス」

公開初日に観に行って劇場貸し切りだった。

ラッキーな気持ちもあるけど、みぞみぞする。これで劇場貸し切りは人生で3度目。

地雷臭がする作品だけど、窪塚愛流と蒔田彩珠のW主演。さらには橋本愛、吉田羊とか実力者達が揃ってるだけに観に行って来ました。

逆「悪は存在しない」。それに尽きる。

ビビるね。

再現Vとか、スカッとジャパンとか突破ファイルで番宣俳優が出たときの「え!?いつも芸人とかタレントがやってるのに、俳優がしっかり演技してて浮いてるんじゃん!」

てきな。

MCの内村光良が「〇〇さんそこまでちゃんと演技しなくていいのに!」的な事を言ってそうな、、なんというか、終始そんな感じの作品。

どこかの誰かが「監督がちゃんと指導しないと、俳優は同じ演技しちゃう」的なことを言ってて、なんか、監督の腕って大事なんだなと思った。

この世で唯一、窪塚洋介ぽさを許された窪塚愛流。窪塚洋介が父ってヤバい。高校生の時に「GO」を見て窪塚洋介ヤバかっこいいってなって、窪塚が出てる作品を漁ってみたなぁ。窪塚愛流がカッコ良すぎ。良い作品に出会えたら、一気に花開く可能性大。

さすがに父ちゃんが窪塚洋介だと、窪塚洋介みたいな喋り方になるんだなぁ。どう進化してくのか楽しみ。

蒔田彩珠はさすが。是枝裕和監督の作品といえば蒔田彩珠っていうイメージある。「三度目の殺人」の時とか、ヤバかったし。あの涙は記憶にこびりつくというか。短い時間でも結果を出す稀有な女優だと思う。


色々あるけど、一週間後に死ぬとかしんどい。

もう色々あるけど、まじでストーリーが面白くないし演出も悪すぎ。

これなら俺が撮った方が面白いの作れるだろと思ったけど、エンドロール見てたら色々な役割を担った人達の名前が。

どうしてこんなに沢山の人が携わって、こんなに面白くないんだろう。

なぜ彼女が近々死ぬと分かってるのに緊迫感がないんだろう。

ずーっと無風のままエンドロールを迎えた。


同じお金を払うなら「悪は存在しない」とか「オッペンハイマー」観た方が100倍良いと思う。

俳優陣達は頑張って演技してるのに、他がダメすぎる。

サッカーでいう「勝てなかったのは監督である私の責任」という言葉が身に沁みた。

監督が悪い。

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