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NiziU マヤさんのLow blur dance     その3 pseudo hovring状態

 15、16才の頃のマヤさんの映像です。300BPMの速い曲にあわせ、3,2
秒間に16のSTEPと9回の腕の振りがあります。高速のSTEPと体幹の静止、腕のblurが少ないことが特徴です。

1拍目 / 16
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7拍目 / 16
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13拍目 / 16
15拍目 / 16

 ダンスとはリズムと運動ですが、時に0運動すなわち、静止が要求されることもあります。腕を真横に剣のごとく突き出すとき、体幹の横揺れはもちろん、上下動さえもblurとなります。このblurを無くする為には、腕とそれを支える上肢帯から胸腰椎の安定、静止が必要になります。その条件を満たして、鋭く鮮明な剣となるのではないでしょうか。
 この曲(What You Do To Me)は300BPMと速く、3.2秒に16stepと9回の腕の動きが振り付けとしてあります。映像にありますように脚は1秒間に5歩の実ステップで、速くて激しいです。その運動の中で体幹は、横揺れも上下動も巧に吸収減弱され、静止に近いようです。そこから出された腕は鋭い剣のようです。
 全体像としては、激しい脚の動きと静止した腕と体幹の景色は、地から浮き上がらんとするホバリングかと錯覚に陥りそうです。これは魅せ所でしょう。この状態をpseudo hovering (ホバリン ウッソー)と呼びたいと思います。このホバリン ウッソーを多用したダンスを期待いたします。

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