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【福井永平寺ブルーサンダー】落田駿兵選手 〜JHL屈指のパワーを付ける方法〜

福井永平寺ブルーサンダーの主力PV 落田駿兵選手の第3弾です。

今回は、日本ハンドボールリーグという日本の最高峰の舞台で、圧倒的なパワーで得点をもぎ取る落田選手に、そのトレーニング方法を解説いただきました。
各年代別に推奨されるトレーニングを盛り込んでお届けいたします。

ハンドボールを初めて間もない選手や、なかなか自分のフィジカルが変わらないと悩んでいる選手が
一つ上のフィジカルを手に入れるための内容となっております。

「トレーニングしているのに結果が出ない」

「体が変わらない」

こんな悩みに対して、JHL選手から効率的なトレーニングを提案いただいております。

*本記事内容を許可なく第三者へ公開すること、また本記事の内容を転載することは禁止しております。場合によっては法的措置を取らせていただきますのでご注意ください。


年代別のパワーの付け方について


まず大前提に僕にとってのパワーは『重さ』です。

僕の今の体重は116kgで、日本リーグのフィールドプレイヤーの中では最重量レベルだと思います。
この重さを維持し続ける上で一番重要になるのは、食事です。

食事は時に、食トレなどと呼んだりもするほど重要なトレーニングの一種です。筋肉をつけるのにも、身体を成長させるにも食事はとても重要になると考えています。

自分のなりたい身体になるためには、筋トレと同じくらい食事を重要視しなければならないと思います。僕はお米が好きなのでお米をよく食べますが、1日に大体5合くらいは食べています。そのくらい食べないと、普段のトレーニングだけでも体重が減っていってしまいます。大学生や社会人になると少し変わりますが、小学生から高校生までは特に身体作りという面からも食事は大切です。

小学生

小学生は特に食事・運動・睡眠が重要で、筋トレはそこまで重要視する必要はないと思います。筋トレをしすぎると身長が伸びなくなると聞きますし、筋肉があるに越したことはないですが、
基本的に小学生だと筋肉より身体操作能力の方が重要度は高いと思います。

小学生の頃から行うべきなのは習慣付けです。
特に食事・運動・睡眠・柔軟の4つは習慣付けをしておくことで、そこから先のカテゴリに上がっていっても苦労する場面が少なくなると思います。
食事は身体作り
運動は筋肉や体の動かし方の習得
睡眠は生活リズムの調整や身体作り
柔軟は怪我防止に効果があります。

僕も小学生の頃は、身長が高かっただけで筋肉や体重が多かったかと言われるとそんなことはありませんでした。
小学生でやっておくべきトレーニングは少し難しいですが、体の使い方を意識しながらできるマーカードリルなどのトレーニングが良いと思います。
そして一番大事なのが楽しむことです。
小学生はボールを投げるのが難しい子も多く、学年が上がることで解消されることが多いですが、それまでに辞めてしまうのはもったいないので、どれだけ楽しくハンドボールに取り組めるか、指導者目線だとどれだけ楽しませてあげられるかが重要になります。楽しむことが一番成長するのに必要な要素です。

中学生

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