【琉球コラソン 伊藤峻選手】〜強豪出身じゃない私をJHLに押し上げた思考法〜
今回、執筆に応じていただいた選手は、琉球コラソンでキーパーとして活躍される、伊藤 峻 選手です。
投稿第1作目として、一度も強豪と言われる経歴を経ることなく、それでもJHL選手となった伊藤選手の経歴と、その思考法をまとめていただきました。
経歴
宮城県仙台市立袋原小学校→仙台市立中田中学校→宮城県利府高校→仙台大学→琉球コラソン
小学校〜JHLまで
私は6〜8歳までの3年間ペルテス病という病気で入院していました。
入院期間中のほとんどを車椅子とベッドで過ごした為、2年ぶりに立った時は自分の筋力で立ち上がることもできない状況でした。
そこからリハビリで普段の生活に支障が出ない程まで回復することができました。退院時に医師から激しい運動は難しく、本来伸びるはずの身長より10cmほど小さくなると言われて落ち込みました。
小学4年生の時、病気の事もありリハビリも兼ねて行う為、GKを選びました。
その頃からハンドボールが好きで練習が楽しく、新しく出来るようになることがあると、とても嬉しかったのを覚えています。
その後もハンドボールを続けて、小学校、中学校、高校、大学 どのカテゴリーでも強豪と言われる学校ではありませんでした。
しかし、私は現在、琉球コラソンでプレーをしています。
こんな私がどうやって日本リーグでプレーするまでに至ったのか。
この十数年で気付くことが出来た、自分の根底にある思考法について、皆様にお伝えできればと思います。
私をJHLに押し上げた思考法
プラスベース
「失敗したらどうしよう」
「ミスしたくない」
このnoteを読んでくださっている方々の中にも、このような考えがプレー中に頭をよぎった経験はあるのではないでしょうか?
練習や試合で失敗をすることで、
「次は使ってもらえないのではないか」と考えてしまうのが一般的だと思いますし、ハンドボール以外でもこのような考えはあります。もちろん私自身にも経験があります。
しかし、この気持ちこそ人の成長を大きく妨げている、と私は気づきました。
ミスや失敗に焦点を当てると、ものごとをマイナスベースで考えてしまう事に繋がります。そうではなくプラスベースでものごとを考えて行動することにより、より高みを目指せると私は考えています。
「ミスをしたら、、、」
「失敗したら、、、」
ではなく、成功する為にどうするかを考える方が大切です。
私自身、常に成功する為にどうするかを考えて、練習しています。
その中で失敗はもちろんあります。
しかし、その失敗はプラスの失敗と私は考えているので、後悔はしません。失敗しても次に繋がるからです。
失敗に対して、
この気持ちを常に持ち続けています。
この考え方を根底に据えながら、「トライ&エラー」を繰り返していくことにより、失敗はマイナスではなく、プラスだと分かるようになると思います。
皆さんには絶対にプラスベースの考え方で練習に臨んで欲しいです。
努力は夢中に勝てない
ここから先は
¥ 190
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?