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シン・「会社やめる(た)ってよ」

退職理由

受け取り方は人それぞれだし、感情によるフィルターがかかる口頭伝達という手段は、時と場合によって歪んで伝わってしまうこともある。しかし、こうして文章として、言葉として起こしておけば何度も読み返してもらえるかもしれないし、触れていくうちに感じてもらえることもあるかもしれない。
だからこそ、この話をしてみよう。

「方向性の違い」

一言で表すとすればこれが一番しっくりくる。バンドの解散理由でよく見るやつだ。たくさんの理由をひっくるめて説明するのに便利な言葉だ。

正直にいうと、「これ」という理由は「もう」見つからない。
もう」と表現する理由はまたおもしろいもので、理由と思しきものは「日毎に湧いては消えてゆく」のだ。
これは責任転嫁の話がほとんどで、「あの時、嫌だったな」「あれ、やりにくかったな」と一旦人のせいにした出来事を、一度飲み込むと「いや当然私にも非があるだろう」と形を変えてしまうのだ。だから、直接的な理由は「もう」見つからない。

結果、事実として残ったものが「辞めたほうが良いな」というただ唯一の感情であり、そう判断した、ということだけになる。
ということで「もう」一言では表現できなくなってしまい「方向性の違い」に収めるのがベターと思えるようになった。

「会社やめるってよ」完全版から引用
この構図は個人的に的を得ていると思う。

とはいえ、もう少し掘り下げてみよう

いろいろな言葉が思い浮かぶが、組織という「宇宙船地球号」に乗れなくなった。これが言い得て妙と感じている。
なんとなくあのへんまで行こう、まではわかるのだが、その移動手段は必ずしも一つじゃなくていいじゃない、とどうしても感じてしまったのだ。
理由としてはあまりにもささやかで、そんなことで、感じる方もいると思う。でも、僕にとっては「移動手段が自由であること」が、とてもとても大切なことだった。
このような考え方がある、ということに少しでも理解がない方は、ここから先は読まないほうが良いかもしれない。


とか書いておいて、有料化で逃げる!(笑)


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