[ネタバレ注意]マダミス『皆既月食』をプレイした感想 -メタ行動とRPへの心構え-

※以下マーダーミステリー『皆既月食』の重大なネタバレが含まれます
 シナリオの内容を把握している人向けです



本日、マダミス『皆既月食』をプレイしたので、その記録を書いておく。本卓の内容が含まれるが、そのメンバー以外が読んでも意味が分かる内容にするつもりだ。


自分のハンドアウトは「医師」だった。日々臓器手術をこなしているが、その正体は人肉を喰らうことがやめられない不死の「ゾンビ」のような存在。その永遠に満たされない飢えから解放されることが目的だ。

ハンドアウトを受け取りまず、そこに記載されている儀式前夜の描写に目を疑う。これを演らなければいけないのか。むずすぎるだろ。
他にも、エンディング時に不死ではない「定命の者」を殺害できるスキルがあった。なるほど、これを使う相手を見極めることが重要なのだろう。

例のごとくRPに不安を抱えたままだが、ともかくゲーム開始だ。

カードを用いたゲームの仕組みは分かりやすく、よくできているなと感心した。マダミスって基本こんな感じなのだろうか?

本卓の詳細な進行の描写は省くが、序盤の重要情報である作曲家のカードがなかなか割られず、情報が少なく難航したように感じる。
成り行きでグラビアアイドルを処刑するが、不死者であることが判明し、後半戦に突入する。

情報は増えるが、それらが有機的に結びつかない。そんな難しい状況を前に僕は、いわゆるメタ発言・行動に頼りはじめてしまったのだ。
plとしての情報をひたすら喋ったり、システム的なところで交渉を迫ったり。それらは自キャラの目標を達成しポイントを獲得しようとするためであった。

全部諦めてハンドアウトをそのまま読み上げるふりをして、全くの嘘情報を流す、という行為にもチャレンジした。これはなんとなく、止められてしまったが。

そんなこんなで、結局各人の目的は分からなかったが、自身に必要なアイテムを集めてある程度満足していた。
だが、最後の最重要選択を誤り、自身にとって最高のエンドとはならなかった(医師死亡エンドも、実はかなりいい方だと思うが)。

でも、終わった後、こう思ったのだ。
巫女が黒幕なことは、ちゃんと物語に入り込み、考えていれば、分かったことではないか?と。
結局、RPが足りていなかったのだ。諦めていた。いや、最終的に真相にたどり着けなくても、もっと深く考えていれば、また違ったゲーム体験となっていただろう。

真相に迫るために、RPをする。マダミスの基本を、身をもって知ることとなったのだった。



いろいろ書いたが、とにかく、とても、楽しかった! 回してくれたGM、一緒に回ったPLs、ともに劇的に感謝。
そもそもがかなり難しいシナリオだっただろう。これを乗り越えたので、もうなんでもできそうだ!

楽しむことを忘れずに、真相に迫り、そして勝つ。どんなマダミスでも、かかってこいの気持ちである。

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