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田中角栄「決断と実行」に学ぶ

戦後の政治家でナンバー1は、吉田茂。

ナンバー2は、やはり田中角栄だろう。

功罪両面あることは承知している。



それでも、コンピュター付ブルドーザーと言われた、

田赤角栄の勢いと細かな配慮。

官僚を使いきった、その度量。

もう少し、首相をやってほしかった。


スローガンは、



「決断と実行」




内容のない、能書きを滔々と喋り、何もしないやからが多い中、

即断即決。直ちに決断、そして実行。

今のリーダーに欠けているものを、そなえていた。

「決めること」ができる男であったと思う。

できる男は、諸刃の剣、功罪併せ持つものである。



田中角栄氏のボクをうならせる、名言をあげてみた。



「話をしたいなら、まず結論を言え。理由は3つに限定しろ。

世の中、三つほどの理由を挙げれば大方の説明はつく」




「若い君が本当に思っていることを話せばよい。借り物はダメだ。百姓を侮ってはいけない。

小理屈で人間は動かないことを知れ」




 「赤坂、柳橋、新橋でも、料亭の女将で店を大きくするのはどんな奴かわかるか。

仲居上がり、女中頭あがりだ。

芸者や板場を立てて、見事に大きくする。ダメなのは芸者上がり」




 「仕事をすれば、批判、反対があって当然。何もやらなければ、叱る声も出ない。

私の人気が悪くなったら、ああ田中は仕事をしているんだと、まぁこう思っていただきたい」




 「『戸別訪問は3万軒、辻説法は5万回』、2万人と握手をして廻れ、

靴が何足も履き潰されるほどに雨の日も風の日もやれ。聴衆の数で手抜きはするな。

流した汗と、ふりしぼった知恵だけの結果しか出ない。」




分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。

借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。





小林吉弥氏「田中角栄 処世の奥義」から




その通りではないか?

能書きの多い人、話のまとまらない長い人、口だけで実行のない人、出世だけが目的の人

多すぎないか、日本に。

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