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「威張ったやつは嫌いだぜ」侍がいなくなり、官僚ばかりになった

『サムライ 番場蛮』

いばったヤツは嫌いだぜ  
そっくり返ったでっかいツラの
鼻をあかしてやるのが趣味さ  
「ざま~みろぃ!」
デッドボールの一つや二つ  
カエルの面にしょんべんだ
「は~ぁ、いい気持ち」
こちとら海で鍛えた 
土佐っぽだい
バンバ・バン  バンバ・バン
見たか 侍ジャイアンツ

可愛い奴は大好きさ  
球を打つのが野球屋ならば
あの子のハートを射るのが俺さ  
「恥ずかしい~」
肘鉄砲の三つや四つ  
男 バンバの泣き笑い
「悔しい~っ!」
こちとら海で鍛えた 土佐っぽだい
バンバ・バン  バンバ・バン
見たか 侍ジャイアンツ

でっかい奴は気に喰わねぇ  
室戸のクジラは親父の仇
どてっ腹を破るが夢さ  
「やったるでぃっ!」
殺人ノーコン 五つや六つ  
太平洋にしょんべんだ
「は~っ、すっとした」
こちとら海で鍛えた 土佐っぽだい
バンバ・バン  バンバ・バン
見たか 侍ジャイアンツ



小学校の頃、長嶋茂雄にあこがれて、毎日、野球をやっていた。
そのころ、放映されていたのが「侍ジャイアンツ」

「巨人の星」より、こちらの方が好きだった。
シリーズ後半のオープニング 『王者 侍ジャイアンツ』の中の

「くじけぬ翼 駈け昇る  
灰になっても飛ぶ火の鳥さ」


のフレーズがなぜか好きで、今もカラオケの定番である。

「火の鳥(フェニックス)」
フェニックス (Phoenix) とは、エジプト神話に登場する生き物である。アラビアの砂漠に住み、500年に1回、自ら火中に入って焼かれ、その灰の中から幼鳥の姿となって再生するといわれる。
永遠の時を生きるため、火の鳥、不死鳥とも呼ばれることがある。


フェニックスは、何度でも蘇ってくる。
リスクを恐れない。
失敗を恐れない。
チャレンジすること。
行動すること。
これが、自身の信条である。


人間、保身になったら、その人生は、ゲームーオーバーだ。
だって、それ以上の飛躍は望めないだろう。
所詮、コップの中の争いでしかない。
むなしいね。


さて、今回は、最初に掲載した、『サムライ 番場蛮』のフレーズである。

「いばったヤツは嫌いだぜ  
そっくり返ったでっかいツラの
鼻をあかしてやるのが趣味さ」


は、子どものころに、心にフィットした。


威張ったやつは大っ嫌いである。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
(意味)
稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。


人間、立派になるほど、頭と腰が低くなるもの。
教養と徳があればそうなる。
たとえの通りだ。


しかし、自分の実力ではないのに、威張って、そっくり返っている人のいかに多いことか。
自分に力のない人間ほど、威張っている。
その上、責任は、上か下。
常に自分では責任、リスクを負わない。
「上が・・」「現場が・・」
の逃げ口上ばかりが目立つね。


自分でプレイしない人も信用しない。
評論家、コメンテーター、アナリスト。
自分で実験しない学者。
すべて、後付で、
「私が言ってた通りでしょう」
などといっている。
虫唾が走る。


止まった時計と同じで、同じことを言い続ければ、
1日2回は当たることになる。


信用するのは、自らリスクを取って、責任を負っている人。
自分が自ら実践して、成功している人。
こういう人の話を聞きたいし、信用する。


「人の苦労なんて、いくら聞かされたって成長しない。自分で苦労しろ。」
元アサヒビール会長 瀬戸雄三氏 


いくら聞いた話をしても、人の心は動かない。
他人の話はいい。あなたはどうするんだい。
自分の言葉で話さなければ、何が言いたいのかわからない。


「バカな奴は単純なことを複雑に考える。
普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
賢い奴は複雑なことを単純に考える。」
稲盛和夫氏


自分で咀嚼できていないと、訳が分からない。
やたらと、英語を使ったり、難しい言葉をつかったりとかね。
単純に、わかりやすく話す人が賢い人のようだね。



どこを見ても、「侍」がいなくなった。
「官僚」ばかりになって、面白くない時代だ。


何が言いたいのかわからない人はもういい。
変革期には、侍精神の指導者が期待される。


かつて
「変わらなきゃも変わらなきゃ」とイチローが言う、日産のCMは、1996年から1年間放送された。

当時イチローは首位打者。
いままで「変わらなきゃ」と言ってきた人も「変わらなきゃ」いけない。
首位打者に安住せずに変わり続ける・・・

ましてや、「変わっていない」人、団体が、変わろうとしないようでは、
もう、時代が幕を下ろし始めた。

「威張ったやつはきらいだぜ」

ではまた。


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