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DREAM-Hack、解散いたします。

こんにちは。
DREAM-Hack代表の菅です。

突然のタイトルでびっくりした方もいるかと思います。
嘘ではございません。

この度、NPO法人DREAM-Hackは2022年3月をもちまして、解散することといたしました。
今までたくさんの愛をありがとうございました。

今回は「DREAM-Hackの菅ちゃん」として最後のnoteになります。
解散に至った経緯とこれからについて赤裸々に書いていきます。

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解散に至った経緯について

2018年2月、発足。
2018年6月、任意団体としてスタート。
2019年2月、法人化。

発足から約4年間、ネパールを中心に今までにないワクワクを届けてきました。

【DREAM-Hack主催事業】
・DREAM-CAMP:1泊2日、国内の国際協力人材育成を目的としたキャンプ
・DREAM-CARAVAN:ネパールを舞台にしたスタディツアー
・DREAM-SUMMER 2020:オンラインスタディツアー
・DREAM-INTERNSHIP:ネパールでの職業体験・インターン
・DREAM-HOUSE:1dayのコミュニティイベント
・DREAM-KICK OFF:1dayのコミュニティイベント
・DREAM-BASE:DHのオンラインサロン
・DREAM-MEETS:1dayの国際協力人材育成を目的としたキャンプ
【DREAM-Hackから生まれたプロジェクト】
・TSUBAKI project:人身売買の被害を受けた女性の笑顔を作るPJ
・BIKAS COFFEE:ネパールコーヒーの販売を通した雇用支援PJ
・Sansa-ra:お香を通した余白時間を届けるブランド
・GHARA-S:モノづくりを通したネパール人女性支援
・チェパン学校給食PJ:給食を通した教育支援
・チェパン水道建設:水道建設を通したインフラ整備
・バセ二タールプロジェクト:マイクロクレジットによる農業支援
・コロナ緊急食糧支援:コロナ禍における食糧支援
【その他サポートしたプロジェクト】
・マッチャカンヤ学校給食プロジェクト(LUCKY)
・学生団体ツアー(KIVO/Going)
・チェパン洋服支援(もえかちゃん)
・高校生への国際協力・SDGsに関する授業

こうして羅列してみると、「ワクワク」だけでこんなにたくさん、みんなとチャレンジしてきた4年だったんだなと改めて感じます。

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そんなたくさんの人の想いが詰まった場所。
DREAM-Hackを解散するという決断は簡単にできるものではございません。

しかし、なぜこの決断をしたのか。
僕には実現したい夢があるからです。

その理由を大きく分けるなら3つあります。

①コロナ禍におけるビジョンのブレ
②組織の拡大・維持という手段の目的化
③リソースの大いなる選択と集中

DREAM-Hackを立ち上げた頃は、今までにないワクワクを追い求めてただただガムシャラに目の前のワクワクに正直でいました。そこで出会う新しい人やその人たちの想い、その人たちと見るネパールに触れることがたまらなく好きでした。もちろん、今も大好きなのは変わりがありません。
しかしどこかしら最近のDREAM-Hackには違和感を感じていました。

コロナ禍において、新規事業を立ち上げるためにビジョンを変えたり、
賛助会員を獲得することを目的とした、コミュニティをつくろうとしたり、
一度変えたビジョンは違うと、ネパールへ絞って活動を決めたり、
どれも手段が目的化している状態がこの2年続いていました。

確かにコロナ禍の中でDHを残すことを重要視するならどれも必要なことだし、それだけの組織になったと言えばすごいことなんだけど、僕はそのためにDHを立ち上げたのか?と問われたら立ち止まってしまいます。

最初はLUCKY(出身の学生団体)の救済のためでした。ある種意地もありましたが、その中にあった本質は「やりたいことが社会に認められる。結果として誰かにとっていいことになっている。それは大袈裟なことじゃなくても、身近なことでもいいんだ。」そんな世界を作りたかった。

たまたま僕(ファウンダー)の原体験がネパールにあっただけ。ただこれは僕のアイデンティティでもあります。

「ネパール」。それは結果的な部分であって「ネパール」に対して貢献していこう貢献していこうと考えるとどうしても頭が固くなってしまいます。
そんな中で、この2年でDHは「ありたい姿」ではなく「こうあって欲しい姿」に変わってきてるなって思います。

それは誰が悪いわけでもなく、無計画で立ち上げた僕に全ての責任があると思っています。

だからこそ、もう一度本来のありたい姿に立ち返った時。DREAM-Hackから生まれた「BIKAS COFFEE」の理念とアウトプットが僕のありたい姿を過不足なく表現していることに日々気づかされます。

それは理念作りを一緒に進めてくれた方がうまく僕のビジョンを引き出してくれたこともありますが、コロナ禍においてもこれだけBIKAS COFFEEで突き進める、人が集まる理由はビジョンの力でしかありません。心技体揃っていると言いましょうか、そんな感覚です。

そんな状況であーだこーだ僕が代表としてDREAM-Hackをやってても、誰もハッピーにならない。目的が一緒な上に、DHのビジョンより強固でこの2年で具体的になったBIKAS COFFEEという船があるのに、他に時間を割くのは個人的なリソースもそうですが、僕のみる未来に夢を重ねてくれる仲間のリソースがもったいないので決断しました。

「僕ではなく、僕のみる未来に夢を重ねてほしい」
それはきっと船が変わっても存在するものだと思っています。

DREAM-Hackやネパールが好きだった人はがっかりするかもしれません。ただ、僕と見る未来が好きだった人はどんな場所や手段でもついてくると信じています。

BIKAS COFFEEのGLOBALACTIONとしてDREAM-Hackでやってきたこと、やろうとしたことを進化させ、実現することだって容易に想像が働きます。DHにできて、BIKAS COFFEEにできないことは何一つないのだから。

その上で、今DHに関わる人に、改めて一人ひとりが自ら選択するちゃんとした機会をつくる必要があると感じて、この決断を各メンバーに投げかけさせていただきました。

様々な反応をいただきましたが、ある意味今回証明されたのは、DHという箱がなくても各プロジェクトは前に進むということです。それぞれのメンバーが強い信念を持って、自立していたということ。そんな人たちがDREAM-Hackには集まっていたのだと、強く誇りに思いました。

だからこそ、卒業メンバーも現メンバーも手段や組織にとらわれず「みんなのワクワクが社会に認められる。」そんな世界を、このDREAM-Hackが生んだつながりでつくっていくことはこれからも変わりません。

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これからについて

解散後、今進行している各プロジェクトは法人化するものもあれば、個人で続けるものもあります。

BIKAS COFFEEは4月より「合同会社BIKAS COFFEE」としてDHのイズムをそのままに、新たなスタートを切ることが決定しています。

ネパールの関わりをなくすことなく、より強固にするプロジェクトも今年スタートさせていくので、今まで以上に僕自身ネパールの関わりを色濃くしてゆきます。

Sansa-raは元より、解散宣言前にはDHの外で活動していくことが決まっていたので、今後も「余白時間」を届けていくことを約束します。

TSUBAKI projectは、まだ進路が決まってはいませんが、みずきちゃんリーダーの元、NPO法人として活動を続けていきます。

バセ二タールプロジェクトは、サミルさん個人の元、活動を続け村の人々の自立ができるまでサポートをしていきます。

菅個人としては「合同会社BIKAS COFFEE」の代表社員となって、DHで生まれたネパールやヒトとのつながりを維持しながら引き続きネパールをフィールドに活動してまいります。その他、DHで生み出したプロジェクトに対しては継続するにせよ、クロージングするにせよ責任持って菅が最後まで面倒を見ることを約束します。

各プロジェクトは、まだまだ道半ば。
これからのDHメンバーにも大きな期待をお願いいたします。

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最後に

4年分の想いを振り返るつもりはありません。

あの頃は良かったと思えることも
今という時間の積み重ね

じゃあ将来どうなってたい?
って聞かれたら僕はこう答える

未来なんてわからない
4年後どうなってたいというより
4年間どうあり続けたいか

それが今を生きるということ。
それがDREAM-Hackであるということ。

DREAM-Hackはみんなのココロにあり続けます。
いままでも、これからも。

たくさんの愛をありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

2022.2.5
特定非営利活動法人DREAM-Hack
代表理事 菅勇輝

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【告知】DREAM-Hackに関わるすべてのヒトへ!ミライ・夢・ワクワクを語る会『DREAM-Hack感謝祭』を開催いたします!

さて、末尾にはなりましたが、DREAM-Hack最後のイベントの告知です。

『DREAM-Hack感謝祭』
DREAM-Hackに関わるすべてのヒトと過去・現在・未来を語る会。
DREAM-Hackのメンバーが集う最後の日。
日時:2022年3月19日(土)10:00-19:00(出入り自由)
   ※18:00- 菅ちゃんによる最後のあいさつプレゼン
場所:BIKAS COFFEE 江戸川橋店
主催:DREAM-Hack 代表理事 菅勇輝

今までの感謝も、これからのワクワクもみんなで共有する会を開きます。

出入り自由!何時にきても、OKです!
18時からは、僕のDREAM-Hack最後のあいさつプレゼンが聞けます!

イベント終了後は、近くのお店(もしくは店内)で打ち上げも検討しているので、みんなで乾杯してワクワクを共有しましょう!

参加ご希望の方は、各種SNSのDMでお知らせください!
当日皆さまにお会いできることを楽しみにしております!

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