11)ホテルライフ

1、インドでのホテルライフ

出張者がインドのホテルで泊まろうとすると 意外に値段が高いのに驚くと思われます。ホテル代の東南アジアの国の中では一番高額なランク、香港やシンガポールと同じレベルで タイやインドネシアより 高額な地域として認められております。

マハラジャホテルと言われている インドの王様が住んでいた王宮やお城をホテルとして開放している所から、年代もののヘリテージホテル、5スターの高級ホテルと 高額なホテルは多々あります。ビジネスで出張に来る時は会社の規定で決まっている場合も多く、現地の法人や事務所が会社ごとに契約して 割安なレートを得ている場合もあります。

ネットでは多くの予約サイトもありますので 詳細な情報やお得な価格や条件で宿泊できるのを 金額と相談して決めましょう。注意点としてGeneral Service tax (GST)と言う税金と ホテルのサービス料を合わせて約20%前後取られますので 値段は Tax & service fee included でいくらかと確認していないと 予算オーバーしちゃいますよ。

ビジネスマンには やはりホテルに 空港からホテル間の往の出迎えを要請するのがベストでしょう。安全や安心、できれば この出迎え料金を宿泊料の中にセットで入っている宿泊プランを選択するべきです。

私がいつも チャレンジしていたのは 1)空港ホテル往復の車代、2)インターネット費用無料、3)朝食無料、4)洗濯代5点迄無料 (ワイシャツ、下着シャツ、下着パンツ、靴下、ズボン下)ここまでは 交渉次第で可能になります。さらに 6)ホテルからオフィスまでの一日1往復の車代、7)ラウンジのあるホテルでは ラウンジの無料利用 ここまで全部入れて貰えれば ほぼ完璧ですね。

多少の上乗せがあってもそれを宿泊代として清算すれば、後日会社の清算も楽になりますし、自費の負担も軽減できますから。

2)と3)は最低限宿泊費に入っていないと 結構高額な費用が加算されます。高級ホテルでは インターネット使用料も別枠で契約すると 直ぐに数千ルピーの清算になってしまいますので 大変です。また朝食はビュフェの所が多いので 日本からタッパーウエアやジブロップを持参し、ランチ用のメニューを自分で持って帰ると ランチ代もセーブでいますし、時間削減になります。果物やパンなどはふんだんに用意されており、冷蔵庫のある部屋においておけば 夕食後のおつまみにも 利用できる サラリーマンの知恵。

これらもラウンジ利用ができるクラブフロアーに宿泊を追加料金無しでできればベストです。通常3000ルピーぐらいアップする所があり、これを払うと往復の車代が付いてくるとか特典が増加します。この辺りは ブッキングドットコム等で ベースの宿泊プランを調べ、かつホテル自身のホームページで調べ 値段と条件を確認、その上で 現地法人の予約担当者に 条件を付けてお願いする。あるいは何回か宿泊しているうちにホテルのマネージャーと親しくなり、色々条件交渉をしてゆくのが ベストかと思います。

もちろん 各優遇カードを持参の方は それを使ってのアップグレードを行うのが一番スマートな方法です。欧米系列のホテルでなく、オベロイやタージと言うインド資本の高級ホテルライフも 今までにない楽しみを得られることがあり おすすめです。またリーラと言うインド資本のホテルは グルガオン、デリー他 インド主要都市には大抵あるチェーンホテルで、お薦めホテルの一つです。

ホテルチェックイン時には、パスポートのコピー、Visaのコピーを 多くのホテルでは取られますので パスポートの準備と、支払い時に使うカードの提示が求められます。この時に料金に入っているサービスの確認を行うと共に、インターネットアクセスに必要なID番号とパスワードを 必ず聞くようにすれば 部屋に入ってからまた聞きに行くとかの面倒を省けます。多くのホテルは IDを部屋番号、パスワードを ラストネームにしている所がありますが それは要確認になります。

これらの手続きを省くために、日本を出発する前にホテルのフロントにメールをして パスポートのコピーを事前に電子データーで送るともに 空港ピックアップに必要な フライト番号と到着時間を事前に伝える事をしていれば チェックインは数分で行えるはずです。私は一流ホテルにはチェックインの所要時間は1分間以下になる事を求めており、如何に短く快適にできるか 事前に準備、連絡しております。 

一番の理想は 1)空港でホテルの車の運転手とスムーズに待ち合わせが出き 涼しい車に直ぐに乗れること。2)運転手がホテル到着前に ホテルに到着を知らせる電話を一本入れる。3)ホテルに車が到着すると、受け付けのチェックイン担当者が名前を呼びながら入り口で待ってくれていて、そのまま部屋に案内してくれる。4)自分の手荷物以外は 係官が速やかに部屋に運んでくれる。5)部屋に入ったら 宿泊名簿にサインをするだけ。

これですと 日本から9時間の長旅をしても なんの苦労も無く、直ぐにチェックインでき快適に過ごせます。

初めての宿泊時に確認するべき事、ホテルの係官がチェックインの部屋まで来てもらった場合は 1)エアコンのスイッチと調整の場所、リモコンのチェック(電池が切れている場合が多い)、2)テレビのスイッチとリモコン(これも電池切れが多い)のスイッチの確認。インドでは テレビの他に、ケーブルテレビのモジュラーボックスが備えられている所が多く、数百のチャンネルを見る事ができます。或いはテレビに設定されている数十のチャンネルが見れます。テレビをつけても、このケーブルテレビのチャンネルを自由に見れるようにするには ちょっとしたコツが要りますので これを教えてもらわないと 後でテレビを見るのに 数十分苦労します。3)お風呂場の蛇口の確認。多くはシャワーだけの部屋が多いですが お湯は右に回すか 左に回すか 意外とこれが分からず 後で苦労しますので 事前に確認する。もちろん湯舟がある場合は お湯の蛇口はどちらかが 分からない場合が多いです。4)つまらない料金のトラブルを避ける為に、無料のミネラルウォーター、あるいは パックドウォーターはどれで 何本あるのかは 確認が必要です。 同じボトルが 冷蔵庫にあって こちらは有料、無料は何本と決まっている場合があります。 無料のボトルは なるべく多い方が良いので、ここで 必ず 後2本持ってきてくれっと頼みます。こうすると コヒーを飲むお湯、後で歯磨きするお水、冷たい飲み水にする為に 冷蔵庫に入れるボトルと 1リットル 4本ぐらいは 本来はおいてあるべきと、必要と思っております。これは意外に有効な方法です。

チェックアウト時の注意事項。1)コピーを取るのにパスポートを預けたままの事があります。何故かコピーを取るのに時間が掛かります。返却されずに そのまま空港で 無いのに気づき もう一度ホテルに戻った人が 少なからずおりました。基本チェックイン時に 必ずその場で戻してもらう、戻してもらう迄は 部屋に入らない、ここで戻してもらわないと 忘れてしまいます。2)インドは モーバイルのカードチェッカーが多くあります。それでカードを切り場合に 基本インドルピーで清算と一言が必要です。日本のカードの場合 自動的に日本円にて決済される場合が多いので、会社の清算等には 通常会社の清算レートがありますから カード会社に勝手に不利なレートで決済されてしまうと 後で清算が面倒になりますので 必ずここは インドルピーで清算の一言。3)清算のレシートは その場で確認する事。まず間違っていると思ってください。これ基本。一流ホテルでもよく起きます。 無料のはずのインターネット料金が加算、空港ピックアップの費用が加算、日数が合っていない、税サービスの数字がおかしい、レストランやルームサービスの値段が違うなどは 様々です。これを避ける為には チェックアウトの前日に その日までの清算コピーをプリントしてもらって事前チェック、修正のお願いをするべきです。




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