3)-2 インドへの出発 フライト編、ホテル編、持ち込み可能な物、持ち込み不可の物
1、今日はホテル編。各種サイトでインド国中、多くのホテルを予約できますので 今はそれぞれの案内は不要な時代。
2、ホテルに宿泊する時の注意事項は下記。ほぼ100%日本で発行されるVisaカードであれば どこでも使用可能。ただし4桁のPIN番号入力は必須なので事前登録が必要。他のカードは手数料の関係で使用できない場合もあり注意が必要。事前にカードを提出し、一定金額以上を決済される場合もあります。一時的決済でカードの有効性のチェックです。チェックアウト時に再度提示し、支払を完了、レシートを発行してもらいましょう。
3、パスポートとVisaのコピーがチェックイン時に取られます。これは個人情報ですが ほぼ100% どのホテルでもコピーを取られますので、基本的な姿勢と理解が必要です。
4、インドの1流ホテルでは 日本では信じられないテロ対策、セキュリーティーチェックが必ずあります。車の車底の爆弾チェック、トランクの開放点検は基本です。入り口ではX線による手手荷物検査、全身のボディー検査、金属探知機によるチェック、ボデイーチェックは 必ず男女別に行われる為 女性用には 女性係官が 見えないと所で行われます。ほぼ空港でのチェックと同じ、それ以上が毎回行われます。
5、2008年11月26日に起きたムンバイ同時多発テロは 昨年ホテルムンバイで映画化され 全世界で公開されましたが、インドに来られる方は必見の映画です。(映画としても優れており、お薦めの映画。同じホテルに宿泊しましたが、感激の立派なホテルでした)。ムンバイのインド門の前にある タージパレスホテル他、ムンバイ市内5か所で パキスタンから海を渡ってやって来たテロリスト達による無差別殺人事件です。日本人商社マンも御一人亡くなっております。このほかにも ニューデリーでも何回も爆弾テロが発生しており、これら事実を一切知らない若者、情報不足の日本人が 如何に多く、のうてんきでインドに来られているかを知ると 怖い限りです。
6、また日本ではあまり多くを報道されておりませんが、インドはレイプ、誘拐大国です。日本人女性がどれだけ被害にあっているかも ほとんど知られておりません。ミニスカートで 肌を露出しながら 夕刻 デリー駅周辺の安宿に向けてか あるいている女性を見かけたことがありますが、目を付けられ 暗闇で襲ってくださいと言うものです。宗教的な問題以前、無知の恐ろしさです。
7、そんな訳でホテルのセキュリーティー対策が このような事実を知っていれば 当然の事だと 逆にやっていない安宿には 泊まるな 泊まった場合 金銭、高価な物の盗難、身の安全は保障されない事を 十分理解した上で ホテルは決めて下さい。
8、ホテル代は身を守るための対価と言う認識が インドでは必要です。バックパッカーとして 自由に旅行するのは 私のあこがれでもありますので反対しません。多くに事前情報と安全確保、万が一の時の対応を十分心がけ、準備し、その上で行動する事が まず第一の基本です。そうであれば 身の安全にお金を掛けるのは当然の行為です。
9、爆破テロの恐ろしさは避ける事はできません。しかしホテルでも 幹線道路に面していない、正面玄関は 道路から離れている、入り口までの道がくねくねしており 自動車が直接正面玄関に爆破物を載せてぶつかってくるリスク対策が取られているか ホテルの部屋を選ぶ時も 低層階の道路側は 安全上の観点からは避けた方が賢明です。
10、火災のリスクは全世界どこでも同じですが 基本インドも同じように リスク対策は心がけないといけません。スプリンクラー設備が無い所も多いでし、逃げ場があるか 階段があるかも怪しいホテルもあるのも事実です。自分で確認する事が必要です。
11、如何なるホテルも必ず停電する。これ常識です。一流ホテルでは 非常用のジーゼル発電機が常設されており 早ければ数秒で復旧しますが 個人用の懐中電灯は必須です。ホテルに常設している懐中電灯も 電池切れは普通と思ってください。テレビのリモコン、エアコンのリモコン、懐中電灯の乾電池は 部屋に到着後まずはチェック、無ければ直ぐに 新しいのと交換を要求しないと 面倒になります。
12、地震、火災、緊急時脱出用として インドだけでありませんが 100均で売っている2メートル前後のアサヒもを 鞄に一つ常備。これは最悪時に ホテルの窓枠に回し、窓は閉め、外側に身体をおき、助けを呼ぶときに必要な 最終手段です。また緊急時に役に立つ小道具の一つです。決してプレイや悪用道具ではありませんよ。強いて言えば これに軍手があれば緊急時対策としては十分です。
13、インドのホテルには湯舟が無い。これ基本常識です。例えばニューデリー、グルガオンの一流ホテルと言われている所でも 基本スイーツルームでも無い所が普通ですので シャワーだけで満足しなくてはいけません。インド人の自宅には まずバスタブはありませんので 数千万円の4ベッドルームの高級マンションでもですよ。従いバスタブに浸かりたい人は これを絶対条件として検索しない限り バスタブのはありつけません。結果お値段は高くなりますよ。
14、インドのホテル クーラーは切って寝る。喉を傷め、風邪をひきたくない方は 余程の高温でない限り クーラーは切るか、最小にしておかないと 多くの方が体調を崩します。
15、インドのホテルは インターネット接続は無料が多いが きちんと事前閣確認しないと 高額料金を請求されます。基本無料で契約、チェックイン時に IDとパスワードを教えてもらい、直ぐにログインできる状態に持って行けるようにすることが基本です。それでも なかなか通じない可能性は大いにありますし、最初は慣れないので 苦労します。短期間なら日本のWifiをレンタルするのをお薦めしますが 一番安いのでもい一日400円くらいかな 1ヶ月もいると12,000円になるし 従量制なので たくさん使うと遅くなる。従って基本無料Wifiが付いているホテルじゃないと インドではとても困りまあすので これはホテル選びの基本です。
16、水 多少の知識があれば 日本以外の国で水道水は飲めないと言うのは ご存知かと思いますが インドでお腹を壊すのは それでも 水とあぶらになります。初めての方は 水道水は口に含まない。歯磨きも ホテルに無料でおいてあるミネラル水(実際はミネラル水はまずない、蒸留水(一旦蒸発させる)ではなく)、浄化水(活性炭素等で不純物を除去)したものをパックした水であります。これも 日本でフッ素を使って消毒した水道水よりは 不安が残り、バクテリアなどの細菌が無いかと言うと 疑問が残ります。従い まずは浄化水を使って 部屋にあるポットで沸騰させ、それを浸した水を飲む、使うのが一番安全です。
17、そのくらい気を付けても 初めての方の多くはお腹を壊すことが多いのは 基本的な知識、対策を講じていないからであり 細菌に囲まれた今の世の中では その対策を普通に行うのは常識かもしれませんね。日本から1リットルくらの水は持ってきた方が 安心かもしれません。
18、ましてやインドでは 氷は一切使わない、脂っこい食事は避ける(とはいってもカレーには必ず大量の油と塩分が入っております)、食器はナプキン等で 一拭きしてから使う、なるべく自分の箸、フォーク等を利用する、などなど基本的な対策は 大げさに思えますが インドでのお腹の激痛を経験した人んは 決して大げさではありません。
19、ちなみに日本の下痢薬は一切効きません。出すのは出し、抗生物質で菌を殺すしかありません。ポカリススエット等のスポーツ飲料の顆粒を持参し、パック水で溶かし 水分補給をしてしのぐしか 生き残る道はありません。短期旅行の場合は これで数日寝込むことになりますので 旅行は台無しです。少しの注意と対策で 安全安心の旅行が楽しめます。
20、Norflox-TZ (NTZ)と言う黄色い 大粒の錠剤がおススメです。10錠で100円前後で購入できる薬で 三つの抗生物質が含入されており どれかは効くでしょうって言う優れもの。ちょっと怪しいなって思ったら一粒飲んでおくと 激痛は免れます。街中の薬屋さまず購入できますので 到着後まずは薬屋へ行って購入。これにオドムスと言う蚊対策の塗り薬と一緒に購入がおススメです。
21、空港からホテルへの移動。これは初めての場所で一番最初の心配です。初めてのインド 深夜到着、どこにあるか分からないホテル、お迎えが明確な以外は 多少高くても最初の晩だけは ホテルからの空港ピックアップサービスを利用しましょう。できればホテルにピックアップサービスの付いている宿泊料金が良いでしょう。インド デリー空港は 三つあるターミナルのうち 第三ターミナルが 国際線の到着ターミナルで決まっており、日本他他の国からも同じターミナルです。空港到着ターミナルビルで イミグレと税関(日本のパスポートを見えるように歩く、なるべく段ボール等は使わず、スーツケースで移動、X線検査機はあるが普通は使われない)を通り抜けると 最初の出口(建物内の出口と、建物外の出口の二つあるので注意)からでます。ここは1流ホテルの係員が制服を着て ホテルのロゴをつけた看板に 名前を掲載したプラカードを出すところ、出さない所があります(出さないほうが安全です。ホテルのプラカードで探し当て、自分の名前を印刷した宿泊者リストで特定する方がベター、名前を掲示する場合、悪者がシロタクで誘惑する場合がある)。この係員と 自分のフルネームで確認し、実際に車でホテルまで連れて行ってくれる運転手まで連れていってくれる場合と、運転手がそのまま ピックアップに来ている場合があります。
22、もう一つは暑い建物外で待っているホテルの係員を探す場合もあります。建物内に入るには 100INRが必要で 手続きが必要なので これを避けるホテルは 外で待っています。ここで探すのは中々大変ですが 係員が真面目でずっといるわけでもなく、とにかく探すしかありません。
23、それでも見つからなかったら ホテルに電話して 車を再度手配させるしかありません。その為に ホテルの電話番号と、インドでまず電話が掛けられる携帯は 身を守るためにも準備は必要です。 充電をする事と、インド電話番号は 10桁であり 日本の携帯からは +91に10桁を押すしかありません。中には 11桁で最初に0が付いている番号があります。この場合は0を外して、0があって10桁の場合は 0も付けて+91に10桁です。 +は日本ではあまり使いませんが 0を長押しすると+が出てくるはずですので 一度やってみて下さい。 この種のトラブルを避ける為にホテルに予約したら メールでチェックインの日時、到着のフライト名、到着時間、スーツケースの数を 事前連絡し 確認メールをもらうのが 重要です。かならずホテルのメールアドレスと、10桁の番号、住所、正式名称は メモ帳に記録しておきましょう。2度、3度連絡を取り合うことが安心への第一歩です。
24、何故ホテルのピックアップを頼むか それは他の手段が日本や他の国に比べ 極めて難易度が高いからです。市内に行く地下鉄はあります。第三ターミナルから 相当離れており、初めての方には無理です。バス乗り場、あります。場所はまず分かりません。小銭が必要です。エアコンが無いのが普通です。深夜一人身の女性が乗るには こんな危険な乗り物はありません。日中町中で 集団レイプにあった女性の記事が世界的に公開されたのは数年前にありました。タクシー 流しのタクシー乗り場まで行けません。ウーバー等の スマホで呼べるタクシーは街中では一般的ですが 空港の乗り場は遠く、最初の方には 乗り場まで行くのが大変です。リキシャー これも乗り場まで行けません。空港内は一般の車の乗り入れ、商用車の乗り入れを テロ対策も含め 相当厳しので その分旅行者には不便です
25、唯一おすすめできる(本当はできない)のが Paid Taxiと言うシステムです。事前に前払いで 行く先を行って乗せてもらうシステムです。空港建物の外に購入する場所があり 現金、カードも利用可能ですが、場所が分かりにくい、購入してから 何処に行けば車があるのか分からない、このお金を支払った場所と、運転手との関係が分からない。領収書をきちんともらい、それを運転手に渡すことで 契約が明確になれば良いですが それも怪し。シンガポールなどでは 安心安全で利用できますが インド デリー空港では おすすめしたくはありません。大きなスーツケースを持ち、深夜、35度超える高温多湿のごみごみした空気の中で10分も(まー普通は2-30分はかかるでしょう)我慢できる方は そうそういないはず。これをお金で買う 有効な手段です。
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