インドのお正月Diwali

インドのヒンズー教のお正月に近いものに ディワリと言うシーズンがあり 会社や多くの所が日本の年末年始と同じようにお休みになり お祝いをします。今年は11月13日(金)から16日(月)がお休みです。

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クリスマスシーズンと同じように街中は電飾で飾り 夜はとてもきれいな街並みになります。日本でも最近は個人邸がイルミネーションで飾る所がありますが もっと豪華かな。特にデリーの5階建ての隣と連接している低層階マンション群の所は 屋上から何十本の電飾をたらし きらびやかに 飾ります。

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年末恒例は 日本のお年玉と同じように お年玉に相当するギフトとスウィーツを配ります。インド風のお年玉袋に入れて 日頃お世話になってるお礼の気持ちとこれからもよろしくねって そんな感じの風習です。

今年は昨年疎かにしたので しっかり事前に準備して 皆さんに喜んで貰いました。一番は毎日のようにお世話になっているドライバーです。会社でドラバー付きの車をチャーターしてもらっているのですが(インドの駐在員の多くは このメリットを享受。これが無いと仕事には行けませんので)、日中は妻の用事に付き合ってもらい 朝夕のオフィイスからの送り迎えだけ 私は使っております。まー良くできたドライバーで 私たちは 出来過君と称して お世話になってます。

2013年からインド詣でをしておりましたが やはり一番 ドライバーに苦労し、恐らく20人以上のドライバーを変更し、ようやく 出来過君に到着した次第でした。いつもは寡黙で 欲のない当人ですが 今年はギフトとスウィーツを忘れないでねと 二日前にリマインド。 もちろんその積りでしたが 去年は無かったからと。昨年はジョドプールへ ディワリの休みを使って旅行に行ったので 空港で ちょっとした心づけを上げただけでした。 そう肝心なのが スイーツなんです

BIKANERVALAと言う インドベジスタイル スウィーツ専門店があり ここで 銀箔の付いたのとか ナッツのついたのとか購入しました。とにかく甘いお菓子がインド人は大好きなんですよ。あの辛いカレーの後に甘いスウィーツを食べる これがインドスタイルです。

スウィーツとギフトと言う金一封。これを運転手、ハウスキーパーに渡します。地域コミュニテーを大事にする私達は 同じブロック内でお世話になっているアイロンおねーさん、おじさん、ごみの集配屋さん、アジャコングと呼んでいる怖いおばさんとおじいさん。ブロックの入り口にいる門番さん(ここではチャキダールと言って、固い棒を持って 夜中にカキーン、カキーンって地面を鳴らしながら 見回ってもらいます)達にも渡しに行きました。

富裕層の多いこのコミュニーティーの人たちは皆、家でメイドさんやティーボーイを雇っており、アイロンやごみの集配やさんは メイドサンたちのお付き合いする人たちになっています。その為私たちが直接渡したり 話しかける事はほとんど無い人たちですので 皆驚くやら びっくりしておりました。特にアジャコングは 最初分からないヒンディー語で とにかく金を払えと殴り込みに来たのに、一切払わず帰したものですから 相手もびっくり。一ヶ月200ルピー(約300円)を払わず、サービスアパートの契約をしているエージェントに払わせた外国人は 私達だけ。それでもそれ以降は会えば手をふりにこにこしてくれるようになったんですよ。

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インドのロックダウンの期間半年近くは商売もできず 大変な生活をしていたはずの人たち、カーストのせいでしょうか 恐らく他の仕事に就くこともできずに 最下層の仕事を黙々とやってくれている人たちです。年に一度 ちょっとの気遣い(100ルピー前後のスウィーツ、200ルピーの金一封ですが)、またこれから一年お世話になると思うと 申し訳ない金額でした。 

運転手には奮発しましたよ。他には言うなよって言って 銀箔付きのスウィーツ(800ルピー、1200円)と大台の金一封を渡しました。平均2000ルピーと言う運転手の相場価格は 一様確認しており、色々事情も承知しており、苦労を掛けました。ロックダウンの頃は田舎に引きこもり、家族と数か月過ごすことができましたが 現金収入が無く大変。会社経由エージェントに掛け合って インド政府が命令している様に ロックダウン期間中の解雇や給料の減額はダメと言って、基本給の半額しか払って貰えなかったのを 全額払って貰うように実現してあげました。若いのに子だくさんのお父さん、なんですよ。




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