頬粘膜がん 357日目 身軽になって快適


 頬粘膜癌 3567目。

 血圧 106-73 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 98 %
 脈拍 65 拍/分
 体温 36.3 ℃
 体重 70.8 kg

 首とか鎖骨に入ってた排液用のチューブが今日抜去となった。
 これで取りあえずは体から飛び出すチューブがなくなった。人前に出てもそれほど驚かれずに済むw と言っても、首まわりは左右ともにブラックジャック状態だから見る人が見たら結構びっくりするんだろう。普通の人はどうなのかな。これが手術で頸部郭清したものだと判る人ってそれなりにいるんだろうか。頸部郭清とかじゃなくても首を手術したんだなって分かるものなのだろうか。案外、普通の切り傷みたいに思ってみるモノなのかも知れない。

 あるいは今時の手術跡だと切った後だとは覆われないのかも知れない。
 いずれにしろ、もう知らない状態へは戻れないので、何も前提知識なしに見たときにどう見えるのかってのが判らない。
 まぁ首からチューブ生えててなんか赤いのが流れてたりすると怖いだろうってのは判るがw

 僕もそうだが口腔癌をすると大なり小なり顔が変形する人が多いと思う。

 舌癌をされたかたでも唇まわりとか依然と違ってすこし変形が出たりする。でも言われないと案外わかんないってことはあるらしい。僕は頭頸部がんの集まりとかでお互いに挨拶するとあぁ、そうそう、こういう変形しますよねとかって思う事は良くある。

 僕の場合は左の眼瞼が少し下がった。要するにまぶたがちょっと下がって(垂れ目ぎみ)いる。自分自身では左と右のちぐはぐさだとか以前との違いなんかははっきり分かる。唇周囲も変形しているし、左頬を抉れてしまったままだ。

 だが、どうも周りの一般の肩は僕が僕自身に感じるほどには変形は感じないらしい。


 そもそも人間の顔ってのはそれほど整ったものでもない場合が多いのだからね。

 僕の場合はもともと美しい整った顔をしていたわけではないので、崩れた顔が余計に多少崩れてもそれほど替わりはあるまいという事なのかもしれない。

 左の目尻が下がった事で、以前よりも顔つきは険しくなくなったかも知れないw


 朝食に出る牛乳でカフェオレを淹れるのは毎日の習慣になっている。

 横に置いてあるのは昨日家族が見舞いに来てくれたときに持ってきてくれたおやつのひとつ。もう一つ絹ごしプリンなるものがあったが、とっくの昔に僕の胃袋の中に消えている。バームクーヘンは、高級なものになればしっとりしているのでつまんで潰して固まったところを口に放り込めるので食べやすくて痛くない食べ物だ。安いやつだとつまんで潰すところで粉だらけになってばらけてしまう。

 高級なものの方が僕にはお似合いなのである。


 一応今日も3速すべて完食だ。

 今日は昨日に比べて唾液の出が良いのでは無いだろうか?

 サラジェン錠の処方を増やしてもらったというのも関係しているのかもしれないが、首のチューブを外したり、気管切開のチューブを外したりと、体の外へと水分が漏れ出してしまうシステムがなくなると体に保存される水分量が増えて快適にJALとか・・・・・・ってほどのものじゃないよねw


 取りあえずは首からの排液を溜めるケースをぶら下げるためにポシェットみたいなものを常に首からぶら下げていたんだが、その紐が首と擦れて結構痛かった。このままあと数日つるしてるとすりむけちゃうかなぁと思っていた所だったので助かった。


 術後数日経ってようやく薬剤科より預けてあったサプリ類が戻ってきた。

 お許しが出たらしいw

 とにかく、口の中のざらつきが少し楽なので助かる。

 このまま明日もしっとりした状態でいければいいのだが。


 明日から、肩関節のリハビリ開始の予定。

 今日、担当の先生が病室を覗きにきて下さった。ありがたい事である。肩が痛くて旨く眠れないので少しでも楽になるといいな。



 今日もいい1日であった。


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