頬粘膜がん 155日目 花見団子


 頬粘膜癌、155日目。

 血圧 121-69 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 70 拍/分
 体温 36.6 ℃
 体重 73.7 kg

 日曜日、お義母さんのお見舞いに市民病院へ。
 予約などがないとタブレットでの面会もできない現状である。すでに、緩和ケアの病院には連絡済みなので受け入れの体制が整えば転院となるのだが、きっと本人は慣れた今の病院が気に入っているんじゃ無いかと思う。
 僕が同じ立場ならばできれば転院しないですめばと思う。そういう意味では現在の保険の仕組みでは実現できない事も多い。
 逆に、いつ案内があるか分からないから自宅にいて電話がなると緩和ケアの病院からの連絡なのか、あるいは市民病院から急変があったという連絡じゃないかとドキドキする。体外はどうでもいいような電話での営業案内だったりする。

 そういえば、最近かかってきた営業電話でなかなかなのがあった。
 ソーラーを導入している家への営業で、古いタイプの太陽光パネルの家に蓄電池タイプへ追加工事しないかという案内をしている。まぁ家は蓄電タイプではないのであまった電力は売電として使っているわけだがソーラーの発電面積が狭いので売電量もとても少ない。言ってみればほとんど自分で使い切っているという状況だ。
僕 :「設置面積が小さいのでほとんど売電にもなりませんしね」
業者:「実質負担無しでローンで支払いを組みます。蓄電池にすると自宅での電気の利用が効率的になりお得で・・・・・・」
僕 :「ローン組むとか無理かな。去年がんになってステージ4なんで先の事とか考えられないのでローンとかねw」
業者:「実質負担なしで運用できるので・・・・・・○○が△△して・・・・・・」
人の話を聞かない営業は最低レベルだ。相手の欲しいものを提供するのじゃなく、自分が売りたいものの事だけしか考えられてないっていう。聞いてて嫌になるタイプである。
僕 :「いや、だからですね。がんになったばかりで、来年生きてるかわかんないのにローンとか組めないでしょう?」
業者:「えぇとご負担は実質かからないで・・・・・・」
僕 :「必要ないので切っていいですか?」
ってな具合で人の話を聞かないというのは最強かもしれない。

 お義母さんのお見舞いに行った後にちょっと挨拶に行く先に持っていく菓子折を購入。一緒に自分用のおやつに花見団子1本と、かりんとう饅頭を1個購入。

 スーパーで昼用に、醤油とんこつのらーめん(2食用)と角煮チャーシュー、ほか野菜などを購入して帰宅。

 昼はスーパーでゲットしたらーめんに冷凍のほうれんそうとゆでたまご、角煮チャーシューをトッピングしたらーめんをいただく。まずまずおいしくいただけたと思う。微妙に味が変かもしれないがそれでもそれなりに美味しいんだから良しとしよう。

 夜は、薄味の鍋を作ってもらって調味料の味変でいただいた。

 塩が分からなくて、醤油はほんのり分かる。味噌はそれなりに味噌っぽい味がするという状況で、試してみたらコチジャンとか、ゆず味噌とかやはり味噌ベースの塩味はなんとなく分かるっぽい。
 鰹節系統の味も大丈夫なので鰹風味のふりかけも買ってある。昨日購入して食べてみたら大丈夫だったのは懐かしい食べラー。塩味が少なめのあっさり味な感じになるが、にんにくの風味があり油分もありでどうしてもカロリー少なめになってしまう昨今の僕には丁度良いかもしれない。
 いろいろ試しながら少しずつ食べられるものも増えてきた。

 実は、舌の状態はここ1週間でかなり良くなってきている。爛れた部分が収まって、舌に当たってもあまり痛くないし塩味や酸味がしみないで食べられるようになった。
 まぁ塩味酸味は舌は大丈夫になったのだが、頬の凹んだ部分が侵食を進めている唇の裏側とかは逆にしみるようになってしまってそっちが痛くなってきているw あちらがよくなれば今度はこちらかという感じだがそれでも以前からみたら食事時の痛みは激減したと言える。ありがたいことだ。


 花見団子とかりんとう饅頭は晩御飯の後にデザートとしていただいた。

 今日もいい1日であった。


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